ボールパイソン専門サイト ~ Infinity of Ballpython

ボールパイソン専門サイト
  • トップ
  • 販売個体
  • ブログ
  • モルフ計算機
  • モルフ図鑑
  • 用語集
    • 餌診断
    • ストレスチェッカー
  • あいのり便
  • トップ
  • ブログ
  • ボールパイソンのデザートゴースト|単一の変異ではなく DGa・DGb・DGc と記載されています

モルフ

ボールパイソンのデザートゴースト|単一の変異ではなく DGa・DGb・DGc と記載されています

eyecatch

販売ページで 「Het デザートゴースト」「66% Het デザートゴースト」という表記を見たことがあると思います。デザートゴースト——略して DG は潜性のモルフとして扱われてきたので、この表記は「対象の変異を1コピーだけ持っている(かもしれない)」という意味で読まれてきました。

いま、MorphMarket の Morphpedia には、それとは別のことが書かれています。遺伝子検査を手がける Rare Genetics, Inc.(RGI)の調査を受けて、DG を「単純な単一の変異ではなく、複数の遺伝子にまたがって起きている変異の組み合わせ」と記載し、DGa・DGb・DGc という3つの名前を挙げています。当店のモルフ図鑑も同じ趣旨を載せていますが、出どころは同じ検査機関で、対応する査読論文は今回の検索範囲では確認できませんでした。

一方で、ラインについては、作出者本人の署名付きの証言が公開されています。Enhancer ラインの作出者が Morphpedia の Enhancer のページに、2012年に DG と掛けて互換性が証明されたこと、そして混ざった子が「pure Desert Ghost」として売られていることを書いています。この記事は、どの資料に何がどう書かれているかを分けて並べ、当店が確認できなかったことは確認できなかったと書いたうえで、販売ページの表記と交配の計算をどう扱うかまでを整理したものです。

目次

  • 「砂漠の砂」の色。成長で変わると、どの資料も書いています
    • 図鑑が付けているタグ
  • 2003年の記録は、3つの資料で一致しているのではなく1本の鎖です
  • 図鑑には DGa・DGb・DGc と載っています
    • Morphpedia の書き方を、そのまま引きます
    • 当店の図鑑も同じ趣旨ですが、出どころは同じ検査機関です
  • ラインについては、作出者本人の署名付きの証言があります
    • 「ラインは1つだけ」と書いている側
    • Sahara は「現在の理解では非互換」とされています
  • 検査について、2023年に引用されていた文面
  • 今回確認した査読論文と、DG について確認できなかったこと
  • これから組む人が、計算の数字をどう扱うか
  • 「デザート」は、まったく別のモルフです
  • 当店 LilBalls の DG クラッチ11件
  • まとめ
  • 参考にした資料

「砂漠の砂」の色。成長で変わると、どの資料も書いています

デザートゴースト(Desert Ghost、略して DG)は、体色と模様の両方を変える潜性のモルフです。MorphMarket の Morphpedia は 「recessive, color and pattern-altering mutation(潜性で、色と模様を変える変異)」と書いています。

当店のモルフ図鑑の説明は「アイボリー色、クリーム色っぽい表現するカラーモルフ」「一般的には発色に着目しがちですが、模様にも影響を与えると言われており、縞模様の乱れ、エイリアン柄の退縮が確認できます」。そして「成体になるに近づき、より黄色みが抑制され灰色のような色に近づくのが特徴」。

Morphpedia の胴の項も、向きは同じです。「tends to start out with mild gravel-like yellow "alien heads" that fade with age into an almost completely gray with a slight yellow-gold hue(砂利のような淡い黄色のエイリアンヘッドから始まる傾向があり、年齢とともに褪せて、わずかに黄金色を帯びたほぼ完全な灰色になる)」。頭は「usually has a dark-brown/black head with a faded crown(たいていは暗褐色から黒の頭で、頭頂部は褪せている)」です。

i

3つめの資料は、別のところを見ています

World of Ball Pythons の説明文は「A bright morph that also get better looking and brighter as it ages.(年齢とともに見栄えが良く、明るくなる、明るいモルフ)」です。Morphpedia と当店の図鑑が書いているのは色味の変化(黄色みが薄れて灰色へ)、World of Ball Pythons が書いているのは明るさの変化で、着目点が違います。黄色みが薄れて明るい灰色になることは両立するので、この文章だけで矛盾していると判断することはできません。そもそも Morphpedia の記述には tends to(〜する傾向がある)や usually(たいていは)が付いていて、全個体が同じように変わるという書き方ではありません。写真を見るときは、その個体が何歳のときのものかを確かめてください。成長で見え方が変わるモルフは DG に限らず、当店のパステルの記事も同じことを扱っています。

図鑑が付けているタグ

Morphpedia は各モルフにタグを付けています。DG に付いているのは Clean・Hypomelanism・Light・Genetic Test Available の4つ、流通量は Common です。

i

タグは分類で、色素を測った結果ではありません

Hypomelanism は語としては「メラニンの減少」ですが、DG の明るさが実際に黒色素の減少によるものだと測定で確かめた資料を、当店は確認していません。この種のタグは図鑑サイトが表現の似たモルフをまとめるために付けているもので、色素量の測定とは別です。またClean や Light が何を指すかの定義を、当店は確認できていません(Morphpedia にタグの定義ページを見つけられませんでした)。この記事で確かめられるのは「Morphpedia がそう分類している」までです。

