モハベとレッサーは、どちらも「青い目の白蛇」を作る素材として知られているモルフです。ただ、素材を1つ持っているだけでは白蛇は出ません。同じ場所をめぐる変異を、オスとメスの両方にそろえる必要があります。
当店が公開している交配記録は38件です。そのうち親のどちらかがこのグループのモルフを持っているクラッチは16件。ところが両方の親に書かれている組み合わせは、1件もありません。個体ページを出している311匹の登録名を見ても、モハベが32匹・レッサーが14匹いながら、このグループのモルフが2つ入った個体は0匹です。
この記事では、まずモハベとレッサーを単体で見分ける手がかりを整理します。模様の形で見るのがモハベ、頭と色の抜け方で見るのがレッサーです。そのうえで、対立遺伝子として計算するとはどういうことかを当店のモルフ計算機の実際の表示で確かめ(設定上の問題も含めて)、2026年に出た査読論文が、どこまで言えてどこから先は言えていないのかを分けて読みます。
もうひとつ、レッサーとバターの扱いが2025年に変わりました。長いあいだ「同じ遺伝子の別ライン」とされてきた2つについて、遺伝子検査の会社が「別のトレイト」だとする結果を公表し、MorphMarket の Morphpedia はそれに合わせて記述を書き換えています。一方で World of Ball Pythons は今も「遺伝的に同一」のままです。この異同を独立に確かめた査読資料は、今回調べた範囲では見つかりませんでした。そして当店のサイトの中でも、図鑑・用語集・記事・計算機で書いてあることが違っています。どこがどう違うのかを、全部並べました。
目次
鍵穴のモハベ、にじむレッサー
モハベとレッサーは、どちらも1つ持つだけで見た目が変わるモルフです。並べると、変わり方の向きがはっきり違います。MorphMarket の Morphpedia は、部位ごとに次のように書いています。
モハベの胴「キーホール(鍵穴)模様に覆われる。ノーマルのエイリアンヘッドがふつうは2つの『目』を見せるところ、モハベは1つになる」
モハベの頭「ふつうは濃い褐色から黒。ときおり頭頂がわずかに褪せ、目を通るストライプはノーマルより明るい黄色になる」
レッサーの胴「通常は、たいてい黒い『パズル』模様に沿って強いブラッシングが広く乗り、そのあいだに明るい黄色〜オレンジのエイリアンヘッドが並ぶ」
レッサーの頭「ふつうは明るい褐色一色に覆われ、首のほうにわずかなブラッシングの染みが出る程度」
どれも「ふつうは」「たいてい」が付いています。原文も usually / normally で書かれていて、言い切ってはいません。見た目だけでモルフを確定する方法ではなく、個体差の中の傾向です。
当店の図鑑も同じところを見ています。モハベは「模様は通常のエイリアン柄の2つ目が1つになり、鍵穴のような表現をしています」、レッサーは「ヘッドスタンプはあまり確認する事ができず、首付近がわずかに明るくなっている程度です」。つまり模様の形で見るのがモハベ、頭と色の抜け方で見るのがレッサー、という分かれ方です。
ブラッシングというのは、黒い部分の色が抜けて周りより淡く見える出方のことです。ベタ塗りだったところが、にじんだように薄くなります。レッサーはこれが全身に広く出ます。
頭の色は、文章より幅があります。Morphpedia はレッサーの頭を「ふつうは明るい褐色一色」としていますが、当店の図鑑のレッサーのページに載っている写真は、頭頂が濃いオリーブ褐色で、吻先から目の下を抜ける明るい帯がはっきり出ています。この記事のアイキャッチも、図鑑のその写真に合わせて描いたレッサーのイラストです。頭が濃いというだけで「これはレッサーではない」と判断しないでください。
腹が白いのは、どちらも同じです
いっぽうで、腹だけを見ても二つは分かれません。Morphpedia はモハベの腹を「ふつうは完全に白く、模様を欠く。ただし暗い『筋』が出ることもある」、レッサーの腹を「きれいで澄んだ腹になりやすく、あっても印はごくわずか」と書いています(原文は tends to have)。World of Ball Pythons のモハベの説明も「a complete white underbelly(完全に白い腹)」を特徴に挙げています。当店の図鑑も両方を白い腹として記載したうえで、モハベについては「少し黒色のくすみが確認できる個体もいます」と添えています。
つまり腹の白さは、モハベとレッサーを選り分ける手がかりにはなりません。コンプレックスのほかのモルフまで同じかどうかは、今回調べた資料では確かめていません。
モハベの始まりは、野生で見つかった1匹だとされています
Morphpedia のモハベのページには、こう書かれています。「モハベは2000年に The Snake Keeper(TSK)がはじめて飼育下で再生産した。元のモハベは1999年に地元の卸業者から入手したものだった」「野生で見つかったモハベは今のところ1匹だけで、ホビーにいるモハベはすべてこの1匹の子孫である」。
当店の図鑑も、「1999年にアフリカから輸入された 1 頭のワイルド個体が起源とされており、野生で確認されたモハべはこの個体のみと言われています」と、同じ向きのことを書いています。入手先の書き方だけが違います――Morphpedia は「地元の卸業者」、当店の図鑑は「アフリカから輸入された」です。
