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飼育

ボールパイソンの冬の加湿|28℃で60%になる水蒸気は、22℃の部屋では湿度86%ぶんです

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冬になると、ケージの湿度計の数字が落ちます。霧吹きを増やす、通気口をふさぐ、部屋に加湿器を置く——やることは分かれますが、狙っているのはどれも湿度計の表示です。

その前に、1つ切り分けることがあります。相対湿度は、その温度で空気が抱えられる上限に対する割合です。だから水分の出入りが無くても、測る場所の温度が違えば表示は変わります。22℃・相対湿度40%の空気を、水分を足しも引きもせずに28℃まで温めた場合、換算値は28%。ホット側の湿度計が低いのは、そこだけ乾いているからとは限りません。

逆から見ると、冬にやることが決まります。ケージ28℃で60%になる水蒸気は、22℃の部屋では相対湿度86%ぶん。比較のために、建築物衛生法が特定建築物に示す相対湿度の上限70%を置いてみます——その70%の空気でも、28℃まで温まれば49%です。計算上は、部屋を22℃・約86%にすれば届きます。ただしそれは、後述するEPAの家庭用加湿器の勧告「室内を50%を超えて加湿しない」の外側です。つまりその勧告に沿って部屋を運用するかぎり、28℃で60%には部屋側の加湿だけでは届かず、足りない分をケージの中で補うことになります。

この記事は、その足し方と、冬だけ出てくる落とし穴を書きます。ひとつ先に置いておくと、石油ファンヒーターの加湿効果は本当ですが、メーカー2社が動植物の飼育を目的とする使用を禁止しています。数字が正しいことと、その数字を自分の飼育に当てはめてよいことは別です。

目次

  • 湿度計が落ちたとき、水が減ったとは限りません
    • では、冬に落ちた原因はどう切り分けるか
  • 22℃・70%の部屋の空気でも、28℃では49%です
    • この計算が前提にしていること
  • 目標の数字そのものが、資料で割れています
  • 足りない分は、ケージの中で足す
    • 湿った隠れ家は、入れっぱなしにしない
  • 石油ファンヒーターは、メーカーが飼育目的の使用を禁止しています
    • 加湿効果そのものは本当です
    • それでも、飼育の手段としては採用できません
  • 加湿器を足すなら、EPA が書いている3つ
  • 結露するのは、その場所の露点を下回る面です
  • 冬の加湿、やる順番
  • 当店 LilBalls の冬
  • まとめ
  • 参考にした資料
    • 獣医学・動物福祉の資料
    • 住環境・器具・法令の資料
    • 当店の記事

湿度計が落ちたとき、水が減ったとは限りません

先に、湿度計が何を表示しているかを確認します。相対湿度は「その温度で空気が抱えられる水蒸気の上限に対して、いま何割入っているか」の割合です。そして上限のほうが、温度で大きく動きます。だから水分の出入りが無くても、測る場所の温度が違えば表示は変わります。

このこと自体は、当店の湿度の記事にも「水蒸気量が同じなら、温度を上げた分だけ数字は下がります」と書きました。温湿度計の記事も「暖かい空気は上に行くので、上部は相対湿度が低めに出ます」としています。ただし、どちらもどれくらい変わるのかという数字までは出していません。ここを埋めます。

22℃・40%の空気に水分を足しも引きもせず、ほぼ一定の気圧で温めた場合の換算値です

22℃・相対湿度40%の空気に水分を足しも引きもせず、ほぼ一定の気圧で温めたときの相対湿度の換算値を示した図。見出しは「同じ空気でも、測る場所の温度で表示は変わります」。22℃(部屋)が40%、27℃が30%、28℃が28%、30℃(ホット側の空気)が25%。軸は0%から50%。青い枠に「相対湿度は、温度ごとの上限に対する割合です」という見出しで、温度が上がると抱えられる上限が増えるので水分の出入りが無くても割合は下がること、ホット側の湿度計が低く出るのはそこだけ乾いているからとは限らないことが書かれている。赤い枠に「冬に落ちた原因が温度だ、という図ではありません」という見出しで、季節で落ちた分が何によるものかはこの図では決まらず、切り分けるには同じ測定点で同時に得た温度と湿度を水蒸気圧か露点に直して比べること、最高最低値は発生時刻が違うのでそれだけを組み合わせても出せないことが書かれている。最下部に、飽和水蒸気圧は Alduchov & Eskridge (1996) の Magnus 式で計算し小数第1位を四捨五入したと添えられている。