最後の Genetic Test Available が、この記事の後半につながります。

2003年の記録は、3つの資料で一致しているのではなく1本の鎖です

Morphpedia によれば、最初に飼育下で作出されたデザートゴーストは、2003年に Reptile Industries の Mark and Kimberly Bell が出した個体です。World of Ball Pythons も 「First Produced By: Mark And Kim Bell, Reptile Industries」「Year: 2003」を載せています。当店の図鑑は「2003年にアメリカのフロリダにある Reptile Industries によって発見された」です(州を書いているのは当店の図鑑だけで、他の2つに記載はありません)。

!

3つの資料が一致している、とは数えられません

Morphpedia の作出年には脚注が付いていて、その参照先が World of Ball Pythons です。そして当店の図鑑が挙げている出典は MorphMarket の1件だけ。出典の表示をたどると World of Ball Pythons → Morphpedia → 当店の図鑑という向きになるので、独立した3つの記録としては数えられません(実際にどう書かれたかまでを当店が確定したわけではなく、表示された参照関係から言えることです)。また「作出(first produced)」と当店の図鑑の「発見」も同じ言葉ではありません。この記事が年と作出者を書いているのは、資料が揃っているからではなく、それが現在広く引かれている記載だからです。

Morphpedia はさらに前段を書いています。「They had acquired the parents that produced these from Mike Ellard at Burgundy Reptiles years earlier(その個体を産んだ親は、数年前に Burgundy Reptiles の Mike Ellard から入手したものだった)」。2003年は「飼育下で初めて出た年」であって、その遺伝子が野生から来た年ではありません。

別名として Morphpedia は 「DG, Bell Line DG」、当店の図鑑は「DG/デザゴ」を挙げています。

図鑑には DGa・DGb・DGc と載っています

DG は長いあいだ「ふつうの潜性モルフ」として扱われてきました。ビジュアル同士を掛ければ全部ビジュアル、ヘテロ同士なら4分の1がビジュアル——モルフ計算機が計算しているのは、その形です。Morphpedia の現在の記載は、その形では説明しきれないものになっています。

Morphpedia の書き方を、そのまま引きます

Morphpedia のデザートゴーストのページ(当店が確認した時点で、最終更新は2025年2月5日)は、歴史の項にこう書いています。

引用(Morphpedia / MorphMarket):Fast forward to the year 2023, and a new chapter in the story of Desert Ghost began to unfold. Through the efforts of Rare Genetics Inc., a deeper investigation into the genetic makeup of Desert Ghost revealed that what the community had considered DG was not a simple, single mutation but rather a combination of mutations occurring in multiple genes. In the case of Desert Ghost, three main genes have been identified and designated as DGa, DGb and DGc.

訳すと、「2023年、Rare Genetics Inc. の取り組みによって DG の遺伝的な構成を掘り下げた調査が行われ、コミュニティが DG と考えてきたものは単純な単一の変異ではなく、複数の遺伝子にまたがって起きている変異の組み合わせであることが明らかになった。デザートゴーストの場合、3つの主要な遺伝子が特定され、DGa・DGb・DGc と名づけられた」です。

同じページの「証明されたライン」の項には、こう付いています。

引用(Morphpedia / MorphMarket):Through genetic testing done by RGI, it has become apparent that a large percentage of the animals tested for Desert Ghost have multiple chromosomes that resemble those of the Desert Ghost trait, but they are not identical. However, due to extensive selective breeding over time, these chromosomes tend to be inherited together.

「RGI の遺伝子検査により、デザートゴーストの検査を受けた動物の大きな割合が、デザートゴーストの形質のものに似ているが同一ではない複数の染色体を持つことが明らかになった。ただし長年にわたる選抜交配のため、これらの染色体は一緒に遺伝する傾向がある」——これが原文の言っていることです。

!

この文章からは、遺伝子の位置も、分離比も読み取れません

この文章だけでは、比較している染色体や変異、その位置関係が分かりません。そして選抜によって特定の組み合わせが集団の中で増えることと、変異が物理的に連鎖していることは別です。別々の染色体に乗っている変異は、選抜しただけでは一組にはなりません。これらの記述から持ち帰れるのは「DG の表現には複数の遺伝子が関わっていると報告されている」という向きまでで、どの遺伝子がどの位置にあり、交配したときにどういう比で分かれるかは決まりません。この記事が訳に原文を併記しているのも、同じ理由です。

なおこの3つの名前が2023年の時点で揃って出ていたかどうかは、当店は確認できていません。Morphpedia のページは更新日しか分からず、いつどの記述が加わったかを追えないためです。「2023年に3つとも確定した」ではなく、「現在の Morphpedia にはこう書かれている」として読んでください。