この2つは、独立した2件の記録ではありません。当店の図鑑のモハベのページは、出典欄に MorphMarket と書籍を挙げています。年の根拠をたどっても、独立した裏付けは出てきません。Morphpedia の「2000年」に付く脚注は World of Ball Pythons を指していますが、World of Ball Pythons のモハベのページに年の欄はありません(レッサーとバターのページには「2001」が入っています)。「1999年に地元の卸業者から」に付く脚注のほうは、作出者である The Snake Keeper ではなく Ralph Davis Reptiles のサイトです。「野生で1匹だけ」についても、別系統の裏付けは見つけられませんでした。独立に確かめられたのは、World of Ball Pythons も作出者を The Snake Keeper としていることまでです。
レッサーは「プラチナほどではない」という意味です
レッサーのほうは、名前そのものが由来を説明しています。Morphpedia によると、Ralph Davis が「プラチナ ダディ」と呼ばれていたオスを複数のノーマルのメスに掛けたところ、父親に似ているが、退色がそこまで強くない子(原文は less intense fading)が出ました。これを「レッサー プラチナ(Lesser Platinum)」と名付けた、というのが始まりです。lesser は「より少ない」「〜に劣る」という意味の語です。
ここは、当店の図鑑と向きが逆です。図鑑のレッサーのページは「誕生したベビーの子の方が、『プラチナ ダディ』より明るい表現をしていたため『レッサー プラチナ』と名付けたと言われています」としています。Morphpedia の「退色が弱い」は親より暗いという意味なので、明暗が反対になっています。どちらが正しいかは、今回の資料では決められませんでした。
そのあと2003年までに、Davis がレッサーとファントムを掛けてBELを出し、レッサーがブルーアイリューシスティックコンプレックスに属することが確かめられました(原文は「By 2003」)。当店の図鑑も、同じ順番でこの経緯を書いています。
この交配は、Morphpedia のファントムのページにも残っています。そちらの書き方はもう少し具体的です。2003年のこととして「彼はゴブリンのオスにその年の繁殖を休ませた」と書いたうえで、続けて「『ファントムは見た目がとても地味だから』と期待せずに、レッサーのオスを2匹のファントムのメスに掛けた。ところが、どちらのクラッチもブルーアイリューシスティックを出した」としています。2クラッチとも出ています。
年が食い違って見えますが、別のことを指しています。Morphpedia のファントムのページは、作出年の欄を2005年としています(脚注は World of Ball Pythons)。一方で本文のほうは、2003年のレッサーとの交配、2005年のスーパーファントムの作出、という順で書いています。作出年として登録されている2005年は、スーパーファントムが出た年のほうに重なります。どちらが「発見」なのかは、この記事では決められませんでした。
Morphpedia はもう1つ、Davis が元のプラチナのオスについて「ハイポっぽい見た目に効いている別の『隠れた遺伝子』を持っているのではないか」と疑っていたとも書いています。この脚注が指しているのは Ralph Davis Reptiles 自身のサイトです。当店の図鑑にこの記述はありません。
BELになるかは、両親から受け継ぐ変異の組み合わせで決まります
モハベもレッサーも不完全優性です。その変異を1コピー持てば見た目に出て、2コピーそろうとスーパー体になります。そのスーパー体が、青い目の白蛇――BEL(ブルーアイリューシスティック)です。
レッサーのスーパー体については、図鑑サイトが2件ともBELだと書いています。Morphpedia が「そのスーパー体はブルーアイリューシスティック(BEL)である」、World of Ball Pythons が「The homozygous form of the Lesser ball python is the Blue Eyed Leucistic(レッサーのホモ接合体がブルーアイリューシスティックである)」です。スーパーモハベについては、この2サイトに同じ書き方がありません。後述する2026年の論文が、BELの写真の内訳として「A は BEL(モハベ×モハベ)」を挙げています。
ここで効いてくるのが対立遺伝子という関係です。生き物は、染色体の同じ位置にある遺伝子を、父と母から1つずつ受け継ぎます。その位置に入りうる形違いの遺伝子どうしを、互いに対立遺伝子と呼びます。ノーマルの個体も、その位置にふつうの形を2つ持っています。モハベとレッサーは、この同じ位置に入る別々の変異です。だから「父からモハベ、母からレッサー」という受け継ぎ方でも、2つともが変異になります。だからモハベ × レッサーでもBELが出ます。同じ位置をめぐる仲間は、MorphMarket の Morphpedia が今のところ11件を登録しています。
Morphpedia の11件バンブー/バター/ヘテロダディ/ハニー/レッサー/モカ/モハベ/ミスティック/ファントム/ルッソ/スペシャル
同じ「BELコンプレックス」でも、何を入れるかが資料で違います。当店の図鑑にはヘテロダディとモカのページがなく、計算機ではバター・ミスティック・モカにコンプレックスの設定がありません