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計算の方法と、前提

飽和水蒸気圧は Alduchov & Eskridge (1996) の Magnus 式(Journal of Applied Meteorology 35巻601〜609頁)で求めました。液水面について −40〜50℃ の範囲で最大相対誤差0.384%とされている近似式です。前提は「水分の追加も除去もない空気を、ほぼ一定の気圧で温めた場合」——この条件では水蒸気圧がほぼ保たれるので、相対湿度は飽和水蒸気圧に反比例します。この図は温度ごとの飽和水蒸気圧の比を取っているだけで、飼育環境を測った値ではありません。小数第1位を四捨五入しています。

では、冬に落ちた原因はどう切り分けるか

注意してほしいのは、上の図は「冬に落ちた原因は温度だ」という図ではないことです。冬の湿度低下には「測る場所の温度が動いた分」と「その場所の水蒸気圧が下がった分」の両方があり得ます。

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「設定温度を変えていないから温度のせいではない」とは言えません

設定値が同じでも、測定点の実測温度は室温・暖房の運転周期・気流で動きます。湿度計のドリフトや応答の遅れもあります。設定温度が同じだというだけでは、何も判定できません。

同じ測定点で温度と湿度を同時に記録し、水蒸気圧に換算して比べます。温度・湿度それぞれの測定誤差と応答の遅れを見込んでもなお下がっていれば、その場所の水蒸気圧が下がったと考えられます。そこで初めて、換気で出ていく量が増えたのか、入ってくる空気が乾いたのか、床材が乾いたのか——という供給と排出の側を調べます。

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比べるときは、水蒸気圧か露点に直します

相対湿度どうしを比べても、温度が違えば比較になりません。必要なのは同時刻の温度と湿度の組です。同時刻に記録できるロガーがあると楽になりますが、その場で両方を読んで控えるのでも足ります。

最高・最低値だけを組み合わせては出せません。温度の最低値と湿度の最低値は、起きた時刻が普通は一致しないので、その2つを並べても、どこかの時刻の水蒸気圧や露点にはなりません。

22℃・70%の部屋の空気でも、28℃では49%です

次は逆向きに考えます。ケージの中で狙った湿度になるには、どれだけの水蒸気が要るのか。

ケージ28℃で60%になるのは、水蒸気圧が22.6 hPa のときです。同じ水蒸気圧を22℃の部屋で作ると、その部屋の相対湿度は86%。28℃で70%になる水蒸気圧は、22℃の部屋ではこの近似式で約100.1%——22℃ではほぼ飽和が必要な条件です。逆に、22℃で飽和した空気でも、28℃まで温まれば約70%になります。

ケージ28℃で狙う湿度を、22℃の部屋の相対湿度に換算すると。70%は22℃ではほぼ飽和が必要です

ケージ28℃で狙った湿度になる水蒸気圧を、22℃の部屋の相対湿度に換算した図。見出しは「22℃・70%の部屋の空気でも、28℃では49%です」。ケージで50%が部屋の72%、ケージで60%が部屋の86%、ケージで70%が部屋の100%。軸は0%から100%。赤い枠に「比較用に、特定建築物の空気環境基準の70%を置くと」という見出しで、建築物衛生法が特定建築物に示す相対湿度の上限は70%であり、その70%の空気でも28℃まで温まれば49%になること、住宅で許される上限を示す数値ではなく比較のために置いた目安であることが書かれている。灰色の枠に、条件は部屋22℃の空気を水分を足しも引きもせずほぼ一定の気圧で28℃に温めた場合であること、ケージで70%は計算値100.1%で22℃ではほぼ飽和が必要にあたること、部屋22℃・50%なら28℃で60%になる水蒸気圧の約58%(40%なら約47%)であること、この58%・47%は水蒸気圧の比で実測の寄与率ではないことが書かれている。

では部屋をどこまで加湿すれば届くのか。比較のための目盛りとして、建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令(昭和四十五年政令第三百四号)第二条が特定建築物に示している相対湿度「四十パーセント以上七十パーセント以下」を置いてみます。その上限の70%の空気でも、28℃まで温まれば49%です。

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この基準は、住宅にもケージにも適用されません

対象は延べ面積3,000平方メートル以上の特定建築物(事務所・店舗・学校など)で、しかも空気調和設備を設けている場合の、居室における基準です。条文は「おおむね…適合するように」という書き方で、厳格な閾値でもありません。機械換気設備だけの建物には、温度と相対湿度の項目は適用されません。

ここでの70%は、比較のために置いた数値です。住宅で許容される湿度の上限を示すものでも、ヘビにとっての基準でもありません。部屋をどこまで加湿するかは、後述の加湿器の扱いと結露を見て、自分の部屋で決めることになります。

