ボールパイソン専門サイト ~ Infinity of Ballpython

ボールパイソン専門サイト
  • トップ
  • 販売個体
  • ブログ
  • モルフ計算機
  • モルフ図鑑
  • 用語集
    • 餌診断
    • ストレスチェッカー
  • あいのり便
  • トップ
  • ブログ
  • 野生のボールパイソンはどこにいる?|巣穴とシロアリ塚、西アフリカでの採取と輸出、減っている個体数

飼育

野生のボールパイソンはどこにいる?|巣穴とシロアリ塚、西アフリカでの採取と輸出、減っている個体数

eyecatch

「野生ではどんなところに住んでいるんですか」——ケージの中を整えていると、必ず一度は気になる質問です。

当店のボールパイソンとはには「西アフリカから中央アフリカにかけて生息します」と書いてあります。間違いではありません。ただ国名と環境まで降りると、もう少し具体的に書けます。

この記事で使うのは、査読を通った野外・取引の研究と、公的機関のリスク評価です。飼育書の「野生では〜」をなぞるのではなく、原典が書いていることだけを並べます。

先に結論を3つ書きます。

  • 日中の隠れ場所は、自分で作ったものではありません。放棄された齧歯類の巣穴、シロアリ塚、倒れたアブラヤシや草・落ち葉の山の下。資料はこの4つを挙げています
  • 人の土地と重なっています。資料が挙げる生息環境には農地とアブラヤシ農園が入っています。齧歯類がいる場所に、このヘビもいます
  • 野生の個体数は減っています。IUCN レッドリストでは Near Threatened(準絶滅危惧)。輸出の記録上は野生捕獲からランチングへ切り替わっていますが、ランチングも野生から採る方式です

最後に、この話が家のケージの何に効いて、何に効かないのかまで書きます。

目次

  • 原産国は20か国。ただし分布は断片的です
    • 国の数は、資料で18と20に分かれます
    • 生息環境に農地が入っています
  • 日中は、他の生きものが残した穴の中にいます
    • トゴのハンター58人が挙げた場所
    • これは聞き取りで、野外調査ではありません
  • トゴの聞き取りでは、採取は1〜3月に集中します
    • 野生のメス138匹の記録では、3〜12個・平均7.7個
  • 野生の個体数は減っています
    • ナイジェリアの1地点を1995年から2008年まで追った記録
    • ハンター自身も「5年前より少ない」と答えています
  • 「ランチング」という仕組み
    • 現場で行われていること
    • 輸出の規模と、3つの国
    • 「ランチング」と記録されていても、野生由来でないとは限りません
  • 日本で会う個体は、この話のどこにいるのか
  • 野生の話を、ケージにどう持ち込むか
  • まとめ
  • 参考にした資料

原産国は20か国。ただし分布は断片的です

ノルウェー食品環境科学委員会(VKM)が2023年に出した、ニシキヘビ類の取引リスク評価があります。ニシキヘビ科17種について、国際取引が野生個体群に与える影響を評価したものです。ノルウェー環境庁の諮問を受けて、同国の食品環境科学委員会がまとめました。ボールパイソンの原産国は、ここに20か国が名前で挙がっています。

ベナン、ブルキナファソ、カメルーン、中央アフリカ共和国、チャド、コンゴ共和国、コンゴ民主共和国、コートジボワール、ガンビア、ガーナ、ギニア、ギニアビサウ、マリ、ニジェール、ナイジェリア、セネガル、シエラレオネ、南スーダン、トーゴ、ウガンダ。——西の端がセネガルとガンビア、東の端が南スーダンとウガンダです。

ただしこの20か国に一様にいるわけではありません。VKM の書き方は「中央アフリカとサハラ以南の西アフリカにかけて断片的に分布する」です。「アフリカの西側に広く住んでいる」というより、条件の合う場所が点々とあるという像になります。

国の数は、資料で18と20に分かれます

同じことを調べた別の論文では、数が違います。

Harrington ら 2020(Nature Conservation)は、CITES の取引データベースを使ってボールパイソンの輸出を集計した論文です。ここでは「18の原産国のうち11か国が輸出した」と書かれています。原産国のリストは、執筆当時の IUCN レッドリストに載っていたものです。

i

参照しているリストが違います

VKM が引いているのは 2022年改訂版のレッドリスト評価と Toudonou 2015 です。Harrington らがデータを集めたのは2019年9月で、当時のリストを使っています。なお Harrington らは、チャドは当時の原産国リストに入っていないと本文で断っています。

差がどこから来ているのか、全部は確かめられませんでした。この記事では新しいほうの20か国を本文に置きますが、「18か国」と書いてある資料を見ても誤りとは限りません。原産国の数そのものを、固い数字として扱わないほうがいいところです。

生息環境に農地が入っています

生息環境のほうは、2つの資料がだいたい同じことを書いています。

  • VKM:「湿った地域と乾いた地域の両方に生息する(ただし極端な乾燥はこの種には厳しいようだ)。開けた林、サバンナ、低木地、草地、そして農業景観に、標高0mから1,000mまで」
  • Harrington ら:「開けた疎林、熱帯林の縁、森とプランテーションのモザイク、農地を含む、幅広いサバンナ環境に生息する」