ただし2つそろえば必ず真っ白になる、というわけではありません。父と母から受け継いだ2つがどちらもこのコンプレックスの変異だったとき、何色になるかは、その2つの組み合わせで変わります。当店のBELコンプレックスの記事は「必ずBELコンプレックスだからと言って真っ白い表現になるわけではなく、遺伝子の組み合わせによってはいろんな模様や色味が現れる場合もあります」として、15組を写真つきで並べています。モハベとミスティックの複合個体(Mystic Potion)、モハベとファントムの複合個体(Purple Passion)は淡い紫、モハベとスペシャルの複合個体(Crystal)は淡い黄色、という具合です。ヘテロダディにいたっては「他のBELコンプレックスと合わせても白い表現のボールは生まれません」と書かれています。組み合わせごとの見た目は、そちらで確かめてください。
目の問題が報告されています。Morphpedia はレッサーのページの Issues 欄に「スーパーレッサー(レッサー × レッサー)は、ときに目が大きく飛び出した状態、いわゆる『バグアイ』を示す」と書いています。当店の3ページは、ここにバターを足しています。BELコンプレックスの記事は「レッサー × レッサー or レッサー × バターの組み合わせ」を挙げ、図鑑のレッサーは「上記現象は、バター × レッサーでも発生する可能性が確認されています」、図鑑のバターは「バター×バターの組み合わせは、目に異常をきたす(Bug Eyes)リスクがあるともよく言われる」としています。ただし、外部の資料で確かめられたのは Morphpedia のスーパーレッサーの記載だけです。バターを含む組み合わせについては当店の3ページが書いているだけで、組み合わせごとの発生率も、目以外への影響も、今回の資料では確かめられませんでした。ほかの組み合わせのほうが安全だと確かめられたわけでもありません。スーパー体を狙うなら、ここは確かめられていないものとして扱ってください。
ひとつ断っておきます。同じBELコンプレックスの記事は、スーパー体 × パイボールドで出ることがある小眼について「飼育面で大きく影響が出る問題ではない」「1つの特徴と捉えて」と書いています。この判断を支える獣医学の資料は、今回見つけられませんでした。同記事を読むときは、そこは確かめられていないものとして読んでください。
2026年に、BELの候補遺伝子を報告した論文が出ています
BELについては、2026年に査読誌に載った論文があります。タイの Rangsit 大学の Kumsiri と Kanchanaphum が Brazilian Journal of Biology に出したもので、EDNRB(エンドセリン受容体B型)という遺伝子が、BELの白と青い目の候補遺伝子だと報告しています。
調べたものタイのブリーダー2軒から集めた脱皮殻16匹ぶん。内訳はノーマル4匹・BEL 4匹・「プラチナコンプレックス」8匹
結果EDNRB の Ct 値の平均は、ノーマルが25.35±0.14、プラチナコンプレックス群が28.35±0.38。BELでは増幅産物が出ませんでした
読み方ノーマルは2本とも正常な EDNRB を持ち、コンプレックス群は片方だけ、BELは正常な EDNRB を欠いている――というのが著者らの解釈です
この論文が「プラチナコンプレックス」として挙げているのは、モハベ・バター・レッサー・ルッソ・ファントム・スペシャル・バンブーの7つです。ここまでこの記事が書いてきた仲間と重なります(Morphpedia の11件からは、ミスティック・モカ・ハニー・ヘテロダディが落ちています)。ただしこの7つは、グループの説明として挙がっているものです。論文はコンプレックス群の8匹を解析していますが、モルフ別の内訳も、モルフごとの比較結果も示していません。
BELの写真の内訳は「A は BEL(モハベ×モハベ)、B は BEL(バター×バター)、C は BEL(バター×モハベ)、D は BEL(ファントム×モハベ)」です。バター同士でも、バターとモハベでもBELになる、という組み方が図として出ています。
モハベが入るかどうかで、白の出方が違うとも書かれています。原文は「両親ともモハベであるBEL、いわゆるスーパーモハベは、頭に淡い黒が残る。これに対して、両親がモハベを持たないBELは全身が真っ白になる」。Discussion の中の記述で、交配条件を振り分けて確かめた結果ではありません。なお、同じ論文が「D は BEL(ファントム×モハベ)」としている組み合わせを、当店のBELコンプレックスの記事はPurple Passion と呼び、「淡い紫」としています。呼び方も、何色と書くかも、資料によって違います。
この論文で決まったことと、決まっていないことを分けてください。
匹数16匹(各群4匹・4匹・8匹)。コンプレックス群の8匹が、それぞれどのモルフだったかは本文に書かれていません
測ったもの脱皮殻から取った DNA を鋳型にした qPCR です。Introduction には「qPCR を使って EDNRB の発現を調べる」と書かれていますが、実際に測っているのは DNA の増幅で、RNA もタンパク質の働きも測っていません。「遺伝子が働いているか」ではなく「その配列が増えるか」を見た実験です