では部屋を86%にすればよいのか——計算上はそのとおりです。ただしそれは、後述するEPAの家庭用加湿器の勧告「室内の相対湿度を50%を超えるまで加湿してはならない」の外側で、結露の章で触れる窓や外壁の問題も一緒に大きくなります。つまり「届かない」のは物理の限界ではなく、人が住む部屋として常識的な範囲に部屋側の加湿を収めるかぎり、という意味です。その範囲を外して部屋を加湿する選択もありますが、その場合はカビと結露を自分で引き受けることになります。この記事では、その勧告を超えて部屋を加湿する運用は勧めません。

この計算が前提にしていること

正確に書きます。上の数字は「ケージの中で水分の出入りが無く、部屋の空気が入って温まっただけ」の場合の換算値です。実際のケージには水入れがあり、床材が水を含み、ヘビ自身も呼気と皮膚から水分を出します。だから実際のケージの水蒸気圧は、部屋より高くなることがあります——換気量や結露しだいなので、必ず高いとは言えません。

この記事に出てくる「約47%」「約58%」は水蒸気圧の比であって、実測の寄与率ではありません。22℃・40%の部屋の空気が持つ水蒸気圧は10.6 hPa で、ケージ28℃で60%になる22.6 hPa の約47%。部屋を50%にすれば約58%です。実際にケージの中で足す必要がある水の量は、換気量と、ケージの中での蒸発・結露で決まります。

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「届かない」には条件が付きます

部屋が22℃で、部屋側の加湿をEPAの勧める50%以内に収め、評価する場所が28℃で、ケージの中で水分を足していない場合の話です。部屋をもっと暖かく保っているなら温度差が小さくなり、差は縮みます(当店がそれに当たります。後述します)。クール側で評価するなら、温度差はさらに小さくなります。

逆に言えば、条件が揃えば部屋側の加湿も効きます。効かないのではなく、この条件ではそれだけでは足りないということです。

そして、ケージの中で足した水蒸気は換気で出ていきます。足し続けることになります。ただし、そこで換気を減らす方向には行きません。Merck Veterinary Manual は「温度と湿度を保つために換気を減らすのは望ましくなく、しばしば皮膚疾患と呼吸器疾患を引き起こす」(原文: Decreasing ventilation to maintain temperature and humidity is ill advised and frequently causes skin and respiratory disease.)としています。止めているのは湿度のために換気を減らすことであって、いまの換気量が正解だという意味ではありません——もともと足りていないなら増やすほうが先です。この点は湿度の記事と冬の保温の記事に書いたとおりです。

目標の数字そのものが、資料で割れています

ここまで28℃で60%を例にしてきましたが、目指す数字自体、資料によって違います。当店の湿度の記事で整理したとおりです。ただしその記事では書かなかった点が1つあります——測定点が書いてあるかどうかです。

  • RSPCA … クール側で50〜60%「湿度計を使ってビバリウムのクール側で湿度を測り、通常はおよそ50〜60%であるべきである。きれいな水でビバリウムを霧吹きして湿度をおよそ80%まで上げ、その間に下がるに任せる」。測定点がクール側だと明記されています(同ページはクール側を24〜26℃としています)

  • ARAV … 60〜80%(測定点の指定なし)「高い相対湿度(60〜80%)を保つこと。湿らせたペーパータオルやミズゴケを入れた大きめのプラスチック容器が、完全な脱皮を助ける可能性がある」。同じ資料はケージの日中温度を27〜29℃としています

  • Merck … 表で50〜80%ボールパイソンの行の値です。同じ表の「脱皮期にはより高い湿度が必要」という脚注は、ボールパイソンの行には付いていません

  • 当店 … 通常60〜80%ARAV と同じ帯です。なお当店の別記事には脱皮期「70〜80%以上」という表現がありますが、根拠と上限が不明確なので、この記事では推奨値として採用しません。Merck の上限80%を超えて上げ続ける根拠は無い、というのが湿度の記事に書いた立場です

ここで、この記事の計算が効きます。相対湿度は測った温度で変わるので、数値だけを並べて資料を直接比べることはできません。例えば26℃で60%の空気は、水分の出入りが無いまま32℃になれば42%です。

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ただし、この差で資料の食い違いを説明できるわけではありません

ARAV は測定点を書いていません。だから「RSPCA と ARAV の差は測定点の差だ」とは言えませんし、測定点をそろえたら重なる、とも言えません。仮に ARAV がホット側を想定しているなら、差はむしろ広がります。

どちらを採るかは、出典のある選択が2つある状態です。当店は ARAV と同じ60〜80%を使っていますが、RSPCA の50〜60%を採ることも同じように根拠があります。RSPCA を使うなら、クール側で測るという条件もセットで採ってください。

