ボールパイソン ミスティックは、色と模様に影響を与える不完全優性(顕性)のカラー/パターンモルフです。

体の基調となる色は、暗褐色、黒褐色をしています。
また、体の側面のエイリアン柄の間には、白色や薄い黄色の炎のようなハイライトが腹面から上がるように確認できます。

体の模様は、エイリアン柄の２つの黒いスポットは１つにまとまり、モハベと同じような模様を示します。
見た目は、鍵穴や栓抜きのような形をしています。
また、エイリアン柄の色は、明るい黄土色を示します。

ミスティックは、スーパー体はになるとダークシルバーのような体色を示します。
ブルーアイリューシスティックの中では、最も黒みがつよい傾向があります。

また、スーパーミスティックの特徴として、エイリアン柄が大幅に小さくなり、白濁色のようなうっすら黄色がかった白を示します。
また、背中にはストライプが入る特徴があります。

出典：Serpentine Enterprises / morphmarket

さらに、ミスティックは、他のブルーアイリューシスティックと組み合わさることでさらに、真価を発揮します。
特に有名な組み合わせは、モハベとの組み合わせでミスティックポーションと呼ばれます。
見ての通りですが、体色が紫色を示し、背中には白色のストライプが入るという綺麗な表現を示します。

出典：Serpents Of Triton / morphmarket

ミスティックは、ファントムという遺伝子と同じではないかと言われています。詳しくは下の、ミスティックとファントムについてご覧ください。

ボールパイソン ミスティックは、2005年にAnthony McCainによって発見されました。

また、ミスティックが発見された４年後の2009年Anthony McCainはスーパーミスティックの繁殖に成功し、ミスティックが不完全優性(顕性)遺伝であることを証明しました。

ミスティックとファントムですが、以下のような理由から、多くのブリーダーが同じ遺伝子のライン違いではないかと考えています。

■ スーパー体の表現が似ている

スーパーミスティックとスーパーファントムは同じような表現を示します。以下写真

出典：Serpentine Enterprises / morphmarket

出典：Canadian Reptile Adventures / morphmarket

※ ミスティックやファントムのスーパー体のそもそもの個体差は無視しています。

■ モハべやレッサーなど他のBELとの組み合わせた時の表現が似ている。以下写真

出典：Serpents Of Triton / morphmarket

出典：Bobs Balls / morphmarket

出典：Superior Scales Reptiles / morphmarket

出典：Coastal Creatures LLC / morphmarket

■ ミスティック ファントムの表現が、どちらとものスーパー体と似ている

ミスティック×ファントムを交配を行った際、スーパーミスティックとスーパーファントムのような個体が生まれるのがわかっています。
また、ミスティック or ファントムが生まれた際、どちらの遺伝子であるか現状判別する方法がありません。

出典：BlindStryke Exotics / morphmarket