Ct の差ノーマルとコンプレックス群の差はおよそ3サイクルです。増幅効率を100%(毎サイクルちょうど倍になる)と仮定すると、1サイクルの差が鋳型2倍、3サイクルの差は約8倍にあたります。この論文に増幅効率を確かめた記載はありません。いずれにせよ「正常なコピーが2本と1本」という解釈は、この差から直接は出てきません
増幅なしBELで産物が出なかったことは、遺伝子が丸ごと無いことの証明ではありません。プライマーが結合する場所が違うだけでも起こります。著者ら自身、欠失かどうかは今後シーケンスかコピー数解析で確かめる必要があると書いています
プライマーボールパイソンの EDNRB の配列が無いため、ウマの配列をもとに設計されています
触れていないことレッサーとバターが同じ遺伝子か別の遺伝子かは、調べていません。コンプレックス群8匹をまとめて解析していて、モルフ別の内訳も比較結果も示していません。写真の説明でも「B は バター、またはレッサー」と1枚にまとめています
同じ著者らは、アルビノとパイボールドについても同じ手法の論文を出しています。別のモルフを対象にした別の研究なので、BELのこの結果を裏付けた追試ではありません。著者が同じだから疑わしい、という話でもありません。EDNRB は候補として挙がった、というところまでです。
当店の計算機に入れると、こう出ます
対立遺伝子かどうかで、子の出方がはっきり変わります。当店のモルフ計算機に実際に入れた結果です。
モハベ × レッサーレッサー モハベ 25%/モハベ 25%/レッサー 25%/ノーマル 25%。この「レッサー モハベ」がBELです。
モハベとレッサーを両方持つ個体 × ノーマルモハベ 50%/レッサー 50%。ノーマルも、「モハベ レッサー」も出ません。同じ位置の2つのうち、どちらか片方しか渡らないからです
下の行が、対立遺伝子として扱われていることの目印です。別々の位置にある遺伝子を1つずつ持つ個体なら、ノーマルと掛けると4通りが出ます(2つの位置が独立に分かれる場合です)。2通りしか出ないのは、計算機がその2つを同じ位置として設定しているからです。実際の交配で確かめた結果ではありません。考え方そのものは、当店の対立遺伝の記事に詳しく書いてあります。
計算機は結果を遺伝子の名前で返します。「レッサー モハベ」とは出ますが、「BEL」とも「白蛇」とも書きません。名前を見ただけでは、それが真っ白な個体だと分かりません。少ない匹数では割合が期待どおりに見えないことも含めて、読み方はモルフ計算機の使い方に書きました。
レッサーとバターが同じかどうか、2025年に扱いが変わりました
レッサーを調べていくと、必ずバターが出てきます。この2つは長いあいだ「同じ遺伝子を、別のブリーダーが別の時期に見つけただけ」として扱われてきました。
World of Ball Pythons は、2026年10月27日に見た時点でもその立場です。バターのページは「Butters are genetically identical to Lesser ball pythons, yet descend from a different, wild-collected bloodline.(バターはレッサーと遺伝的に同一だが、別の野生由来の血統から来ている)」と書いています。遺伝子検査の欄も、レッサーのページとバターのページの両方が「Butter-Lesser」という1つの名前です。MorphMarket のコミュニティにある対立遺伝子の一覧(最終更新 2022年9月17日)も、バターを「同じモルフの別名」の側に置いています。
ところが、Morphpedia のレッサーとバターのページ(どちらも最終更新は2025年7月5日)は、書き換わっています。
Morphpedia の現在の記述原文は「In May 2025, Rare Genetic Inc (RGI) released results confirming that Butter and Lesser are genetically distinct traits(2025年5月、Rare Genetic Inc がバターとレッサーは遺伝的に別のトレイトであると確認する結果を公表した)」
挙げられている根拠同社の Facebook 投稿と YouTube の回。この回は「"Butter Believers" Were Right! - Reptile Genetics Weekly Ep 116」で、公開日は2025年7月1日。話しているのは Rare Genetics, Inc. の Dr. Ben Morrill です。Morphpedia の本文は「2025年5月」、動画の公開は7月1日です(Facebook 投稿のほうは内容を確認できていないので、どちらが発表の日かは分かりません)
ただし同じページにバターのページの History には、書き換え前からの引用がそのまま残っています。「Genetically butters are considered a separate line of the same mutation as the lesser.(遺伝的にはバターは、レッサーと同じ変異の別ラインと見なされている)」――Peter Kahl Reptiles の記述です。1ページの中で、新旧の立場が同居しています