足りない分は、ケージの中で足す

部屋側で稼げる分が決まっているので、残りはケージの中で足すことになります。どこに足すのが良いかは、ここまでの計算からは出てきません——水入れでも床材でも湿った隠れ家でも、水蒸気を足すという意味では同じです。順番は、管理のしやすさと、別のリスクを増やさないかで決めます。

  • 水入れは、まず飲み水として扱う蒸発源でもありますが、蒸発装置として置き場所を決める対象ではありません。RSPCA は「ビバリウムのクール側に、飲むためのきれいな新鮮な水を入れた容器を置き、少なくとも毎日取り替える。ヘビが浸かれる大きさが必要である。ヘビが水を汚すことがあり、その場合はできるだけ早く取り替えなければならない」としています。大きさと管理は水入れの記事のとおりで、冬だからといって小さくする理由はありません

  • 床材の保水を使うヤシガラのように水を抱える床材は、蒸発する面積が増えます。ただし床材を変えるのは、誤飲・掃除のしやすさ・状態の見えやすさも一緒に変わる判断です。床材の記事で決めてから動かしてください

  • 霧吹きは「戻す」手段RSPCA も霧吹きで80%まで上げ、その間に下がるに任せるという書き方をしています。一時的に上げる手段で、保つ手段ではありません。当店の経験では、毎日何度も吹かないと保てない環境は、吹く回数ではなく上の2つか部屋側を直す場面です

  • 湿った隠れ家は、使いどきを決めて入れるARAV が挙げているのは「大きめのプラスチック容器」で、完全な脱皮を助ける可能性があるという書き方です。ケージ全体の湿度の代わりとしては書かれていません。次の節で扱います

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ケージ全体を濡らし続けないでください

湿度が上がらないからと全体をびしょ濡れにすると、今度は皮膚と呼吸器の側に出ます。狙うのは湿った場所と乾いた場所の両方がある状態です。上げすぎたときに何が起きるかは湿度の記事に、床材の底に水が残る問題はカビ・ダニの記事にまとめています。

湿った隠れ家は、入れっぱなしにしない

冬は湿度が上がらないので、湿った隠れ家を入れっぱなしにしたくなります。ここは当店のシェルターの記事と同じことを書きます。

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当店が勧めるのは、使うときに入れて、終わったら出す運用です

当店のシェルターの記事は「脱皮前は湿ったシェルター。常設せず、使うときだけ入れる」とし、理由として「入れっぱなしにすると中でカビが生えます」としています。冬のあいだ置きっぱなしにするのは、この運用から外れます。

入れているあいだも、汚れとカビを確認して中身を交換・清掃してください。RSPCA も、湿った隠れ家について中に湿らせたミズゴケのような水分を保つ素材を入れ、毎日きれいな水を吹きかけることを勧めています——手をかけ続ける前提の道具だということです。

湿った箱が1つあれば、まわりは乾いていてよい——でもありません。ARAV は全体の60〜80%と湿らせた容器を両方挙げています。

石油ファンヒーターは、メーカーが飼育目的の使用を禁止しています

ここからは暖房の話です。「石油ファンヒーターは加湿もできる」という説明を見たことがあると思います。これは本当です。そして飼育のための保温・加湿の手段としては採用できません。順に書きます。

加湿効果そのものは本当です

石油ファンヒーターのメーカーであるダイニチ工業は、自社サイトで「灯油の燃焼によって灯油と同量の水蒸気が発生するため、灯油1Lの燃焼で1L(1,000mL)の加湿効果があります」と説明しています。同社の FAQ はもう少し控えめで、「灯油が1リットル燃えると、空気中の酸素と化合し、ほぼ1リットルの水分を放出します」。灯油に含まれる水素が、燃焼して水になるためです。

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「1L」は燃やした灯油あたりの、液体に換算した量です

時間あたりではありません。また水蒸気という気体が1L出るという意味でもありません。部屋の相対湿度が何%上がるかでもなく、実際に上がる%は部屋の広さ・気密・換気量で変わります。ケージの中の湿度を測った数字でもありません。ここで言えるのは「エアコンと違って、部屋に水が足される方向に働く」という向きだけです。

それでも、飼育の手段としては採用できません

メーカー自身が、動植物の飼育を目的とする使用を禁止しています。ダイニチ工業の安全上の注意は、「次の場所では使用しない 火災や予想しない事故の原因になります」として並べた場所のひとつに、はっきりこう書いています。

「人のいない場所、人があたたまる目的以外での場所(温室、飼育室など)」

コロナも、石油ファンヒーターの取扱説明書の「禁止」の項で「食品・精密機器・美術品の保存や、動植物の飼育・栽培などには使用しないでください」としています。加湿効果を説明しているダイニチ自身が、同じサイトで禁止している——ここがいちばん重い事実です。