注目したいのはどちらにも農地が入っていることです。原生林だけにすむ種ではなく、農地のような人の生活圏も使っています。blog/1 の「西アフリカから中央アフリカ」も、東の端のウガンダ・南スーダンまでは届いていません。

VKM は、脅威の1つとして「集約的・工業的な農業活動と農薬の使用による生息環境の破壊」を挙げています。同じ農地が、生息環境でもあり、脅威の出どころでもある、という形になっています。

原産国と生息環境。農地とプランテーションが入っているのが、この種の特徴です

野生のボールパイソンがいる場所をまとめた図。原産国は20か国で、西アフリカがセネガル・ガンビア・ギニアビサウ・ギニア・シエラレオネ・コートジボワール・マリ・ブルキナファソ・ガーナ・トーゴ・ベナン・ニジェール・ナイジェリア、中部・東部がカメルーン・チャド・中央アフリカ共和国・コンゴ共和国・コンゴ民主共和国・南スーダン・ウガンダ。ただし分布は断片的で一様ではない。生息環境は開けた林・サバンナ・低木地・草地・農業景観、熱帯林の縁、森とプランテーションのモザイク、アブラヤシ農園で、湿った地域と乾いた地域の両方。標高は0mから1,000m。生息環境に農地とプランテーションが入っており、原生林だけにすむ種ではなく人の生活圏も使うことを示している。VKMは脅威の1つに集約的・工業的な農業活動と農薬の使用による生息環境の破壊を挙げている。出典はVKM 2023とHarrington ら 2020で、原産国の数は参照するリストによって18とも書かれる

日中は、他の生きものが残した穴の中にいます

では、その中のどこにいるのか。資料が挙げる居場所は、どれもボールパイソン自身が作ったものではありません。

Harrington ら 2020 の記述がいちばん具体的です。「ボールパイソンは主として夜行性で、放棄された齧歯類の巣穴、シロアリ塚、あるいは枯れたアブラヤシの木や草や落ち葉の山の下で休んでいるところを、日中に狩られる」。

当店の夜行性と照明の記事で引いた RSPCA のケアシートも、同じ場所を挙げています。「日中の暑い時間帯には、草原の巣穴やシロアリ塚の中や周辺で見つかる」。

齧歯類の巣穴、シロアリ塚、枯れた倒木の下、草と落ち葉の山。共通しているのは、狭くて、暗くて、外気とは条件が違う場所だということです。

食べているものも、この話とつながっています。VKM は「主に齧歯類を食べる捕食者で、害獣駆除として働くこともあり、地域によっては鳥も」と書いています。トゴのハンター自身も「ボールパイソンは、私たちの作物を荒らす齧歯類の数を抑えてくれる」と答えています。齧歯類のいる農地に、齧歯類の巣穴があり、そこにこのヘビがいる。当店のボールパイソンとはが「野生では小型の哺乳類や鳥を捕食しています」と書いているのも同じ話です。

i

「夜行性」の一語で片づかないのは、ここでも同じです

Harrington らは「主として夜行性」、同じ著者陣のベナンの論文は「主として薄明薄暮性かつ夜行性の種」、RSPCA は「薄明薄暮性(明け方と夕方に活動的)」と、呼び方が揃っていません。飼育下で実際に何時に動いたかは、当店の夜行性と照明の記事にまとめてあります。

トゴのハンター58人が挙げた場所

もう少し細かい内訳があります。D’Cruze ら 2020(Nature Conservation)は、トゴ南部の20の村で、2018年8月から2019年8月にかけて60人に聞き取りをしました。輸出向けの採取が実際にどう行われているかを、取引の末端から調べた研究です。

i

この論文の「60人」「57人」「58人」は、同じ人たちの別の数え方です

聞き取りを受けたのは60人。そのうち自分で捕っているのが57人、他のハンターから買うだけの1人を含めた採取・取引の従事者が58人です。設問ごとに母数が変わるので、以下では毎回どの数が母数かを書きます。

採取・取引に関わる58人が、ボールパイソンが見つかる環境を答えています(複数回答)。

  • 森林:49人(58人中。論文の表記は 84.5%)
  • 農地:41人(論文の表記は 70.1%)
  • アブラヤシ農園:18人(論文の表記は 31.0%)
  • 休耕地 11人/自分の水田 5人/チーク農園 2人/キャッサバ畑 1人

!

農地の「70.1%」は、論文の中で人数と合っていません

58人を母数にすると、49人は 84.5%、18人は 31.0% で表記どおりです。ところが41人は 70.7% になり、論文の 70.1% と一致しません。どちらが誤記なのかは原文からは分かりません。

そこでこの記事では、割合ではなく人数を主に書きます。勝手に 70.7% へ書き換えることもしません。

探し方も答えています。26%(15人)が這い跡などの間接的な痕跡を頼りにすると述べ(草を焼いたあとは跡が見えるという人もいました)、23%(13人)は巣穴の近くでメスが日光浴していれば、あるいは以前そこでバスキングした痕跡があれば、その穴に卵があるサインだと答えています。

そして探し方のほうは、その隠れ場所を壊す方法です。巣穴は掘り返し、シロアリ塚は割り、倒木はひっくり返し、草や落ち葉の山はめくります。ベナンの論文も「巣穴を掘って破壊するような、破壊的な方法」が採取に使われていると書いています。ただし、それで隠れ場所がどれだけ減るのかを測った研究は見つかりませんでした。

これは聞き取りで、野外調査ではありません

!