当店の図鑑も同じ趣旨ですが、出どころは同じ検査機関です

当店のデザートゴーストの図鑑ページにも、同じ趣旨の記述があります。「近年では DG は単なる劣性遺伝のモルフではなく、複数の要因が一つの形質に影響を与える、ポリジーン遺伝(多因子遺伝)の可能性があると、KINOVA や Rare Genetics, Inc によって示唆されています」。そして「DG には主に DGa と DGb という遺伝子が必要な事は分かっているようです。しかし、DGa と DGb を持つ個体でも DG の視覚的表現を示さない検体が発見された事から、DG の表現を示すためには、その他の要因(DGc 仮など)が必要であり、多因子遺伝であると判断されたようです」とあります。

Morphpedia と当店の図鑑が同じことを書いているのは、独立した2つの資料が一致したからではありません。どちらも Rare Genetics, Inc. という同じ検査機関の発表を受けて書かれています(当店の図鑑はもう1社、KINOVA の名前も挙げています)。この記事では DGa・DGb・DGc を「分かったこと」としてではなく、「検査機関がそう発表し、2つの図鑑がそれを載せている」という形で書きます。

i

複数の遺伝子が関わる、という以上のことは言えません

当店の図鑑は「ポリジーン遺伝(多因子遺伝)」、Morphpedia は「複数の遺伝子にまたがる変異の組み合わせ」という書き方です。用語の範囲には幅があり、米国 NHGRI の用語集は polygenic を「2つ以上の遺伝子の影響を受ける形質」として広く定義しています(NHGRI: Polygenic Trait)。また「多因子」は一般に環境要因も含みうる語なので、ポリジーンの言い換えとして使うと意味がずれます。どちらの語を採るべきかを決める資料を当店は持っていません。この記事では「複数の遺伝子の関与が報告されている」に言い方を揃え、各遺伝子の効き方・相互作用・遺伝形式までは分かっていないこととして扱います。図鑑の記述は当店が公開しているものなので、書き換えずにそのまま引いています。なお当店の図鑑とモルフの基本の記事は「劣性/優性」、この記事は「潜性/顕性」と書いていますが、指しているものは同じです。

ラインについては、作出者本人の署名付きの証言があります

DG には「ライン」と呼ばれる区別があります。Morphpedia の概要は「a recessive, color and pattern-altering mutation that has several distinct lines. Most lines are known to be compatible with one another, such as the Bell DG, NERD DG, and the Enhancer DG lines, whereas others, such as Sahara DG, are incompatible with current understanding(いくつかの異なるラインを持つ。Bell DG・NERD DG・Enhancer DG のように、大半のラインは互いに互換性があることが分かっているが、Sahara DG のように現在の理解では非互換のものもある)」。

このうち Enhancer については、Morphpedia に作出者本人が署名した証言が載っています。Enhancer の項の歴史は Selectively Bred Serpents の Marc Bouchard 名義の一人称の文章(脚注先は MorphMarket コミュニティの2021年12月21日の投稿)で、2002年にトーゴから輸入した明るい黄緑色のメスを Genetic Stripe と掛け、その息子を母親に戻して単純潜性だと証明したところまでが書かれています。そして DG との関係については、こうあります。

引用(Morphpedia / MorphMarket、Enhancer の項):The Enhancer and Desert Ghost where bred together in 2012, proving both strains to be compatible, the resulting offspring take on a look in between both strains. Since then, many keepers have mixed both lines together and marketing their offspring as pure Desert Ghost. This being particularly true in the Canadian market.

「Enhancer と Desert Ghost は2012年に掛け合わされ、両方の系統が互換であることが証明された。生まれた子は両方の中間の見た目になる。それ以来、多くの飼育者が両方のラインを混ぜ、その子を pure Desert Ghost として販売している。これはとくにカナダの市場で当てはまる」。同じ文章には「Now many claim the Enhancer and Desert Ghost to be one of the same! I respect their opinion but do not agree with it(いま多くの人が Enhancer と Desert Ghost は同じものだと主張する。その意見は尊重するが、私は同意しない)」ともあり、Enhancer は DG と互換だが見た目も加齢の仕方も違うので、自分たちは系統を分けて維持しているという立場が述べられています。

i

この証言が、買う側にとってどういう意味を持つか

「互換である」ことと「同じものである」ことは別だ、というのがこの文章の主張です。掛ければ表現は出る。けれども出てくる子は両方の中間で、それが「pure Desert Ghost」として売られていると、作出者本人が書いています。ここから言えるのは、「DG」という名前だけでは、どの系統の、どの混ざり方のものかは決まらないということです。ラインの由来を聞く意味があるとすれば、ここです。

ただし、これは当事者の証言で、交配記録そのものではありません。引用した部分に親個体の表記もクラッチの数も子の内訳も書かれていないので、当店が言えるのは「本人が互換性は確認されたと述べている」までです。また同じ文章は、当店の図鑑も名前を挙げている KINOVA(Justin 氏)についても「両方の系統は見た目が違うという考えで、ラインを分けて維持している」と書いていますが、これは2021年の投稿時点の説明で、現在もそうであることを当店は確認していません。

「ラインは1つだけ」と書いている側

一方、World of Ball Pythons の説明文は「Only one genetic line exists.(遺伝的なラインは1つしか存在しない)」です。当店の図鑑は「DG にはいくつかのラインがあり、有名どころだと Bell DG、Enhancer DG、NERD DG、Bp・Supply DG などが確認されています」と書いています。

!