この結論を独立に確かめた査読論文は、見つけられませんでした。出どころは、遺伝子検査を売っている会社が自社の検査開発の中で出した結果です。前の節で挙げた2026年の論文も、この問いには答えていません――コンプレックス群8匹をまとめて解析していて、写真の説明も「バター、またはレッサー」と1枚にまとめたままです。BELの遺伝そのものについて査読資料が無い、という意味ではありません。今回見つからなかったのは、レッサーとバターの異同を独立に検証した資料のほうです。
いま各サイトに載っているのは、次の状態です。どれが新しくてどれが古いかは分かりますが、2025年の発表に反論している資料があるわけではありません。
Morphpedia2025年の発表を反映して「別のトレイト」。ただし同じページに、旧来の「同じ変異の別ライン」という引用も残っています
World of Ball Pythons2026年10月27日に見た時点で「遺伝的に同一」のまま。更新日の表示はありません
MorphMarket のコミュニティの一覧「同じモルフの別名」のまま。最終更新は2022年9月17日と本文に明記されていて、2025年の発表より前のものです
ただし混ぜてはいけないのは、「別のトレイトかどうか」と「同じコンプレックスかどうか」は別の話だという点です。Morphpedia は書き換えたあとも、バターをブルーアイリューシスティックコンプレックスの11件の中に数えています。同じ位置をめぐる別の形、という扱いです。バター × レッサーでBELが出るという部分は、どちらの立場でも変わりません。
当店のページどうしでも、書いてあることが違います
そのうえで、自分のところを出しておきます。当店のサイトの中だけでも、この件についての書き方が6か所で違います。
図鑑のレッサーのページ「バターとレッサーが同じ遺伝子であるか否かの記載は控えさせて頂きます」——判断を保留しています
図鑑のバターのページ「バターとレッサーは同じ遺伝子で別ライン(系統違い)と位置付けている人が多いようです」
用語集のレッサー・バターのページどちらも「同じ遺伝子座の異なる対立遺伝子」と言い切っています
BELコンプレックスの記事コンプレックスの一覧で「・Lesser (レッサー) or Butter (バター)」と、1行にまとめています
対立遺伝の記事同じように「レッサー / バター」を1行にしていますが、「ファントム / ミスティック」「ハニー / モカ」も同じ書き方で並べています。束ねているのはバターとレッサーだけではありません
モルフ計算機バターを別の遺伝子座として計算します(後述)
食い違っているのは、この軸だけではありません。同じページを読み比べると、ほかにも次の3つが出てきます。
バターの作出者用語集のバターは「2001年に Gulf Coast Reptiles(Allen Sowle)が初繁殖した」。一方、当店の図鑑も Morphpedia も World of Ball Pythons もReptile Industries(Mark & Kim Bell)としています
遺伝形式この記事は不完全優性と書きました(Morphpedia・World of Ball Pythons・当店の図鑑が、いずれも遺伝形式の欄を Incomplete Dominant としているため)。用語集のモハベ・レッサー・バターは「共優性遺伝モルフ」、対立遺伝の記事も「共優性遺伝子のグループ」です。World of Ball Pythons にいたっては、レッサーのページの欄が Incomplete dominant、同じページの説明文が「a base, Co-Dominant Morph」になっています
バターの年図鑑のバターのページは、本文で「2001年に発見され」と書きながら、発見年の欄が2003年になっています
ここまでに挙げた当店の記述は、どれも原文のまま引用しています。参照した既存ページは、今回いずれも更新していません。どこを見たかで結論が変わるので、繁殖計画を立てるときは「いつ書かれたものか」を見てください。
バターとミスティックを含む組み合わせでは、当店の計算機の結果をそのまま使わないでください。計算機が同じ位置として計算しているのはモハベ・レッサー・ファントム・ルッソ・スペシャル・バンブー・ハニー・ヘテロダディの8モルフで、バター・ミスティック・モカはここに入っていません(この8つという数は、モルフ計算機の使い方にも書いてあります。データ上は16項目ありますが、モルフごとに「1コピー」と「2コピー=スーパー体」の2項目があるためです。たとえば「ヘテロダディ」と「ダディ」は、同じ項目の1コピーと2コピーです)。このうちバターとミスティックは、当店の図鑑がブルーアイリューシスティックコンプレックスとして記載しているモルフです(モカは図鑑に項目がありません)。本来なら同じ位置にある2つが、別々の位置にあるものとして計算されます。そのため「モハベ バター × モハベ バター」と入れると、「スーパー モハベ スーパー バター」という、本来ありえない結果が1/16で表示されます。
当店のモルフ計算機に実際に入れた結果。左は同じ位置として、右は別の位置として計算されています

当店の交配記録38件の親の表記に、BELになる組み合わせはありません
ここまでの話を、当店が公開している記録で確かめます。交配記録のページに出しているクラッチは38件です。そのうち、親のどちらかがブルーアイリューシスティックコンプレックスのモルフを持っているクラッチは16件あります。