この数字の性質をはっきり書いておきます

ハンターへの聞き取りです。研究者が野外で個体を追い、密度や環境の選好を測った調査ではありません。回答は記憶に基づくもので、複数回答です。著者自身も、狩猟の規模を正直に答えない(過少に申告する)可能性と、逆に成果や価値を大きく申告する可能性の両方を限界として挙げています。

「どういう場所にいるか」の手がかりとしては使えます。いっぽう「森に何%、農地に何%住んでいる」とは読めません。この割合はその環境を挙げた回答者の割合であって、発見件数でも生息密度でもありません。

そのうえで、飼育に効くところだけ取り出します。

昼に隠れていることだけでは、不調とは判断できません。野生でも日中は隠れ場所の中にいます。ただしこれは飼育下の健康を判定した研究ではありません。

!

「隠れているだけ」と「隠れたまま動かない」は別です

切り分けるのは昼ではなく、夜と、数字です。夕方以降も動かない/給餌に反応しない/体重が落ちている/排泄が止まっている。このどれかが重なるときは、隠れていること自体を理由に様子見にしないでください。診察・検査・治療の要否は獣医師が判断します。病院の探し方も書いてあります。

シェルターを何個どこに置くかは、当店のシェルターの記事が扱っています。脱走したときの記事で「夕方と夜にもう一度探す」と書いたのも、動く時間帯の話です。

日中の隠れ場所の4例と、森林・農地・アブラヤシ農園を採取環境として挙げた回答者の人数

日中にボールパイソンが休んでいる場所を4例並べた図。1つめは放棄された齧歯類の巣穴、2つめはシロアリ塚、3つめは枯れて倒れたアブラヤシの幹、4つめは草や落ち葉の山で、いずれも他の生きものが残した構造。下段は、森林・農地・アブラヤシ農園を採取環境として挙げたトゴの採取・取引従事者の人数のグラフで、58人中それぞれ49人・41人・18人(複数回答)。これは聞き取りの回答者数であり、発見件数でも生息密度でもない。論文の割合表記は84.5%・70.1%・31.0%だが、41÷58は70.7%で論文内の人数と一致しないため、ここでは人数を示している。出典はHarrington ら 2020とD'Cruze ら 2020(2018年8月〜2019年8月の聞き取り)、RSPCAのケアシート

トゴの聞き取りでは、採取は1〜3月に集中します

同じトゴの聞き取りには、時期も出ています。

  • ヘビが見つかるのは、主に1月から3月
  • 卵が集められるのは、2月と3月がもっとも多い(1月から5月、遅いときは6月まで)
  • 早い人は11月から狩りに出る。ピークは2〜3月で、6月まで続く

!

これは「採取の季節」であって、「繁殖の季節」の測定ではありません

ハンターがいつ山に入るかの話です。何がこの種の繁殖を動かしているのかを調べた研究ではありません。D’Cruze らはトゴの気候を「南部と中部は2回の雨季と2回の乾季、北部は1回の雨季と1回の乾季」と書いていますが、どの月がどの季節にあたるかは書いていません。ただしトゴの気候そのものは、同じ著者陣の別の論文(Betting the farm)が書いています。南部の雨季は4〜7月と9〜11月、乾季はハルマッタンが吹き込む11〜3月。採取が集中する1〜3月は、この乾季の中にあります。ただし、それが繁殖の引き金かどうかは別の話です。

隣国ベナンの聞き取り(Toudonou ら 2022)では、狩りは通年です。頻度を答えた19人の内訳は、狩猟シーズン5人・乾季4人・雨季3人(論文はこれらをまとめて「季節的 63%・15人」としていますが、内訳の合計は12人で、15人と合いません)。

この比較で違うのは、対象にしている市場と、主に狙う生活段階です。ベナンの論文は「伝統医療とブッシュミートのための狩猟は、年間のどの時期にも起こりうる。おそらく成体の生活段階が主に狙われているため」と書いています。トゴの1〜3月は、ランチング向けに卵と妊娠メスを採る時期です。

孵化までの日数も出ています。Harrington ら 2020 は Aubret ら 2003 を引いて「産卵から約2か月後に孵化する」としています。Aubret らの表では、実験群ごとの平均が60.7日・61.1日・62.8日でした。これはその実験の条件での値で、温度ごとの日数を調べたものではありません。飼育下で何度で何日かは、当店の繁殖ガイドと寿命と成長過程の記事にあります。

卵そのものの性質も書かれています。Aubret ら 2005 の言い方は「ニシキヘビの卵は強く接着しているため、殻を傷めずに分けることが常に可能とは限らなかった」です。同じ著者らの 2003 年の実験でも、「ほとんどのクラッチで卵が互いに強く接着していたため、クラッチを分割できなかった」と書かれています。「絶対に分けられない」ではありません。