これを「互換性について対立している」とは読めません

由来の違う血統が複数あることと、それらを遺伝的に1つのグループと数えることは、両立します。Morphpedia が互換だとしている Bell・NERD・Enhancer を、World of Ball Pythons の1行が否定しているわけではありません。ラインという語の指す範囲が違う可能性があり、この2つの記述だけでは、対立があるのかどうかを判断できません。

そのうえで、2つの記述は、たどれる根拠の量が同じではありません。Morphpedia の Enhancer の項には著者名・投稿の日付・脚注のスレッドが付いていて、上に引いたとおり交配の年まで書かれています。World of Ball Pythons の側は、著者も日付も根拠も示されていない2文の説明文です。どちらが正しいかを当店は決めませんが、「同じだけ根拠をたどれる2つの資料が食い違っている」という形でもありません。

Sahara は「現在の理解では非互換」とされています

Morphpedia が非互換の例に挙げている Sahara には、独立した項目があります(EB Noah が作出した潜性のモルフ、歴史の項は「No history yet」)。ただし「独立した項目があるから別のモルフだ」とは言えません。互換とされている Enhancer にも独立した項目があるからです。

さらに、Sahara の外見の記述は、DG の記述とほぼ同じ文です。胴の項は名前を差し替えただけの逐語で、頭の項もほぼ同文(faintly coloured と more faintly colored の違いだけ)。ただし、説明文が共通していることは、実際の外見が同じであることの確認にはなりませんし、似た外見と交配の非互換は両立します。Morphpedia が「現在の理解では非互換」と書いている根拠になった交配のデータは、当店は確認できませんでした。言えるのは「Sahara DG というライン名を聞いたら、それが何と互換だとされているかを別途確かめる必要がある」までです。

検査について、2023年に引用されていた文面

DG には遺伝子検査があります。Morphpedia のタグに Genetic Test Available が付き、World of Ball Pythons も 「Genetic Tests Available: Desert ghost」と表示します。

2023年8月に MorphMarket のコミュニティへ引用された RGI の商品説明は、次のようなものでした。

引用(2023年8月17日、MorphMarket コミュニティに掲示された RGI の商品説明):The RGI test for Desert Ghost in Ball Pythons is an elimination test. It is 97% accurate for determining that an animal does NOT have the mutation, but it is only 85% accurate in determining that it does have the mutation. Further research is being done to improve this test to 99% accuracy in all scenarios.

「ボールパイソンのデザートゴーストに対する RGI の検査は除外検査である。その個体が変異を持っていないと判定することについては97%の精度があるが、持っていると判定することについては85%の精度しかない。すべての場面で99%の精度にするための研究が続けられている」。

2023年8月に引用されていた文面を、2つの判定に分けたものです。この文面から読み取れないことも並べました

デザートゴースト(DG)の遺伝子検査について、2023年8月17日に MorphMarket のコミュニティへ引用された Rare Genetics, Inc. の商品説明を、2つの判定に分けて示した図。見出しは「2023年の説明では『除外検査』でした」。持っていないと判定するほうは「97% accurate for determining that an animal does NOT have the mutation」、持っていると判定するほうは「only 85% accurate in determining that it does have the mutation」と書かれている。赤い枠に「この文面から読み取れないこと」という見出しで、2つの数字が感度・特異度・的中率のどれを指すかはこの文面だけでは決まらないこと、どの変異を検査対象にしているかも書かれていないこと、同じスレッドの後の投稿で「これは検査の最初の説明で、DGa と DGb を説明したポッドキャストより前の文面だ」と指摘されていること、検査を申し込むときはその時点の検査機関の説明と報告書の記載に従うこと、という注記がある。

!

当店の既存記事には、97%だけが書いてあります

当店の対立遺伝の記事には、RGI の検査一覧として「Desert Ghost Test|Desert Ghost の除外検査(97%の精度)」とだけ書いてあります。この97%は、上の文面のうち「持っていないと判定するほう」の数字です。同じ文面には「持っていると判定するほうは85%」とあり、当店の記事はそちらを落としています。この記事を読んだあとで対立遺伝の記事の一覧を見たときに、数字が1つしか無いことで混乱しないよう、ここに書いておきます。

!

この文面を、いまの検査の説明として読まないでください

(1) これは掲示板に貼られた引用で、RGI 自身のページを当店が直接確認したものではありません。同社の検査一覧は会員登録が前提になっていて、当店は閲覧していません。(2) 2023年8月時点の文面です。同じスレッドの後の投稿でも「これは検査の最初の説明で、更新されるべきかもしれない。DGa と DGb を説明したポッドキャストより前の文面だ」と指摘されています(これは RGI の発表ではなく、掲示板の投稿者が「自分の記憶では」と断ったうえで書いているものです)。(3) 2つの数字が感度・特異度・的中率のどれを指すのかも、この文面だけでは決まりません。検査を使うかどうかを決めるときは、この記事の数字ではなく、申し込む時点の検査機関の説明と、返ってきた報告書の記載を読んでください。

RGI が公開している検査グレードの定義のほうは、ログインなしで読めます。C グレードの説明にはこうあります。

引用(Rare Genetics, Inc.「About Our Test Grades」):To date our test accounts for all located/known mutations that cause this phenotype, but we are still looking to see if there are any signs that another mutation exists that causes this morph. Expected accuracy for this test is over 99%. (...) So a Het or Hom result will be generally correct, and a negative means you may have one of the secondary mutations that there is not currently a test for yet.