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「ペットのいる居室で暖房に使うこと」まで禁じているかは、この引用では決まりません

上の2つが禁じているのは、動植物の飼育・栽培を目的とした使用と、人があたたまる目的以外の場所での使用です。人が暖を取るために使っている居室に、たまたまケージがある場合まで一律に禁止しているかは、この文言だけでは判断できません。お使いの機種の説明書を読み、分からなければメーカーに確認してください。

この記事が言えるのは1つです——「ケージの湿度を上げるために開放式の石油暖房を使う」という選び方は取れません。飼育を目的にした使用は、2社とも明示的に禁止しているからです。

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加湿できることは、そこで使ってよい理由になりません

開放式の石油暖房は室内の空気で燃やして、燃焼ガスも室内に出します。ダイニチ工業の安全上の注意は「換気せずに使用を続けないでください。酸素が不足すると不完全燃焼し、一酸化炭素などが発生して中毒になるおそれがあります」とし、「使用中は必ず1時間に1〜2回(1〜2分)換気をして、新鮮な空気を補給してください」。日本ガス石油機器工業会も同じ頻度を示しています。

そして「寝るときや外出するときは、必ず消火してください」。ヘビの保温が必要なのは夜間と留守のあいだも同じなので、夜間・留守中の保温をこの器具に任せることはできません。

ケージの中のヘビは、一酸化炭素から逃げられませんし、異変を知らせません。一酸化炭素が無色無臭であることは、当店の停電対策の記事にも書いたとおりです。

つまり冬の加湿を、開放式の石油暖房に期待する道は取れません。数字が正しいことと、その数字を自分の飼育部屋に当てはめてよいことは別だ、という例として読んでください。部屋を暖める器具の選び方そのものは、保温器具の記事と冬の保温の記事にまとめています。

加湿器を足すなら、EPA が書いている3つ

部屋側の加湿で現実的なのは、加湿器です。使うなら、米国環境保護庁(EPA)が家庭用加湿器について出している注意をそのまま置きます。人の住宅についての資料で、爬虫類のケージを対象にしたものではありません。

  • 超音波式とインペラー式は、タンクの中身を拡散させうる「いくつかの研究が、超音波式およびインペラー式(いわゆるクールミスト式)の加湿器が、微生物やミネラルといった物質を水タンクから室内の空気中へ拡散させうることを示している」(原文: Several studies have shown that ultrasonic and impeller (or "cool mist") humidifiers can disperse materials, such as microorganisms and minerals, from their water tanks into indoor air.)。インペラー式は回転する円盤で水を飛ばす方式で、気化式(蒸発式)とは別です——同じページはスチーム式と気化式について「相当量のミネラルを拡散させるとは考えられない」としています。気化式と、気化式に加熱を組み合わせた方式はこちら側ですが、「ハイブリッド」という名称だけでは方式が決まらないので、加湿方式を確かめてください。ここでの区別はミネラルの拡散についてで、微生物も含めて問題がないという意味ではありません

  • 水は毎日入れ替える「微生物の増殖を抑えるため、可搬型の加湿器はタンクを空にし、すべての面を拭いて乾かし、毎日水を入れ替えること」、そして「可搬型の加湿器は3日ごとに清掃すること」。継ぎ足しはこれに当たりません。ここでいう可搬型は据付型に対する区分で、卓上・床置きの機種が当てはまります

  • 部屋は50%を超えて加湿しない「室内の相対湿度を50%を超えるまで加湿してはならない。それより高い湿度は、家屋内の生物の増殖を促しうる」。これは加湿器を使うときの運用上の勧告であって、ヘビにとっての上限でも物理的な限界でもありません

3つめと、この記事の計算を並べると、部屋側の立ち位置がはっきりします。22℃・50%の空気の水蒸気圧は、28℃で60%になる水蒸気圧の約58%。それでも部屋の加湿をやめる理由にはなりません——ほかの条件が同じなら、ケージの中で足す量を減らす方向に働くからです。この記事の条件(部屋22℃・評価点28℃)では、部屋の加湿器は「届かせる道具」ではなく「下駄を履かせる道具」です。

結露するのは、その場所の露点を下回る面です

加湿を足すと、冬はもう1つ別のものが出てきます。結露です。

空気は、冷やされると抱えきれなくなった分を水に戻します。その境目の温度が露点です。同じ式で出すと、ケージの中が28℃・65%なら露点はおよそ20.8℃。部屋が22℃・40%なら、そちらの露点はおよそ7.8℃です。