野生のメス138匹の記録では、3〜12個・平均7.7個

クラッチ——1回の産卵でいくつ産むか。野生個体をまとまった数だけ測った記録が1本あります。

Aubret ら 2003(Biological Journal of the Linnean Society)は、トゴ南部(ロメ周辺)で野生から捕獲した妊娠メス138匹の産卵を記録しました。この論文自身が「Python regius については、そうした公表データが無いため」に集めた、と書いています。

  • クラッチサイズの平均 7.7 ± 1.7 個
  • 範囲は 3〜12個。ただし95%のクラッチは5個以上
  • 卵の総重量は平均 646.4 ± 173.5 g。産卵後の母体重に対する比は平均 51.7%
  • クラッチサイズは母親の体サイズと強く相関(r = 0.48、P < 0.0001)

他の資料は、これと同じものを測っていません。

  • D’Cruze ら 2020(上の Aubret ら 2003 を引用):「ほとんどのボールパイソンのクラッチは5〜8個」——典型的な値の話で、最小・最大ではありません
  • VKM 2023(Tinkle & Gibbons 1977、O’Shea 2011 を引用):「6個から18個の卵を産む」——どの個体群・どの飼育条件の記録なのかは VKM の本文に書かれていません
  • 当店のボールパイソンとは(公開している繁殖記録38クラッチの集計):平均5.9個(最少4個・最多9個)。産卵226個に対して孵化197匹で孵化率87.2%
  • 当店の繁殖ガイド:平均4〜8個。初産は少なめ、大型個体は10個以上産むことも
  • 当店の寿命と成長過程の記事:約5〜10個

!

並べるときは、何を測った数字かを揃えてください

平均・典型値・観測範囲は、別のものです。Aubret らの 7.7 個は138匹の平均、3〜12個は観測された範囲、D’Cruze らの 5〜8 個はよくある値です。当店の 5.9 個は当店のメスの 38 クラッチの平均で、野生個体群の数字ではありません。

野生のほうが大きいように見えますが、母親の体サイズと強く相関する値なので、個体の大きさと採取の仕方が違うものを、そのまま比べることはできません。当店の 38 クラッチについても、対象期間・無精卵の扱いまでは公開記録に書いていません。

野生の個体数は減っています

CITESの附属書IIに掲載されたのは1977年2月4日です(VKM)。それから半世紀、この種の野生個体群はどうなっているか。

IUCN レッドリストでは Near Threatened(準絶滅危惧)です。この評価は 2021年に公表され、2022年に改訂版が出ています(D’Cruze ら8名、e.T177562A220378972)。

VKM はその理由をこう要約しています。「採取は主に妊娠したメスと新生仔を狙っている。全体として減少している個体数の傾向——おそらく採取によるもの——と合わせて、本種はIUCN レッドリストで Near Threatened に掲載されている」。

ナイジェリアの1地点を1995年から2008年まで追った記録

減少の根拠として引かれている野外データがあります。これは原典を読んだほうがいい数字です。

Reading ら 2010(Biology Letters)は、イギリス・フランス・イタリア・ナイジェリア・オーストラリアの17個体群(8種)を長期監視し、11が急激に減っていたと報告しました。その17のうち1つが、ナイジェリアのボールパイソンです。

  • 場所:ナイジェリアの保護された1地点(北緯4°38′・東経7°55′)
  • 期間:1995年から2008年。毎年5月から10月のあいだ、週2日
  • 数えているのはその年に見つかった個体数。それを期間ごとに平均した値です
  • オス:1995〜1999年の5年平均 12.6匹 → 2005〜2008年の4年平均 3.8匹(69.8%減)
  • メス:10.2匹 → 1.8匹(82.3%減)
  • いずれも p<0.0001

ナイジェリアの1地点で数えられた個体数。実数そのものは小さいことに注意してください

ナイジェリアの保護された1地点で数えられたボールパイソンの棒グラフ。1995年から2008年、毎年5月から10月の週2日の記録。その年に見つかった個体数を期間内で平均した値で、生息数の推定値ではない。オスは1995〜1999年の5年平均12.6匹から2005〜2008年の4年平均3.8匹へ、メスは10.2匹から1.8匹へ。減少率はオス69.8%、メス82.3%でいずれもp<0.0001。毎年69.8%減ではなく期間の平均どうしを1回だけ比べた値であること、1地点・1個体群の記録で実数も小さく種全体の減少率としては使えないこと、著者らも原因を特定していないことを注記している。出典はReading ら 2010, Biology Letters

!