「現時点では、この表現型を引き起こす既知の変異はすべて検査でカバーしている。ただし、このモルフを引き起こす別の変異が存在する兆候がないかは、まだ調べている最中である。この検査の期待される精度は99%超。(中略)したがってヘテロやホモという結果は概ね正しいが、陰性は、まだ検査のない二次的な変異を持っているかもしれないことを意味する」。

ただしこれは特定のモルフではなく、グレードの一般的な説明です。そしてC グレードの説明が「99%超」としているのは、検査対象にしている変異についての期待精度です。上に引いた97%/85%とは対象・指標・時点の対応が確かめられないので、この数字だけで DG のグレードを判定することはできません(そもそも DG の検査がどのグレードに置かれているかを、当店は確認できていません)。ですからこの2つの引用を足して「DG の陰性はこういう意味だ」と結論することはできません。どちらの引用からも言えるのは、結果を読むときに「何が検出されなかったのか」を報告書の側で確かめる必要がある、という一般的な注意までです。

今回確認した査読論文と、DG について確認できなかったこと

ボールパイソンのモルフの中には、関連する変異が査読論文で報告されたものがあります。

  • クラウン|メラノコルチン1受容体(MC1R)の膜貫通領域のミスセンス変異と関連。商業ブリーダーと愛好家から脱皮殻を集め、全ゲノムのプール配列解析・組織学・電子顕微鏡で調べたものです(Garcia-Elfring ら、Pigment Cell & Melanoma Research 2025年巻/オンライン公開は2024年11月)。当店の対立遺伝の記事でも、クラウンコンプレックスの項でこの研究に触れています
  • アザンティックの一系統(VPI Axanthic)|GTP シクロヒドロラーゼ II(gch2)に早期終止コドンを生じるナンセンス変異と関連。こちらも脱皮殻を集めたプール配列解析です(Animal Genetics 2025)。脊椎動物でアザンチズムに関連する遺伝子が報告された最初の例とされています
  • イエローベリーのアレルのシリーズ|エンドセリン受容体 EDNRB2 の機能喪失型と考えられる変異と関連(G3 2023)。ノーマルの斑紋が、ほぼ全身の白、あるいは背中の縦縞に変わる表現を扱っています
  • 脱皮殻から色素が抜ける表現|メラノフィリン遺伝子のフレームシフト変異と関連(microPublication Biology 2023)

!

3番目の論文は、遺伝子名の取り違えで訂正されています

この論文は公表直後に著者自身が編集部へ遺伝子名の誤りを申し出て、懸念表明を経て撤回・差し替えの手続きが取られました。出版社の通知は、色の表現に関連していた配列(登録番号 OP589186)の正しい名称は EDNRB2、関連が認められなかった配列(OQ412607)が EDNRB1 だと説明しています。そして「No other results or conclusions appear to be impacted by these errors(これらの誤りによって、他の結果や結論が影響を受けたようには見えない)」としたうえで、訂正版が元の論文と同じ場所に再掲載されました。この論文を引くときは、差し替え後の版を見てください。ネット上には訂正前の EDNRB1 という名前で紹介している記述が残っています。

デザートゴーストは、この中に入っていません。当店が PubMed で引いた検索式は「"Python regius"[All Fields] AND (colour OR color OR morph OR pigment OR genetic)」で、ヒットした51件を見た範囲には、DG の遺伝的な機序を検証した論文はありませんでした。他の検索式や、査読誌以外の場所に何かあるかどうかまでは確かめていません。

i

「確認できなかった」は「嘘だ」ではありません

査読論文を確認できなかったことは、検査機関の発表が間違いだという意味ではありません。上に挙げた論文のうち2本は、ブリーダーが送った脱皮殻を材料にしています——趣味の側のデータが研究に流れている領域です。ここで言いたいのは確かめられ方の違いだけで、クラウンやアザンティックの一系統については、関連する変異と配列が論文に書かれています。DGa・DGb・DGc については、当店は原因となる配列も検証の方法も確認できませんでした。

これから組む人が、計算の数字をどう扱うか

「66% het」のような表記が検査結果ではなく、親の組み合わせからの確率であることは、モルフ計算機の記事とパイボールドの記事に書いたとおりです。正確には、単純な潜性のモデルで「ヘテロ×ヘテロ」から生まれた個体のうち、ビジュアルでなかったものに限ったときに、その個体がヘテロである確率が3分の2(約66%)という意味になります。