この2つは別々に効きます。ケージの中の空気に接している面——ガラスの内側、フタの裏——が20.8℃を下回れば、そこで水に戻ります。一方、部屋の窓や外壁に接しているのはケージから出て室内空気と混ざった空気なので、20.8℃という値をそのまま当てはめることはできません。部屋側は部屋側の温湿度から出した露点で見ます。

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「いちばん冷たい面だけ」ではありません

結露は、その場所の空気の露点を下回っているすべての面で起こります。いちばん冷たい面に最初に出るというだけで、そこだけの話ではありません。

ケージを窓際や外壁側に置かない理由は、温度が下がるからだけではありません。置き場所の決め方は、冬の保温の記事に「ケージを断熱するより、部屋を先に決める」として書きました。加湿を足すなら、同じ判断の中に入れてください。

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結露した水そのものより、乾かない面が問題です

結露は、乾けば消えます。残るのは、濡れている時間が長い面です。床材の底、ケージの隅、シェルターの裏——この見方はカビ・ダニの記事で、建築の資料にもとづいて書いたとおりです。梅雨の話として書きましたが、冬に加湿を足した部屋でも同じことが起きます。

冬の加湿、やる順番

ここまでを、当店が勧める確認順にします。計算から導かれた順位ではなく、管理のしやすさと、別のリスクを増やさない順です。

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加湿の手は1つずつ。安全と健康の確認は、数字が直っても省かない

4と5(加湿の足し方)は、1つ変えるごとに効果を確かめて進めてください。まとめて変えると、何が効いたのか分からなくなります。

6・7・8(器具の安全、結露、ヘビの様子)は、湿度計の数字が目標に入っても省きません。数字が直ったことと、安全であること・ヘビが健康であることは別だからです。

  • 1. 温度と湿度を、同じ場所で同時に読むホット側とクール側の2点で、温度と湿度を並べて読みます。ホット側が低いのは正常な場合があります(最初の図のとおりです)

  • 2. 前と比べるときは、水蒸気圧か露点に直す同じ測定点で同時に得た温度と湿度を、水蒸気圧か露点に直して比べてください。最高・最低値は発生時刻が違うので、それだけを組み合わせても出せません。測定誤差と応答の遅れを見込んでもなお下がっていれば、その場所の水蒸気圧が下がったと考えられます

  • 3. 換気は、加湿のために減らさない減らすことだけが禁じ手です。もともと足りていないなら、増やすほうが先です

  • 4. ケージの中で足す(水入れ → 床材 → 霧吹きで戻す)水入れは飲み水として置き場所を決め、蒸発源として動かさないこと。湿った隠れ家は使うときに入れて、終わったら出します

  • 5. 部屋の加湿器は、足りない分の下駄として50%を超えて加湿しない、水は毎日入れ替える(EPA)。ケージに直接吹きつける向きには置かないこと

  • 6. 暖房は、飼育部屋で使ってよい器具から選ぶ開放式の石油ファンヒーターは、メーカーが動植物の飼育を目的とする使用を禁止しています

  • 7. 窓際・外壁側を避ける露点を下回る面があると、そこだけ濡れ続けます

  • 8. 数字と、ヘビの様子を両方で見る温湿度の記録に、脱皮・行動・体重を並べます。脱皮殻が一枚で脱げているか、左右の眼鏡鱗(アイキャップ)が2枚ついているかは分かりやすい手掛かりですが、これだけで健康が保証されるものではありません。脱皮不全は湿度以外にダニ・栄養・感染症でも起きます——脱皮不全の記事の順番で切り分けてください。口を開けた呼吸、鼻の分泌物、ヒューヒューという音が出ているなら、加湿で様子を見ずに呼吸器感染症の記事を読んで受診してください

当店 LilBalls の冬

当店は多頭飼育でラックを使っており、1ケージで飼う場合とは条件が違います。そのまま真似する必要はありません。

当店は季節による設定の上げ下げをしていません。冬の保温の記事に書いたとおり、エアコンで部屋を年間27〜28℃に保っています。湿度は通常60〜80%です。

この記事の計算から見ると、当店のやり方は温度差のほうを小さくしています。部屋そのものが27〜28℃なので、「22℃の部屋の空気を28℃に温める」という段差がほとんど無い。ただしこれは、人が生活する部屋にそのまま勧められる条件ではありません。27〜28℃を一年中保つ前提ですし、部屋の湿度を高く保つ方式を取るなら、冬の結露は別に見ることになります。

1ケージで飼う場合に当店が勧めるのは、この記事に書いた順番のほうです。部屋ごと作るのは現実的ではないので、ケージ単位で帯を作り、足りない分をケージの中で足す。冬はその比重が上がる、というだけのことです。

