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ボールパイソンの魅力が分かる!初めてでもできる飼育法を解説

2023年06月09日

eyecatch

・ボールパイソンの魅力はなんですか?
・ボールパイソンは初心者でも飼育できますか?

以上の疑問を解決するべく、本記事ではボールパイソンの魅力と初めてでもできる飼育法を紹介しています。

「ボールパイソンが好き」「飼育してみたい」という方にとって、タメになる内容が詰まっています。

私たちLil Ballsは、ボールパイソンブリーダー兼専門販売店として、ボールパイソンの魅力を発信しています。

ボールパイソンの特徴や飼育法を知って、安心してボールパイソンと関わっていきましょう。

ボールパイソンの特徴とは?


ボールパイソンとは、ニシキヘビ科ニシキヘビ属のヘビに分類されています。
別名、ボールニシキヘビと言われており、特別な飼育許可もいらないので誰でも飼育しやすい爬虫類です。

下記のとおり、ボールパイソンの主な特徴を3つ紹介します。
➀温厚でおとなしい
➁モルフ(種類)が豊富
③寿命が長い

それぞれ解説しているので、ぜひ参考にしましょう。

➀温厚でおとなしい

ボールパイソンは、どちらかというと臆病でおとなしい性格なので「ヘビを飼うのが初めて」という方も安心して飼いやすいです。
攻撃的な行動をとることはほとんどなく、ハンドリング(手で触ること)も比較的簡単におこなえます。

➁モルフ(種類)が豊富

ボールパイソンにはさまざまなモルフがあり、多様な色や模様の個体がいます。
例えば、アルビノ・パイボール・クラウン・アザンティック・レオパードなどの種類があり、模様がそれぞれ異なります。

自分の好きな見た目に合わせたモルフを選びましょう。

③寿命が長い

ボールパイソンは比較的寿命が長いです。野生では約10年といわれますが、飼育下での寿命は約20〜30年と、野生の寿命の倍以上になります。
個体差によっても変動しますが、適切な飼育環境とケアをしていれば、長寿命につながるでしょう。

ペットとして、長い年月をともにできるため飼い主との絆も深くなります。

以上がボールパイソンの主な特徴の3つです。ただし、これらの特徴は個体によって異なるため、個々のボールパイソンの性格や健康状態を考慮しながら付き合いましょう。

ボールパイソンの買い方 | どこで買える?