この69.8%・82.3%の読み方を2つ

1つめ。「毎年69.8%ずつ減った」ではありません。二次資料には「年あたり」と書いているものもありますが(VKM 2023 がそうです)、原典は1995〜1999年の平均と2005〜2008年の平均を1回だけ比べた値です。その二次資料は「ナイジェリアの4地点」とも書いていますが、原典の表でボールパイソンは1個体群・1地点です(同じ場所で4種が同時に調査されています)。

2つめ。1地点の記録で、数えている実数も小さいです。年に見つかった数が 12.6匹から3.8匹へ、10.2匹から1.8匹へ。これは生息数の推定値ではありません。種全体の減少率としても使えません。Reading ら自身も原因を特定しておらず、「生息環境の質の低下や餌の入手しやすさなど多面的で、気候変動のような共通の原因が根にあるのではないか」という推測にとどめています。

ハンター自身も「5年前より少ない」と答えています

別の角度からの数字です。2018年8月から2019年8月にかけてトゴで聞き取りを受けた60人のうち、

  • 75%(45人)が「その5年前よりボールパイソンが少ない」と答えた(1人は無回答)
  • 内訳は「やや少ない」67%(40人)、「かなり少ない」8%(5人)
  • 「増えた」7%(4人)、「変わらない」17%(10人)
  • 減少の原因に触れた17人のうち11人が、狩猟そのものか、ハンターと農場の増加を挙げた

隣国ベナンでも同じ向きの答えが出ています。38人のうち37人(97%)が「30〜40年前より少ない」「5年前より少ない」と答え、原因に触れた36人のうち34人(94%)が狩猟を挙げました(Toudonou ら 2022)。

VKM の結論はこうです。「西アフリカからの国際取引は本種にとって有害である可能性が高く、中央アフリカからの取引は現時点では野生での存続を脅かす可能性は低い」——確信度は中程度としています。「脅威ではない」と断定してはいません。

そして「生息域内で系統的なモニタリングは行われていない」「持続可能な採取の管理は行われていない」とも書いています(いずれも2023年の評価時点)。減っているかどうかを測る仕組みが、そもそも置かれていないということです。

「ランチング」という仕組み

輸出の大半は、ランチングという方式で行われています。飼育繁殖(CB)とも、野生捕獲(WC)とも別の区分です。ただし、野生から採ることに変わりはありません。

CITES の定義はこうです。「野生から卵または幼体として採取した動物を、管理された環境で育てること。そのままであれば成体まで生き残る確率が非常に低かったであろう動物を対象とする」。

考え方としては、自然のままなら成体まで育つ確率が低い段階で採り、育ててから出すという方式です。ただし定義が言っているのは生存確率が低いことまでで、「その個体は死んでいたはずだ」とも「野生個体群に影響しない」とも言っていません。実際に持続可能かどうかは、別に確かめる必要があります。

現場で行われていること

Harrington ら 2020 と D’Cruze ら 2020 が書いている流れを並べます。

  • ハンターが卵と妊娠したメスを採る。時期は主に1〜3月
  • メスは産卵するまでハンターの手元か中継施設に置かれる
  • 卵はそのまま農場へ売られ、産卵から約2か月で孵化
  • 幼体の多くは孵化後15〜30日で輸出される(附属書IIの許可証つき)。この日数は Harrington らが本文で私信として示している数字で、査読されたデータではありません
  • トゴでは約20%が放されるとされる(Ineich 2006)。ただし、その割合が何を基準に決まるのかは不明と Harrington らは書いている

放流の実態も聞き取られています。

  • 86%(50人)が「何匹か野生に放した」と答えた。直近12か月で中央値100匹(5〜1,000匹)
  • 放した数は捕った数と相関するが、平均すると捕った数より少ない。放した人の58%(29人)は、捕った数より少なく放している
  • 放したと答えた50人のうち、理由は「また繁殖させるため」64%(32人)、「来年また捕るため」12%(6人)、「個体数への影響を避ける・持続可能にするため」6%(3人)
  • そして58人全員が、ボールパイソンにも卵にも割当(クォータ)は無いと答えた

!

国の輸出枠は、数字としては存在します

トゴには2007年から、年間の輸出枠が「ランチング」62,500匹・「野生」1,500匹として置かれています。VKM によれば2022年の枠はトーゴ 62,500・ガーナ 60,000・ベナン 32,000(いずれもランチング個体)でした。無いのは枠そのものではなく、それがハンターの手元まで降りている形跡のほうです。

守られているかどうかも別の話です。Harrington らは「3か国とも、ランチングと野生捕獲の両方で、少なくとも1つの年に枠を超えた」と書いています。輸入国の報告でみると、トゴの野生枠は10回にわたって超過し、超過幅は最大 39,644匹・平均 13,730匹でした。ランチングの枠も、1997〜2017年の21年間に6回超過しています(平均10,421匹・最大19,787匹、直近は2013年)。ただしトゴ自身の輸出記録では3回です。どちらの報告を見るかで変わります。ただし同じ論文は「2003年以降、野生捕獲の枠超過は3か国ともまれで、幅も比較的小さい」とも書いています。大きな超過は、それ以前の話です。なおHarrington らの調査時点で、トゴには「飼育下で生まれた個体(F)」の枠がありませんでした。

!