DG で1つ増えるのは、その確率が立っている土台のほうです。

  • 計算機は「1つの座の潜性」として計算します。これはモルフの基本どおりの扱いで、多くの潜性モルフではそれで合います。DG について検査機関が言っているのは、その前提が DG には当てはまらないかもしれないということです
  • ただし「複数の遺伝子が関わる」から分離比がこう変わる、という計算を当店は示せません。たとえば表現に必要な他の座の遺伝型が両親で揃っていて、残る1つの座だけが分かれる交配なら、単一の座の潜性と同じ比になる場合があります。けれどもDG でその条件が成り立っていることを確かめた資料を、当店は確認できませんでした
  • 変わるのは「予想と違ったときに、何を分けて確かめるか」です。偶然によるばらつき、親の遺伝型、子の表現の判定、交配や孵化の記録、ラインの由来——複数の遺伝子が関わるという記載だけで、原因を特定することはできません
  • そして偶然によるばらつきは、依然として大きいです。ヘテロ×ヘテロで狙いが4分の1のとき、6匹が孵化して表現を判定できた場合に1匹も出ない確率は17.8%(計算は計算機の記事に載せました)。ビジュアル×ヘテロなら狙いは2分の1で、6匹とも外れる確率は1.56%まで下がります。いずれも単一の座の潜性モデル・親の遺伝型が想定どおり・各個体の結果が独立・遺伝型によって孵化や判定のしやすさが偏らない、という前提での数字です。孵らなかった卵を「外れ1匹」として数えることはできません

1クラッチ出なかったことだけでは、ラインの非互換とは断定できません。決定的ではない、という意味で、材料にならないという意味ではありません。買う側として聞けることは多くありませんが、「ラインは何と聞いているか」「検査を受けているか、受けているなら報告書の記載はどうなっていたか」の2つは、答えが返ってくれば判断の材料になります。「分からない」も、資料がこの状態である以上は正直な答えです。

「デザート」は、まったく別のモルフです

名前が似ていることによる取り違えについて。「デザート(Desert)」は、デザートゴーストとは無関係な別のモルフです。そしてこちらにはメスの繁殖に関わる問題が知られています。

Morphpedia のデザートの項は「a dominant Ball Python mutation who's females have fertility issues(メスに繁殖上の問題がある顕性の変異)」「completely unrelated to the Desert Ghost mutation(デザートゴーストの変異とはまったく無関係)」と書き、問題の項に「Female Desert Ball Pythons have known fertility issues.」と明記しています。タグも Fertility Issue。World of Ball Pythons の説明文はこうです。

引用(World of Ball Pythons、Desert):A striking morph, of which the females are always egg bound, so these should never be bred! Males can be reproduced without issues. Not to be confused with Desert ghost, a completely unrelated morph.

「目を引くモルフだが、メスは常に卵詰まりを起こすので、繁殖させるべきではない。オスは問題なく繁殖に使える。まったく無関係なモルフであるデザートゴーストと混同しないこと」。

!

2つの資料は、同じことを書いているわけではありません

Morphpedia が書いているのは「fertility issues(繁殖上の問題)」で、「卵詰まり(egg bound)」と書いているのは World of Ball Pythons だけです。受胎しないことと、産めずに詰まることは別の状態です。そして「always(常に)」は同サイトの説明文の言葉で、発生率を実測した資料を当店は確認していません。注意としては受け取ってください——ただし「全個体で必ずこうなると測られた」とは読まないでください。またこの引用は「オスは問題なく繁殖に使える」とも書いています。メスについての注意であって、モルフ全体を繁殖から外せという話ではありません。

i

取り違えは、実際に起きています

Morphpedia のデザートの歴史の項には、2000年代初頭に Stan Chiras と Peter Kahl が、それぞれ「デザートゴーストだと思われていた」輸入のオスを入手したところ、交配したら父親とそっくりな子が出て、潜性ではなく顕性だと分かったという経緯が書かれています(なお同じ項の1段落目にある2001年の最初の個体については、「潜性の別の変異だと思われていた」とだけ書かれていて、デザートゴーストの名前は出てきません)。名前の似た2つを混ぜないでください。メスの繁殖に関わる話なので、間違えたときの影響が個体に出ます。繁殖を考える前に読むものは繁殖を始める前にの記事にまとめています。

当店のモルフ図鑑に「デザート」の項目はありません。当店が扱っていないためで、この節の記述は上の2つの資料によるものです。

当店 LilBalls の DG クラッチ11件

当店はデザートゴーストを継続して扱っています。公開している交配記録のうち、親のモルフ表記に DG/Desert Ghost を含むクラッチは11件です(2026年10月24日時点。全38件中。ビジュアルのほか Het・66% Het・50% Het の表記も含みます)。卵の数の合計は72個、孵化は61匹。内訳はこうなっています。

  • 全部孵ったクラッチが9件|LCB20230508005(6→6)、LCB20230706008(7→7)、Lil25004(7→7)、Lil25010(7→7)、Lil25011(5→5)、Lil25016(7→7)、Lil25018(8→8)、Lil25023(4→4)、Lil25028(8→8)
  • 一部しか孵らなかったクラッチが1件|LCB20230414003(6→2)
  • 1匹も孵らなかったクラッチが1件|LCB20230530006(7→0)。記録には「少し歪な形をしている卵もあります」とあります

後の2件は、親のモルフ表記が同じ(Pastel TSK Axanthic het DG × Super Pastel DH TSK Axanthic DG)クラッチです。ここで言いたいのは DG のせいで孵らないということではありません——卵が孵るかどうかと、孵った子にどの表現が出るかは、別の問題だということです。「狙いが出なかった」を数えるときは、まず孵化しなかった卵を分けて数える必要があります。上の 7→0 のクラッチでは、分離比については何も分かりません。