ところが、両方の親が持っている組み合わせは、1件もありません。親の欄に出てくるのは、延べでモハベ8回・レッサー4回・スペシャル2回・ミスティック1回・バンブー1回です。相手側の登録名には、このコンプレックスのモルフが1つも書かれていませんでした。
交配記録のページに出していない交配もあります。個体ページの「親」の欄には、38件に入っていない組み合わせも書かれています。そこから、コンプレックスのモルフ名を含む親の表記を重複を除いて数えると11種類ありました(個体ページの記載を 2026年10月27日時点で集計。同じクラッチが表記違いで2つに分かれているものを含むので、交配の件数ではありません)。この11種類にも、両親ともにコンプレックスのモルフが入っているものはありませんでした。
公開している個体のほうも同じです。個体ページを出している311匹の登録名(日本語名と英名のどちらか)を見ると、モハベが入るのが32匹、レッサーが14匹。そのうえで、コンプレックスのモルフが2つ入っている個体も、コンプレックスのスーパー体の表記が付いた個体も0匹でした。登録名で見た結果なので、遺伝子を調べて確かめたものではありません。
親の登録名に、このコンプレックスのスーパー体が入っているクラッチは1件あります。スーパーミスティックです(Lil25029、2025年9月15日産卵・11月13日孵化、4卵4匹)。ただし相手のオスはこのコンプレックスのモルフを持っていません。母親から渡るのは2つのうち片方だけなので、理屈のうえでは、この4匹は全員ミスティックを1つだけ持つ個体になります。BELは出ません。この4匹と Lil25029 を結びつける記載は個体ページ側に無いので、確かめたのはクラッチの親と卵数までです。
条件は、買った匹数ではなく両親の遺伝子の中身です。モハベを、このコンプレックスのモルフを持たない相手と掛けても、その組み合わせからBELは期待できません。すでに相手側を持っているなら、迎えるのが1匹でも狙えます。当店の公開記録で確かめられるのは親のモルフ表記までで、該当する16件はいずれも、片方の親にしかコンプレックスの表記がありません。残る22件は親にコンプレックスのモルフが1つも入っておらず、この話について何も示していません。
迎えるときに確かめること
レッサーか、バターか販売名がどちらなのかを確かめてください。同じと見なす資料と、別と見なす資料の両方がある以上、血統をたどれるようにしておくほうが安全です
すでに持っている個体は何かBELを目指すなら、相手側にコンプレックスのモルフが入っているかが先です。入っていなければ、何匹掛けてもBELは出ません
スーパー体を狙うかバグアイの報告があります。当店の記事と図鑑はレッサー × レッサー/レッサー × バター/バター × バターの3組について書いていますが、今回、外部の資料で確かめられたのはスーパーレッサー(レッサー × レッサー)だけです。ほかの組み合わせが安全だと確かめられたわけでもありません。BELコンプレックスの記事に、ほかの注意点もまとめてあります
表記と実際モルフの表記は、実物と食い違うことがあります。イエローベリーの「ヘテロ」として飼い主が申告した130匹を査読論文が遺伝子型判定したところ、正しかったのは98匹、1匹はスパークのヘテロ、残り31匹は、調べた変異がどれも検出されませんでした(合わせて32匹、論文は「およそ4匹に1匹が誤表示」とまとめています)。これはイエローベリーの話で、BELコンプレックスの販売名の誤り率ではありません。経緯はイエローベリーの記事に整理しました
まとめ
見分け方モハベは模様の形(エイリアン柄の目が1つになり鍵穴になる)、レッサーは頭と色の抜け方(ヘッドスタンプがほぼ消え、全身にブラッシング)。どちらも「ふつうは」が付く傾向で、腹の白さは手がかりになりません
由来モハベは2000年に TSK が初繁殖。野生で見つかったのは1匹だけだとされています(独立した裏付けは取れませんでした)。レッサーは2001年に Ralph Davis が証明。名前の由来は「プラチナほど退色しない」ですが、当店の図鑑は明暗を逆に書いています
BEL父と母から1つずつ受け継いだ変異が、特定の組み合わせになったときに出ます。モハベ × レッサーでも出ます。ただし組み合わせによって色が残り、白にならないものもあります。Morphpedia が登録している仲間は11件
査読論文2026年にEDNRB をBELの候補遺伝子として挙げた論文が出ました。ただし脱皮殻16匹の、DNA を鋳型にした qPCRで、発現も機能も測っていません。レッサーとバターの異同にも触れていません
バター長年レッサーと同じとされてきましたが、2025年に Rare Genetics, Inc. が別のトレイトだと公表し、Morphpedia はそれに合わせて書き換えました。World of Ball Pythons と、2022年更新のコミュニティの一覧は「同一」のままです
当店のページこの件についての書き方が6か所で違います。作出者・遺伝形式・発見年・命名の由来にも食い違いがあります
当店の記録交配記録38件のうち、両親ともコンプレックスのモルフを持つ組み合わせは0件(個体ページの親の欄にある11種類の表記も同じ)。公開している311匹の登録名にも、このグループのモルフが2つ入った個体は0匹
参考にした資料
モルフの図鑑サイト