著者たちの結論は、はっきりしています

D’Cruze らは「現場で適用されている方法は、国の当局や CITES のような国際的な規制の仕組みに報告されているものを、正確には反映していないことを示唆する」と書いています。

符号そのものにも疑問を呈しています。「妊娠したメスの採取が含まれていることや、輸出前に幼体が農場でどれだけの期間飼われているのかといった不確かさを考えると、ここで述べた『ランチング』の仕組みに対してソースコード R が適切なのかは明らかではない」。

輸出の規模と、3つの国

Harrington ら 2020 が CITES 取引データベースから集計した数字です。

  • 1975年の最初の記録から2017年まで、原産国からの輸出は合計300万〜400万匹(輸出国報告 3,121,022匹/輸入国報告 3,979,680匹)
  • 18の原産国のうち11か国が輸出したが、期間合計で5,000匹以上に達したのは6か国
  • 1980年代・1990年代・2000年代を通して、ベナン・ガーナ・トーゴの3国が原産国からの輸出全体の98.8%(それぞれ28.6%・44.0%・26.2%)
  • 分析対象の期間では、2011年から2017年まで輸出を報告したのはこの3国だけ
  • トゴ1国を見た別の論文(D’Cruze ら 2020「Betting the farm」)では、1978年以降に輸入国が報告したトゴからの生体輸出は 1,657,814匹。1992年以降は年にほぼ 55,000匹で、生体爬虫類全体の60%を占めます

この98.8%は、当店のボールパイソンとはにも書いてある数字です。出どころはこの論文です。

なお、ここに出てくる数字はすべて過去の集計です。Harrington らの分析は2017年まで、VKM の評価は2023年時点。「いま」の輸出がどうなっているかは、この記事の資料では分かりません。

原産国からの輸出の内訳。3国で98.8%を占めます(1980〜2000年代の合計、輸入国報告ベース)

原産国からのボールパイソン輸出の内訳を示した棒グラフ。ガーナ44.0%、ベナン28.6%、トーゴ26.2%、残り8か国の合計1.2%で、3国の合計が98.8%。分析対象の期間では2011〜2017年に輸出を報告したのはこの3国だけ。輸出の総数は1975年から2017年で輸出国の報告が3,121,022匹、輸入国の報告が3,979,680匹。18の原産国のうち11か国が輸出し、合計5,000匹以上は6か国だけ。2003〜2017年の記録上の由来はW(野生捕獲)が国別・年別の割合で平均6%未満、年の最大はガーナ15.9%・トゴ5.2%で、大半がR(ランチング)。ただしRの定義は野生から卵または幼体として採取した動物であり、野生から採っていないという意味ではない。出典はHarrington ら 2020とVKM 2023

「ランチング」と記録されていても、野生由来でないとは限りません

CITES の取引記録には、由来を示す符号が付きます。

  • W=野生から採取した個体。成体に限りません
  • R=ランチング。上の定義のとおり、野生から卵・幼体として採ったもの
  • C=飼育繁殖。親が管理下で交尾し、繁殖個体群が野生に依存しない形で維持されているという CITES の要件を満たすもの
  • F=飼育下で生まれたが、C の要件を満たさないもの(親が飼育下で交尾していない、繁殖施設が要件を満たしていない、など)

2003年から2017年にかけて、この3国の輸出で「W(野生捕獲)」と記録された割合は、国別・年別に見て平均6%未満でした。記録上は、野生捕獲からランチングへ切り替わっています。

ただし「どの年も6%未満」ではありません。W の割合は年によっても国によっても違い、ガーナは年の最大で15.9%(15,592匹)、トゴは年の最大で5.2%(3,165匹)でした。

またこの「平均9割超」は R と F を合わせた数字です。F を使ったのはトゴだけで、2014年から2017年に26,782匹が「飼育下で生まれた」として輸出されています。

i

符号が意味するのは、野生から採っていないことではありません

ランチングの定義そのものが「野生から卵または幼体として採取した動物」です。R は「野生から採っていない」という符号ではありません。

そのうえで Harrington らは、「輸出している原産国のあいだで符号の使い方が違う」「原産国のあいだで取引の報告に一貫性がない」「輸出国と輸入国のあいだでも符号の使い方が食い違う」ことを懸念点として挙げています。記録の精度そのものに幅がある、ということです。

日本で会う個体は、この話のどこにいるのか

i

採取された個体の行き先は、ペットの輸出だけではありません

ベナンで2020年7〜10月に行われた聞き取り(Toudonou ら 2022)があります。「ボールパイソンは何のために売られるか」という問いに答えた32人のうち、19人が「収入」、17人が「ブッシュミート」を挙げ、17人が呪術・薬・ヴードゥーといった信仰にもとづく用途に言及しました(複数回答)。採取者21人で年に576〜5,083匹と見積もられています。

これは回答した人の数で、売られた個体の用途別の構成比ではありません。論文はこれを53%・39%と表記していますが、どちらも17人なので、39%は人数と合いません。また著者らは、この調査が「ランチング向けに卵・新生仔・妊娠メスを供給する時期の外」で行われたと断っています。Harrington らと VKM も、食肉・革・伝統医療のための採取があることを書いています。

ここまで西アフリカの話をしてきました。では、日本の店で会う個体はどうなのか。

日本の流通全体がどうなっているかを示す資料は、この記事では見つけられませんでした。出生国別の内訳を調べた公開データに行き当たっていません。ここで書けるのは、当店が公開している自分の数字までです。

購入先の記事で数えたとおり、一般向けに掲載した244匹のうち、仕入元の表示が「JP / LilBalls」——当店で繁殖させたもの——が204匹、残り40匹は「US」または「US / KINOVA」でした(2026年10月5日現在)。

!