まとめ

  • 湿度計が落ちても、水が減ったとは限らない22℃・40%の空気は、水分の出入りが無くても28℃で28%、30℃で25%。設定温度が同じだけでは判定できません。同じ測定点で同時に得た温度と湿度を、水蒸気圧か露点に直して比べます

  • 28℃で60%を目指すなら、部屋側の加湿だけでは届かないケージ28℃で60%になる水蒸気圧は、22℃の部屋では86%ぶん。比較用に置いた特定建築物の基準の上限70%の空気でも、28℃では49%です。部屋を86%にすれば計算上は届きますが、EPA が住宅に勧める50%の外側になります(部屋が暖かい・クール側で評価する、なら差は縮みます)

  • 資料の数字は、測定点が書いてあるかを見るRSPCA はクール側で50〜60%、ARAV は測定点の指定なしで60〜80%。相対湿度は測った温度で変わるので、数値だけでは直接比べられません。ただしこれで資料の食い違いが説明できるわけでもありません

  • 足りない分はケージの中で足す。どこに足すかは計算の外水入れは飲み水として、床材は保水で、霧吹きは戻す手段として。湿った隠れ家は入れっぱなしにしない——当店のシェルターの記事は「入れっぱなしにすると中でカビが生えます」としています

  • 加湿のために換気を減らさない「温度と湿度を保つために換気を減らすのは望ましくなく、しばしば皮膚疾患と呼吸器疾患を引き起こす」(Merck)。足りていないなら増やすほうが先です

  • 石油ファンヒーターは、メーカーが飼育目的の使用を禁止しているダイニチは「人のいない場所、人があたたまる目的以外での場所(温室、飼育室など)」、コロナは「動植物の飼育・栽培などには使用しないでください」。加湿効果が本当であることは、そこで使ってよい理由になりません

  • 加湿器は「下駄」。EPA の3つを守る50%を超えない・水は毎日入れ替える・3日ごとに清掃。超音波式とインペラー式はタンクの中身を拡散させうるとされ、気化式はミネラルの拡散について別に扱われています

  • 加湿を足したら、露点を下回る面を見るケージ28℃・65%の露点は約20.8℃。部屋側は部屋側の露点で見ます

冬の湿度は、数字を追いかけ始めると霧吹きの回数が際限なく増えていく項目です。落ちた理由を先に切り分けて、足りない分をケージの中で足す。それだけで、冬にやることはだいたい決まります。

参考にした資料

獣医学・動物福祉の資料

・Merck(MSD)Veterinary Manual「Management and Husbandry of Reptiles」(換気について 「Decreasing ventilation to maintain temperature and humidity is ill advised and frequently causes skin and respiratory disease.」。ボールパイソンの湿度は表で50〜80%。爬虫類全般についての記述で、ボールパイソンの冬の加湿を検証したものではありません/2026年10月22日閲覧)

・ARAV(爬虫類両生類獣医師協会)「How to Keep Your Ball Python Healthy, Happy and Safe!」(Companion Reptile Care Series のリーフレット。2016年改訂。「maintain high relative humidity (60-80%); a large plastic container with moist paper towels or sphagnum moss may help ensure complete shedding.」「maintain ambient daytime temperatures of 80-85°F (27-29°C)」「have access to fresh water in a bowl that is large enough for the snake to soak」。測定点の指定はありません。湿らせた容器は「may help(助ける可能性がある)」と書かれており、ケージ全体の湿度の代わりとしては書かれていません/動物病院が公開している PDF で本文を確認/2026年10月22日閲覧)

・RSPCA「Royal pythons」(「Use a hygrometer to measure the humidity at the cool end of the vivarium, which should normally be around 50–60 percent. Mist the vivarium with clean water to boost humidity to around 80 percent, allowing it to drop in between.」「Provide a dish of clean, fresh water at the cool end of the vivarium for drinking, and replace it at least daily. It needs to be large enough to allow the snake to bathe. Sometimes the snake will foul the water, in which case it must be changed as quickly as possible.」。クール側は24〜26℃としています。湿った隠れ家については別ページ「Hides」で、湿らせたミズゴケのような素材を入れ、毎日きれいな水を吹きかけることを勧めています/2026年10月22日閲覧)

住環境・器具・法令の資料

・米国環境保護庁(EPA)「Use and Care of Home Humidifiers」(「Several studies have shown that ultrasonic and impeller (or 'cool mist') humidifiers can disperse materials, such as microorganisms and minerals, from their water tanks into indoor air.」「Empty the tank, wipe all surfaces dry, and refill the water in portable humidifiers daily to reduce any growth of microorganisms」「Clean portable humidifiers every third day.」「Do not humidify to indoor relative humidity levels exceeding 50 percent. Higher humidity levels may encourage the growth of biological organisms in the home.」。人の住宅を対象とした資料で、爬虫類のケージについてのものではありません。拡散の対象として挙がっているのは超音波式とインペラー式で、スチーム式と気化式は「相当量のミネラルを拡散させるとは考えられない」として別に扱われています/2026年10月22日閲覧)