いちばん新しい Lil25028(Leopard Hypo Clown Het Desert Ghost × Fire Spotnose DHet DG Clown 50% Het Hypo)の記録には、孵った子の比較写真とともに「左:Fire Spotnose DG Clown Het Hypo/右:Fire Spotnose Clown Het Hypo 66% Het DG」という説明が載っています。この記事で扱ってきた「66% Het」が、実際にどういう場面で付く表記なのかの例です。

そのうえで、当店はこの記事で、自分たちの販売表記を「正しい」と主張していません。「66% Het」は親の組み合わせからの確率であり、DG についてはその確率が立っている前提のほうに検査機関からの指摘がある——その両方を知っていただいたうえで選んでいただくのが筋だと考えています。当店のデザートゴーストの図鑑ページには、ラインの名前・DGa / DGb / DGc の話・情報源(KINOVA の CLTCH、Rare Genetics, Inc. の YouTube)を載せてあります。この記事を書いた時点で、図鑑の記述は書き換えていません。

まとめ

  • デザートゴースト(DG)は、体色と模様の両方を変える潜性のモルフです。現在広く引かれている記載では、最初の作出は2003年、Reptile Industries の Mark and Kimberly Bell。ただしMorphpedia の作出年の脚注は World of Ball Pythons を参照し、当店の図鑑の出典は MorphMarket なので、この3つは1本の鎖です
  • 成長で変わることは、どの資料も書いています。Morphpedia と当店の図鑑は色味(黄色みが薄れて灰色へ)、World of Ball Pythons は明るさ。着目点が違うだけで、矛盾しているとは判断できません。Morphpedia の記述には tends to / usually が付いています
  • Morphpedia は、RGI の検査をもとに「単一の変異ではなく、複数の遺伝子にまたがる組み合わせ」と記載し、DGa・DGb・DGc を挙げています。当店の図鑑も同じ趣旨ですが、出どころは同じ検査機関です
  • ラインについては、Enhancer の作出者本人の署名付きの証言が Morphpedia にあります。2012年に DG と掛けて互換性が証明され、その後、混ざった子が「pure Desert Ghost」として売られていると書かれています。「DG」という名前だけでは、どの系統のどの混ざり方かは決まりません
  • 検査について、2023年8月に引用されていた文面は「除外検査」としていました(持っていないと判定するほうが97%、持っていると判定するほうが85%)。いまの対象・性能・結果の読み方は当店では確認できていません
  • 今回確認した査読論文では、クラウンと MC1R、アザンティックの一系統と gch2、イエローベリーのシリーズと EDNRB2 の関連が報告されています。DG の遺伝的な機序を検証した論文は、今回の検索範囲では確認できませんでした
  • 計算機の数字は捨てなくていい。変わるのは「予想と違ったときに何を分けて確かめるか」です。ヘテロ×ヘテロの4分の1なら6匹判定して0匹が17.8%、ビジュアル×ヘテロの2分の1なら1.56%。孵らなかった卵を「外れ」として数えることはできません
  • 「デザート」は別のモルフで、メスに繁殖上の問題が知られています。卵詰まりと書いているのは2資料のうち1つだけで、発生率を測った資料は確認できていません。名前を混ぜないでください

参考にした資料

モルフの資料

・Desert Ghost - Ball Python Traits - Morphpedia(MorphMarket)(潜性/Reptile Industries の Mark and Kimberly Bell が2003年に作出(作出年には World of Ball Pythons を参照する脚注が付いています)/別名 DG, Bell Line DG/タグは Clean・Genetic Test Available・Hypomelanism・Light/流通量 Common。ラインと DGa・DGb・DGc の記述は本文に原文で引用。当店が確認した時点でページの最終更新は2025年2月5日/2026年10月24日閲覧)

・Enhancer - Ball Python Traits - Morphpedia(MorphMarket)(潜性/Selectively Bred Serpents と RegiusCo が2004年/歴史の項は Marc Bouchard 名義の一人称の文章で、2012年の DG との交配、「pure Desert Ghost として売られている」、KINOVA への言及を含みます。証明されたラインは Desert Ghost と NERD DG Line/2026年10月24日閲覧)

・Sahara - Ball Python Traits - Morphpedia(MorphMarket)(EB Noah が作出した潜性のモルフ。歴史の項は「No history yet」。外見の記述はデザートゴーストの記述とほぼ同文/2026年10月24日閲覧)

・Desert - Ball Python Traits - Morphpedia(MorphMarket)(顕性/「completely unrelated to the Desert Ghost mutation」/問題の項に「Female Desert Ball Pythons have known fertility issues.」、タグは Fertility Issue/歴史の項に、デザートゴーストだと思われていた輸入個体が顕性だと判明した経緯/2026年10月24日閲覧)

・Desert Ghost|World of Ball Pythons(「Genetics: Recessive」「First Produced By: Mark And Kim Bell, Reptile Industries」「Year: 2003」「Genetic Tests Available: Desert ghost」。説明文は「A bright morph that also get better looking and brighter as it ages. Only one genetic line exists.」。検査のリンク先は運営元 ProHerper Labs の検査ページ/2026年10月24日閲覧)