「仕入元の表示」は、生まれた場所の証明ではありません

仕入元が「US」であることと、その個体が米国で生まれたこと・飼育下繁殖であることは、同じではありません。確かめられるのは、個体ごとの繁殖記録と、それを誰が持っているかまでです。

だからこそ、聞くことには意味があります。繁殖した人は誰か、出生の記録は残っているか、由来をどう説明できるか。聞き方は購入先の記事と選び方の記事にまとめてあります。この記事を読んだあと、その質問に1つ意味が増えたはずです。

野生の話を、ケージにどう持ち込むか

最後に、ここまでの話が家の設備の何に効いて、何に効かないのかを分けます。

野生の環境をそのまま再現する、という話ではありません。西アフリカの気温や湿度の実測値を、この記事は1つも挙げていません。飼育の数値は、飼育の資料から取ってください。

そのうえで、知っておくと変わることが1つあります。輸出の仕組みと、個体数の傾向です。1匹を迎える判断そのものは変わらないかもしれません。ただ「どこから来た個体か」を聞く意味は変わります。

  • 持ち込めること身を隠せる、狭くて暗い場所。資料が挙げる日中の隠れ場所は、どれも狭くて暗い構造です。シェルターの数・大きさ・置き方はシェルターの記事に。昼に隠れていることだけを根拠に、不調と判断しないのも同じ理由です

  • 持ち込まないこと「野生では〜だから」で温度や湿度を決めること。ケージの中で何℃・何%にするかは、適温の記事と湿度の記事が扱っています。野生の分布域が広いことは、許容範囲が広いことの根拠になりません

  • これだけでは決まらないこと給餌の内容と間隔。野生で何を食べているかは参考にはなりますが、それだけで家で与えるものや量・頻度は決まりません。餌のサイズと頻度は餌の記事と、姉妹店 Lil Rats の餌のサイズの選び方/給餌頻度へ

まとめ

  • 原産国は20か国(VKM 2023)。西端はセネガル・ガンビア、東端は南スーダン・ウガンダ。分布は断片的で、国の数は参照するリストによって18とも書かれます
  • 生息環境は開けた林・サバンナ・低木地・草地・農地、標高0〜1,000m。原生林だけにすむ種ではなく、人の生活圏も使っています
  • 日中の隠れ場所として資料が挙げるのは放棄された齧歯類の巣穴、シロアリ塚、枯れたアブラヤシや草・落ち葉の山の下。採取は、その隠れ場所を掘り返し・割り・ひっくり返して行われます
  • トゴ南部の聞き取りでは、採取は1〜3月に集中し、卵の採集は2〜3月。これは採取の季節であって、繁殖を動かす要因を測ったものではありません。隣国ベナンでは狩りは通年です
  • 野生メス138匹の記録では、クラッチは3〜12個・平均7.7個(Aubret ら 2003、トゴ南部)。当店の38クラッチは平均5.9個で、これは当店のメスの数字です
  • IUCN レッドリストでは Near Threatened(2021年公表・2022年改訂)。ナイジェリアの1地点では、年に見つかった数がオス12.6→3.8匹(69.8%減)・メス10.2→1.8匹(82.3%減)(1995〜1999年と2005〜2008年の期間平均の比較。年あたりの率ではありません)
  • 輸出は1975年から2017年で合計300万〜400万匹。ベナン・ガーナ・トーゴで98.8%。方式はランチングで、現場と報告が一致していないと著者たちは書いています
  • 国の輸出枠は存在します(2022年でトーゴ62,500・ガーナ60,000・ベナン32,000)。ハンターの手元に割当が降りている形跡が無く、枠の超過も報告されています
  • 採取の行き先はペット輸出だけではありません。ベナンではブッシュミートと信仰にもとづく用途が大きな割合を占めた時期があります
  • 当店の掲載個体244匹のうち、仕入元の表示が「JP / LilBalls」が204匹、「US」または「US / KINOVA」が40匹。ただし仕入元の表示は、生まれた場所の証明ではありません