ボールパイソンを飼いたいと思ったとき、いったいどこで購入できるのでしょうか。

主に下記の3つの方法で買うことができます。

①爬虫類専門店
②ボールパイソン専門店
③ブリーダー

それぞれどんな市場なのか、説明しているので以下を参考にしましょう。

爬虫類専門店

ボールパイソンは爬虫類専門店で販売しています。
販売店によって、モルフや数に差がありますが、専門店なので豊富に取り揃えている所も多いです。

専門店のスタッフは、ボールパイソンをはじめとした爬虫類に関する専門知識を持っています。

ボールパイソンの飼育法や注意点など疑問点についてもアドバイスしてくれるでしょう。

知識を持ったスタッフと対面で会話したうえで、購入するかを決めることができるため、安心感も大きいです。

また、ボールパイソンのアクセサリーや飼育グッズなども販売されているので、購入当日から飼育ができます。

ボールパイソン専門店

ボールパイソンのみを販売している専門店もあります。

さまざまなモルフのボールパイソンを取り揃えているので、自分に合うモルフを見つけられる可能性が高いです。

働くスタッフはボールパイソンの専門家です。
モルフやそれぞれの個体の性格によってアドバイスがもらえる可能性が高いので、より安心して購入できるでしょう。

ブリーダー

ボールパイソンを扱うブリーダーから購入することも可能です。

ここでいうブリーダーとは、ボールパイソンの繁殖を専門とする人や業者を指します。

繁殖の知識が豊富で、個体にこだわりを持って繁殖させています。

例えば、表現が綺麗な個体や、面白い表現をする個体、日本では手に入りにくい個体などです。

さまざまなモルフのボールパイソンを取り揃えているので、自分に合うモルフを見つけられる可能性が高いといえます。

特に、ブリーダーとして働くスタッフは専門家のため、モルフやそれぞれの個体の性格によってアドバイスがもらえるでしょう。

ブリーダーから購入したい場合には、ぜひ弊社の公式サイトをご覧ください。

Lil Ballsでは、海外有名ブリーダーと連絡を取り合い、お客様が欲しいボールパイソンを指名輸入しています。

ボールパイソンのモルフ図鑑や専門用語の解説、ボールパイソンに関する知識も公開しているので参考にしましょう。

ボールパイソンの飼育法 | 環境とケア方法


ボールパイソンを飼育するにあたって、考慮すべき環境とケア方法について以下の5つを紹介します。

➀飼育ケージの選び方|サイズ・設置場所
➁温度・湿度管理
③食事・水の与え方
④脱皮の対応
⑤ケージの掃除

それぞれ解説しているので、特に初めてボールパイソンの飼育を検討している人は、ぜひ参考にしましょう。

飼育ケージの選び方|サイズ・設置場所

飼育ケージは、ボールパイソンにストレスを与えないようにし、快適に生活してもらうために大切です。

面積の目安は、とぐろをまいた状態の3倍で、高さは最低でも15〜30㎝は必要になります。

狭くて細長い環境のほうが、エサ食いが安定するので大きいサイズを買えばいいという訳ではありません。

ボールパイソンを繁殖させる前提のうえ、ケージサイズの目安を下記の表で紹介しているので、ぜひ参考に選びましょう。

成長段階(重さ)おすすめサイズ(cm)おすすめ製品
ベビー(150g未満)幅45 高さ30 奥行45シューズケース➀
ヤング(150 ~ 300g)幅60 高さ30 奥行45シューズケース➁
アダルト(300g以上1kg未満)幅90 高さ45 奥行45ARS製のタブ10シリーズ
アダルト(1kg以上)幅120 高さ45 奥行45ARS製のタブ 55シリーズ

以上のように成長段階によって、ケージの推奨サイズは異なります。

ペットとして飼育している場合はレプボを使用し、成長に合わせて大きくしましょう。

個体のサイズによって、ケージは十分な広さとボールパイソンが自由に移動できる空間の確保が必要です。

ただし、ケージのサイズが個体に比べて大きすぎると落ち着きにくくなったり、温度管理が難しくなったりします。

ケージ床材は、シートタイプとチップタイプの2種類が使われることが多いです。以下の表を参考にしましょう。

床材特徴(種類)メリットデメリット
チップタイプ・広葉樹チップ
・針葉樹チップ
・ヤシガラ
・取り替えるのは汚れている一部でOK
・脱皮不全になりにくい(保温保湿が良)
・レイアウトが良くなる
・シートタイプより高価
・汚れたチップを取り残して、カビやダニの発生につながる可能性もある
シートタイプ・新聞紙
・ペットシーツ
・キッチンペーパー
・汚れが分かりやすく掃除しやすい
・安価で手に入る
・ケージに綺麗に敷くのが難しい
・見た目が味気ない
・吸水に向かない(新聞紙)

一般的にボールパイソンの飼育では、2つのタイプが使われることが多いです。

またケージは、十分な換気ができるように通気口があるものを選びましょう。
空気を循環させることで臭いもこもりにくく、飼育環境も良くなります。

ボールパイソンの個体によって、ケージのサイズが異なるため、自分が飼いたい大きさに合わせて購入しましょう。

設置場所は、上からの干渉を嫌うので、なるべく高い位置かつ倒れないように安定した場所に配置します。

ボールパイソンは夜行性のヘビであり、常に明るい場所ではストレスを与えます。
日中は自然光程度の明るさ、夜は暗くするのがベターといえるでしょう。

直射日光や温度変化が生じやすい場所は避けることを推奨します。

温度・湿度管理

ボールパイソンは温暖な環境を好みます。

野生のボールパイソンは、サバンナ地方に生息している生態なので、湿度管理も重要になります。

飼育におけるケージ内の最適温度は28〜32℃で、湿度は50〜70%程度に保ちましょう。

飼育する部屋には、温度湿度計を設置してすぐに確認できるようにすると管理しやすいです。

温度管理にはパネルヒーターやエアコン、湿度管理には加湿器や霧吹きを使うことを推奨します。

ケージの種類や床材によっても保温保湿の数値が変わるので、試しながら調整しましょう。

食事・水の与え方

ボールパイソンは肉食です。

主にマウスやラットのような小型の哺乳類を食べます。
食事はボールパイソンの体のサイズに合った適切な大きさのマウスを、1週間に1回程度の目安で与えます。

まだ小さいベビー期には、週に2.3回程度、アダルトになったら1.2週に1回エサを与えましょう。

エサのサイズに関しては、下記のページで詳細を説明しているので、ぜひ参考にしてください。

【永久保存版】ボールパイソンの飼育方法を全部ご紹介

ボールパイソンの餌のサイズと頻度を徹底解説、冷凍ラットや冷凍マウスのサイズもご紹介

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またケージ内には、飲み水と兼用でボールパイソンが全身を浸けられるよう(脱皮のため)に水入れも準備します。