・Mojave|Morphpedia(MorphMarket)(「Incomplete Dominant」「First Produced By TSK Inc.」「2000」。Complex 欄は「Complex: Blue Eyed Leucistic (BluEL)」。History の「野生で見つかったモハベは1匹だけ」、Appearance の頭・胴・腹・尾の記述は本文に引いたとおり。最終更新は2025年2月5日/2026年10月27日閲覧)
・Lesser|Morphpedia(MorphMarket)(「Incomplete Dominant」「First Produced By Ralph Davis Reptiles」「2001」。History の「プラチナ ダディ」「Lesser Platinum」「2003年にファントムと掛けてBEL」「隠れた遺伝子の疑い」、Issues 欄の「バグアイ」、Proven lines 欄の「2025年時点で遺伝的に別のトレイトと確認された」は本文に引いたとおり。最終更新は2025年7月5日/2026年10月27日閲覧)
・Butter|Morphpedia(MorphMarket)(「Incomplete Dominant」「First Produced By Reptile Industries」「2001」。History に「2025年5月、RGI がバターとレッサーは遺伝的に別のトレイトだと確認する結果を公表した」。最終更新は2025年7月5日。本文では、この「2025年5月」と、根拠に挙がっている動画の公開日(2025年7月1日)の両方を書きました/2026年10月27日閲覧)
・ブルーアイリューシスティックコンプレックスの11件は、Morphpedia のボールパイソンのモルフ一覧(全231件)から、同じコンプレックスに属するものを数えました(2026年10月27日取得)。
・Phantom|Morphpedia(MorphMarket)(「First Produced By Ralph Davis Reptiles」「2005」。History に、2003年のこととしてレッサーのオスを2匹のファントムのメスに掛け、どちらのクラッチもBELを出したこと、2005年にスーパーファントムが出たことが書かれています。脚注は World of Ball Pythons と Ralph Davis Reptiles 自身のサイト/2026年10月27日閲覧)
・Mojave|World of Ball Pythons(「Incomplete dominant」「First Produced By The Snake Keeper」。説明文に「a complete white underbelly」。年の記載はありません/2026年10月27日閲覧)/Lesser(「Incomplete dominant」「Ralph Davis, Ralph Davis Reptiles」「2001」。Genetic Tests Available 欄は「Butter-Lesser」/2026年10月27日閲覧)/Butter(「Incomplete dominant」「Mark And Kim Bell, Reptile Industries」「2001」。説明文の「genetically identical to Lesser」は本文に引いたとおり。Genetic Tests Available 欄は「Butter-Lesser」/2026年10月27日閲覧)
検査会社
・"Butter Believers" Were Right! - Reptile Genetics Weekly Ep 116(Rare Genetics, Inc.)(2025年7月1日公開。概要欄に「Special thanks to the folks who helped us prove out that Butter and Lesser WERE different after all!」。Morphpedia がバターとレッサーの記述を書き換えた根拠として挙げている2件のうちの1件です。もう1件は同社の Facebook 投稿で、こちらは内容を確認できていません/2026年10月27日閲覧)
査読論文
・Kumsiri, R. & Kanchanaphum, P.「Determination of the candidate gene responsible for BEL (Blue Eye Leucistic) expression in the ball python (Python regius)」Brazilian Journal of Biology 86, e301929(2026年。DOI 10.1590/1519-6984.301929)(脱皮殻16匹(ノーマル4・BEL 4・プラチナコンプレックス8)の qPCR。Ct の平均はノーマル 25.35±0.14、コンプレックス群 28.35±0.38、BELは増幅なし。「プラチナコンプレックス」として Mojave / Butter / Lesser / Russo / Phantom / Special / Bamboo の7つを挙げ、図5の説明は「A is BEL (Mojave-Mojave), B is BEL (Butter-Butter), C is BEL (Butter-Mojave), and D is BEL (Phantom-Mojave)」。スーパーモハベの頭に淡い黒が残るという記述は本文の Discussion。図2の説明は「B is Butter or Lesser」で、2つを1枚にまとめています。プライマーはボールパイソンの EDNRB 配列が無いためウマの配列から設計。欠失の確認はシーケンスか CNV 解析が今後必要、と著者らが書いています。撤回・訂正の通知は本文 PDF に見当たりません/2026年10月27日に本文 PDF を取得)