参考にした資料

  • VKM(Vitenskapskomiteen for mat og miljø / ノルウェー食品環境科学委員会). Scientific assessment of risk to populations of Pythons listed by CITES as a result of trade. 2023(§3.16 Python regius:原産国20か国、生息環境と標高、附属書II掲載日1977年2月4日、IUCN Near Threatened、集約農業と農薬による生息環境破壊、モニタリングと採取管理の不在、西アフリカ/中央アフリカの結論/2026年10月8日閲覧)
  • Harrington LA, Green J, Muinde P, Macdonald DW, Auliya M, D’Cruze N. Snakes and ladders: A review of ball python production in West Africa for the global pet market. Nature Conservation. 2020;41:1–24(生息環境と日中の居場所、18原産国のうち11か国、輸出合計3,121,022/3,979,680匹、3国で98.8%=28.6/44.0/26.2%、W の国別年次割合は平均6%未満でガーナの年最大15.9%・トゴ5.2%、孵化後15〜30日で輸出、トゴで約20%放流とその不明点、ソースコードの不整合)
  • D’Cruze N, Harrington LA, Assou D, Ronfot D, Macdonald DW, Segniagbeto GH, Auliya M. Searching for snakes: ball python hunting in southern Togo, West Africa. Nature Conservation. 2020;38:13–36(トゴ南部60人への聞き取り。見つかる場所の内訳、間接サインと日光浴するメス、1〜3月・卵は2〜3月、「ほとんどのクラッチは5〜8個」、放流の実態、クォータ無し、75%が「5年前より少ない」、現場と報告の不一致、ソースコード R の適否)
  • D’Cruze N, Harrington LA, Assou D, Green J, Macdonald DW, Ronfot D, Segniagbeto GH, Auliya M. Betting the farm: A review of Ball Python and other reptile trade from Togo, West Africa. Nature Conservation. 2020;40:65–91(1978年以降の輸入国報告でトゴからの生体輸出1,657,814匹、1992年以降は年にほぼ55,000匹、生体爬虫類の60%、99%が商業目的)
  • Aubret F, Bonnet X, Shine R, Maumelat S. Clutch size manipulation, hatching success and offspring phenotype in the ball python (Python regius). Biological Journal of the Linnean Society. 2003;78(2):263–72(トゴ南部ロメ周辺。野生の妊娠メス138匹でクラッチ平均7.7±1.7個、範囲3〜12個、95%が5個以上、母体サイズと相関 r=0.48、卵が強く接着してクラッチを分割できない)
  • Aubret F, Bonnet X, Shine R, Maumelat S. Why do female ball pythons (Python regius) coil so tightly around their eggs? Evolutionary Ecology Research. 2005;7:743–58(「卵が強く接着しているため、殻を傷めずに分けることが常に可能とは限らなかった」)
  • Toudonou C, Elwin A, Penner J, Coulthard E, Norrey J, Megson D, Rödel MO, Sinsin B, Harrington LA, Auliya M, D’Cruze N. Seeking serpents: Ball python trade in Benin, West Africa. Nature Conservation. 2022;50:85–114(ベナンでは狩りは通年。2021年に Near Threatened と評価された旨の記載)
  • Reading CJ, Luiselli LM, Akani GC, Bonnet X, Amori G, Ballouard JM, Filippi E, Naulleau G, Pearson D, Rugiero L. Are snake populations in widespread decline? Biology Letters. 2010;6(6):777–80. doi:10.1098/rsbl.2010.0373(17個体群中11が急減。ナイジェリアの保護された1地点・1995〜2008年、オス12.6→3.8匹=69.8%減、メス10.2→1.8匹=82.3%減、いずれも p<0.0001。原因は未特定)
  • D’Cruze N, Wilms T, Penner J, Luiselli L, Jallow M, Segniagbeto G, Niagate B, Schmitz A. Python regius(2021年評価の改訂版). The IUCN Red List of Threatened Species. 2022:e.T177562A220378972(Near Threatened。本記事では VKM 2023 §3.16 の引用を通して参照しました)
  • RSPCA「Royal python CARE SHEET」(PDF)(日中は草原の巣穴やシロアリ塚の中や周辺/2026年10月8日閲覧)
  • 当店の公開データ:ボールパイソンとは(繁殖記録38クラッチの集計、輸出98.8%、流通個体の多くが米国・欧州繁殖)/購入先の記事(掲載244匹の仕入元内訳。2026年10月5日現在)
  • 当店の記事:繁殖ガイド/寿命と成長過程/夜行性と照明/シェルター/適温/湿度/選び方/脱走したとき/餌のサイズと頻度
  • 姉妹店 Lil Rats:餌のサイズの選び方/給餌頻度

本記事は、野生のボールパイソンの分布・生息環境・採取と輸出の仕組みを、査読論文と公的機関の評価から整理したものです。生息密度・個体数の総量・日本の流通全体の内訳については、答えを出していません。いずれも、ここで引いた資料の射程の外にあります。

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE

こちらの記事もおすすめ

Lil Rats 〜 蛇ブリーダーの営む国産ラット・マウス販売店

Lil Rats 〜 蛇ブリーダーの営む国産ラット・マウス販売店

飼育

日々100以上のヘビが食べている安心、安全の冷凍ラット・冷凍マウスです。食いつきもご好評いただいております。

PR

Lil Ballsは、ボールパイソンブリーダーが運営するボールパイソン専門店です。

世界最高峰のUS有名ブリーター(KINOVA等)から親子個体を購入し繁殖を行なっております。

最高の遺伝子を持ったボールパイソンの親を育て上げ、最高のボールパイソンを生み出すことを目的に日々精進しています。

  • トップ
  • モルフ計算機
  • モルフ図鑑
  • 販売個体
  • ブログ
  • 用語集
  • ツイッター
  • インスタグラム
  • Youtubeチャンネル
  • 餌診断
  • ストレスチェッカー
  • 繁殖記録
  • お知らせ
  • 店舗情報
  • あいのり輸入便
  • 卸販売(業者様向け)

Copyright ©︎ 2026 Lil Balls

トップ

販売個体

ブログ

モルフ計算機

モルフ図鑑

用語集