・ダイニチ工業「家庭用石油ファンヒーター|安全に長くお使いいただくために」(使用しない場所として「人のいない場所、人があたたまる目的以外での場所(温室、飼育室など)」。「換気せずに使用を続けないでください。酸素が不足すると不完全燃焼し、一酸化炭素などが発生して中毒になるおそれがあります」「使用中は必ず1時間に1~2回(1~2分)換気をして、新鮮な空気を補給してください」「寝るときや外出するときは、必ず消火してください」/2026年10月22日閲覧)

・ダイニチ工業「石油ファンヒーターは暖房と加湿が同時にできる優れもの!」(「灯油の燃焼によって灯油と同量の水蒸気が発生するため、灯油1Lの燃焼で1L(1,000mL)の加湿効果があります」。同社 FAQ「石油ファンヒーターの暖房によるお部屋の湿度への影響を知りたい」は「灯油が1リットル燃えると、空気中の酸素と化合し、ほぼ1リットルの水分を放出します」と「ほぼ」を付けています。メーカー自身による製品説明で、部屋の湿度を測った値ではありません。このページ自体には換気の注意がありません/2026年10月22日閲覧)

・コロナ 石油ファンヒーター FH-CPF33 取扱説明書(PDF)(「禁止」の項に「食品・精密機器・美術品の保存や、動植物の飼育・栽培などには使用しないでください」。換気は「使用中は必ず1時間に1~2回(1~2分)換気して、新鮮な空気を補給してください」/2026年10月22日閲覧)

・一般社団法人 日本ガス石油機器工業会「石油ファンヒーターの安全な使い方」(「石油ファンヒーターの使用中は、1時間に1~2回(1~2分)程度換気を行ってください」「石油ファンヒーターは、室内の空気を使って燃焼するため、換気が不十分だと室内の酸素が減少し、不完全燃焼による一酸化炭素(CO)中毒にいたるおそれがあります」。換気の頻度はダイニチ・コロナ・トヨトミとも同じ値で、業界共通の表現です/2026年10月22日時点でサイトに直接到達できず、Internet Archive の2025年10月21日の保存版で確認)

・建築物における衛生的環境の確保に関する法律施行令(昭和四十五年政令第三百四号)第二条(空気環境の基準として相対湿度は「四十パーセント以上七十パーセント以下」、温度は「十八度以上二十八度以下」。この表は第二条第一号イ(空気調和設備を設けている場合)の、居室における基準で、条文は「おおむね…適合するように」という書き方です。対象は延べ面積3,000平方メートル以上の特定建築物で、住宅もケージも対象外です/e-Gov 法令API v2 で現行条文を確認。温度の下限は2022年4月に17度から18度へ改正されているので、それ以前の資料とは値が違います/2026年10月22日閲覧)

・Alduchov, O. A. and Eskridge, R. E. 「Improved Magnus Form Approximation of Saturation Vapor Pressure」Journal of Applied Meteorology 35巻601〜609頁, 1996年(この記事の相対湿度・露点の計算に使った飽和水蒸気圧の近似式。液水面について−40〜50℃で最大相対誤差0.384%とされています。計算は当店によるもので、飼育環境を測った実測値ではありません。前提は「水分の追加も除去もない空気を、ほぼ一定の気圧で温めた場合」です/2026年10月22日閲覧)

当店の記事

・ボールパイソンの湿度は何%?(目標帯の資料ごとの違い、入る量と出る量、上げすぎたときに起きること)

・ボールパイソンの冬の保温(当店が部屋を年間27〜28℃に保っていること、置き場所の決め方、通気を断熱の対象から外す理由)

・ボールパイソンのシェルターは必要?(湿ったシェルターを常設しない理由と、使いどき)

・ボールパイソンの温湿度計の選び方と置き場所(2点で測ること、上部ほど相対湿度が低めに出ること)

・爬虫類の梅雨のカビ・ダニ対策(濡れている時間が長い面の見方。建築の資料にもとづく整理)

・ボールパイソンの水入れの選び方と管理/床材の選び方/保温器具の使い分け/停電対策/脱皮不全/呼吸器感染症

本記事は、獣医学・動物福祉の資料、住環境と器具の資料、法令、および当店が公開している記事を突き合わせて整理したものです。英語の資料からの引用の訳は当店によるものです。相対湿度と露点の計算は、本文に挙げた近似式を使って当店が行いました。

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