MorphMarket コミュニティ
・Allelic Morphs aka Complexes [Ball Pythons]|MorphMarket Community(最終更新は本文中に「Last Update: Sept 17, 2022」と明記。Blue Eyed Leucistic Complex として Bamboo/Daddy Gene/Honey/Lesser/Mocha/Mojave/Mystic/Phantom/Russo/Special の10件を挙げ、別枠の「Same Morph, Different Name」に「Butter - Lesser」を置いています/2026年10月27日閲覧)
当店の図鑑・用語集・記録・計算機
・モルフ図鑑:モハべ(「ブルーアイリューシスティック」コンプレックス、不完全優性、TSK Inc./2000年、1999年の輸入個体が起源という記述、鍵穴模様、白い腹。出典欄は MorphMarket と書籍 Python regius (Atlas of Colour Morphs, Keeping and Breeding))/レッサー(「プラチナ ダディ」からの経緯、2003年のファントムとの交配、バグアイ、「同じ遺伝子であるか否かの記載は控えさせて頂きます」)/バター(「同じ遺伝子で別ライン(系統違い)と位置付けている人が多いようです」、バグアイ)。いずれもこの記事では書き換えていません
・用語集のレッサーのページとバターのページ(どちらも「同じ遺伝子座の異なる対立遺伝子」。本文に並べた食い違いのうちの1つです。これも書き換えていません)
・モルフ計算機(本文の計算結果は、実際に入力して返ってきた表示です。同じ位置として計算されるのはモハベ・レッサー・ファントム・ルッソ・スペシャル・バンブー・ハニー・ヘテロダディの8つで、バター・ミスティック・モカは別の位置として扱われます)/交配記録(38件。親の欄にコンプレックスのモルフが入るのは16件(延べでモハベ8・レッサー4・スペシャル2・ミスティック1・バンブー1)で、両親ともに入るものは0件。2026年10月27日時点)/個体一覧(311匹。モハベ32匹・レッサー14匹。コンプレックスのモルフが2つ入った登録名も、コンプレックスのスーパー体の登録名も0匹。同日時点)/クラッチ Lil25029(産卵日・孵化日・卵数・孵化数・両親のモルフ表記は、このページに出ているとおりです)
数え方を書いておきます。クラッチの38件と16件は、交配記録に並ぶ各クラッチの「♂ × ♀」の表記に、モハベ/レッサー/バター/ファントム/ミスティック/ルッソ/スペシャル/モカ/バンブー/ハニー/ダディのいずれかが入るかどうかで数えました。個体の311匹は、個体ページが開けるもの(卸向けのみの記録を除いたもの)です。32匹・14匹は、日本語名と英名のどちらかに「モハベ/Mojave」「レッサー/Lesser」の文字列が入るものを数えています。「Pastave」(パステルとモハベの複合名)で登録した3匹は、この数え方では入っていません。いずれも登録名の文字列で数えた結果で、遺伝子を調べたものではありません。
・BELコンプレックスとは?(組み合わせごとの見た目15組、バグアイ、スーパー体 × パイボールドの小眼、スーパーレッサー × アルビノ。コンプレックスの一覧で「Lesser (レッサー) or Butter (バター)」と1行にまとめています。本文に引いた「必ず真っ白い表現になるわけではなく」「ヘテロ ダディは…白い表現のボールは生まれません」もこの記事です)/対立遺伝を徹底解説(対立遺伝子の考え方と、組み合わせの作り方。BELコンプレックスを「共優性遺伝子のグループ」とし、含まれるモルフを8行(モハベ/レッサー・バター/ファントム・ミスティック/バンブー/ルッソ/スペシャル/ハニー・モカ/ダディ)で挙げています)/モルフ計算機の使い方(少ない匹数では割合がずれること。計算機のデータに BlueEye として8モルフが入っていることと、それが「知られているモルフを全部持っているわけではありません」という点は、この記事が先に書いています)/イエローベリー(表記と実際が食い違う割合)/エンチ(コンプレックスへの登録が、査読論文ではなくブリーダーの報告で決まった例)
本記事は、モルフの図鑑サイト2件、MorphMarket コミュニティの公開スレッド、検査会社の公開動画、査読論文1件、および当店が公開している図鑑・用語集・交配記録・個体一覧・モルフ計算機を突き合わせて整理したものです。BELの遺伝については2026年の査読論文がありますが、EDNRB を候補として挙げたところまでで、モルフごとの対立遺伝子の関係までは踏み込んでいません。とくにレッサーとバターの異同を独立に検証した査読資料は、今回調べた範囲では見つかりませんでした。各サイトには更新時期の違う記述が残っている状態です。当店の交配記録も、この問いを検証したものではありません。