・Desert|World of Ball Pythons(「Genetics: Dominant」/説明文は本文に原文で引用/2026年10月24日閲覧)

検査機関

・Available Tests / About Our Test Grades(Rare Genetics, Inc.)(グレードの一般的な定義。C グレードの文面は本文に原文で引用(検査対象の変異についての期待精度は99%超)。個別のモルフの検査一覧は会員登録が前提で、当店は閲覧していません。DG がどのグレードかは確認できていません/2026年10月24日閲覧)

・RGI Desert Ghost Elimination Test(MorphMarket コミュニティ、2023年8月17日)(97%/85%の文面は、このスレッドの最初の投稿に引用された RGI の商品説明です。同じスレッドの後の投稿に「that description came out before their podcast explaining DGa and DGb」という、投稿者が自分の記憶として書いた指摘があります。掲示板の投稿そのものは一次資料ではありません/2026年10月24日閲覧)

査読論文

・Garcia-Elfring ら「A Ball Python Colour Morph Implicates MC1R in Melanophore-Xanthophore Distribution and Pattern Formation」Pigment Cell & Melanoma Research(2025年巻/オンライン公開 2024年11月)(クラウンの表現と MC1R の膜貫通領域のミスセンス変異の関連。材料は商業ブリーダーと愛好家から集めた脱皮殻)

・「GTP cyclohydrolase II (gch2) and axanthism in ball pythons: A new vertebrate model for pterin-based pigmentation」Animal Genetics(2025)(飼育下のアザンティックの一系統(VPI Axanthic)と gch2 の早期終止コドンの関連。脊椎動物でアザンチズムに関連する遺伝子を報告した最初の例)

・「Stripes and loss of color in ball pythons (Python regius) are associated with variants affecting endothelin signaling」G3(2023、jkad063)(イエローベリーのアレルのシリーズと EDNRB2 の機能喪失型と考えられる変異の関連)。あわせて懸念表明(jkad182)と撤回・差し替えの通知(jkad211)(「The correct annotation for the gene associated with color phenotypes (accession OP589186) is EDNRB2, and the correct annotation for the gene not associated with color phenotypes (accession OQ412607) is EDNRB1.」「No other results or conclusions appear to be impacted by these errors.」/2026年10月24日閲覧)

・「A frameshift variant in the melanophilin gene is associated with loss of pigment from shed skin in ball pythons」microPublication Biology(2023)

・上記は PubMed で「"Python regius"[All Fields] AND (colour OR color OR morph OR pigment OR genetic)」を引いた51件から拾ったものです(2026年10月24日検索)。

当店の記事・図鑑・記録

・モルフ図鑑:デザートゴースト(見た目の記述、ライン名、DGa / DGb / DGc の話。出典欄は MorphMarket の1件。この記事では書き換えていません)/交配記録(親のモルフ表記に DG/Desert Ghost を含むクラッチ11件・卵72個・孵化61匹は、2026年10月24日時点の公開記録から数えました)

・モルフ計算機の使い方(「66% het」が確率であること、4分の1の狙いが6匹で0匹になる17.8%)/モルフとは?品種と遺伝の仕組み/対立遺伝を徹底解説(クラウンコンプレックスと MC1R、RGI の検査一覧)

・パイボールド(見た目でヘテロは分からないこと、遺伝子検査と World of Ball Pythons の運営)/パステル(成長で色が変わる)/スパイダーとウォブル(分かっていないことの扱い方)

・繁殖を始める前に/繁殖完全マスターガイド(ペアリングの進め方、交尾の兆候)

本記事は、モルフの図鑑サイト2件、検査機関の公開情報、査読論文、および当店が公開している図鑑・交配記録を突き合わせて整理したものです。DGa・DGb・DGc に関する記述は、査読を経た資料に基づくものではありません。検査機関の発表と、それを載せた図鑑の記述という形で読んでください。当店が確認できなかったことは、確認できなかったと本文に書いています。

  • Twitter
  • Facebook
  • LINE

こちらの記事もおすすめ

Lil Rats 〜 蛇ブリーダーの営む国産ラット・マウス販売店

Lil Rats 〜 蛇ブリーダーの営む国産ラット・マウス販売店

飼育

日々100以上のヘビが食べている安心、安全の冷凍ラット・冷凍マウスです。食いつきもご好評いただいております。

PR

Lil Ballsは、ボールパイソンブリーダーが運営するボールパイソン専門店です。

世界最高峰のUS有名ブリーター(KINOVA等)から親子個体を購入し繁殖を行なっております。

最高の遺伝子を持ったボールパイソンの親を育て上げ、最高のボールパイソンを生み出すことを目的に日々精進しています。

  • トップ
  • モルフ計算機
  • モルフ図鑑
  • 販売個体
  • ブログ
  • 用語集
  • ツイッター
  • インスタグラム
  • Youtubeチャンネル
  • 餌診断
  • ストレスチェッカー
  • 繁殖記録
  • お知らせ
  • 店舗情報
  • あいのり輸入便
  • 卸販売(業者様向け)

Copyright ©︎ 2026 Lil Balls

トップ

販売個体

ブログ

モルフ計算機

モルフ図鑑

用語集