個体によっては、水中で排泄することもあるので、週に1回は水を交換しましょう。

脱皮の対応

ボールパイソンは成長するなかで定期的に脱皮します。

ベビー時は毎月脱皮をして、大きくなると2.3ヶ月に1回と頻度が減っていきます。

ボールパイソンの皮膚がくすんで乾燥し、目が濁ったり、皮膚が剥がれたりしたら脱皮の前兆です。

脱皮の時期は、特に湿度の管理が重要になります。70%以上に保つことを意識しましょう。

湿度が低いと、ボールパイソンは脱皮をスムーズにおこなえずに、脱皮不全になることも考えられます。

脱皮はおよそ1週間かけておこないます。

脱皮が始まったら、ケージ内の湿度を保つために霧吹きや加湿器を使用して、高い湿度を保ちましょう。

また脱皮中はボールパイソンに触れないようにし、皮膚が完全に剥がれるまで放置します。

ケージの掃除

ボールパイソンの飼育ケージは定期的に清掃しましょう。

臭いの問題は、床材を取り替えることで解決します。
汚れた部分や排泄物を見つけたら、速やかに取り除いてケージ内を清潔に保ちます。

飼育ケージの掃除の際は、ボールパイソンを別の場所(容器)に移し、ケージ内を清潔にした後、ボールパイソンを元のケージに戻しましょう。

以上のケア方法を念頭に置きながら、ボールパイソンの飼育をおこなうと、健康で長生きできる環境を作れます。

ハンドリングの基本


ボールパイソンをハンドリングする際に把握しておきたい以下の3つの基本があります。

➀ハンドリングのタイミングと頻度
➁安全なハンドリングのテクニック
③ハンドリングの注意点

ボールパイソンを飼育するうえで、大事なポイントになりますので確認しておきましょう。

ハンドリングのタイミングと頻度
ハンドリングするタイミングと頻度は、個体の性格や慣れ具合によって異なります。

ハンドリングは、必ずしも必要なスキンシップの一貫ではないので、頻繁におこなう必要はありません。むしろストレスになりやすいので、人間に慣れさせる程度にとどめておきましょう。

例えば、水入れを交換するときや床材の入替、食事前のタイミングなどです(週1~2程度)。

特に新たにボールパイソンを買った時は、まずはケージ内の環境に慣れさせることが重要です。

安全なハンドリングのテクニック

ボールパイソンをハンドリングする際には、以下のテクニックを守って安全におこないましょう。

➀ハンドリングする前に手を洗い、手に香りや匂いが残っていないことを確認します。

➁急な動作・接触を避け、ゆっくりと落ち着いた動作で近づきます。

③支える際には、体の腹部をサポートするように手を添えます。
※ヘビの進行方向に手があるようにします。

④持つ時は、急に動かしたり、力を入れ過ぎたりしないように注意します。
※乱暴な扱いをすると、噛む場合もあります。

⑤持ち上げる場合、ゆっくりと動かし、首やしっぽを掴まないようにしましょう。

以上がハンドリングの時におけるテクニックです。

ハンドリングの注意点

ボールパイソンをハンドリングする際には以下のポイントに注意しましょう。

●においに敏感なので、ハンドリング前に手を洗う。 ※香水なども控える
●ヘビが食事した直後や脱皮前後はハンドリングを避ける。
●頭部や尾部への過度な圧力を避ける。
●自然な動きを取ることを優先し、無理強いしないようにする。
●周囲の安全を確保し、逃げ出すことや転落することを防ぐ。
「シューシュー」と威嚇音が聞こえたら、ハンドリングを中止する。

以上の点を踏まえて、ボールパイソンと仲良く触れ合いましょう。

ボールパイソンとの楽しい関わり方


楽しくボールパイソンとの時間を過ごすためにおすすめの関わり方を紹介します。

観察

ボールパイソンは夜行性なので、夜間に活動することが多いです。

暗い時間帯にケージを観察することで、活発なヘビの様子を観察できます。
また、ケージ内での観察は、ボールパイソンとの関わり方を深めるうえで重要です。

エサを与える際には、ボールパイソンがエサを食べる姿を観察することも楽しいです。
適切なサイズのマウスやラットを与え、快適に摂食できるようにしましょう。

ハンドリング

ハンドリングの目的は、ヘビとの信頼関係を築くことやヘビの健康状態をチェックすることです。ストレスを感じやすいので、ハンドリングの頻度と触れ合う時間は適度に保ちましょう。

飼育するヘビの個体差を考慮しながら、ハンドリングによるストレスを最小限にして、スキンシップを図ることが大切です。

以上のアプローチを実践することで、ボールパイソンとの絆が深まり、より充実した飼育を楽しめるでしょう。

よくある質問


➀ボールパイソンは自宅で飼育できますか?
飼育可能です。適切なケージや環境を準備すれば、比較的簡単に飼育を開始できます。

➁ボールパイソンの飼育には許可が必要ですか?
ボールパイソンの飼育には、法律的にも許可は必要ないとされています。
誰でも自宅で飼育できるので、爬虫類ペットとしては飼いやすいでしょう。

③ボールパイソンの寿命はどのくらいですか?
一般的には約20~30年です。適切な飼育環境とケアをしている場合、20年以上は生きるといわれています。そのため、長い年月を共にするパートナーとして絆を深められます。

④ボールパイソンは毒を持っていますか?
毒は持っていません。人間に対する危険性も低く、穏やかな性格のヘビです。

⑤ボールパイソンはどのくらいの大きさになりますか?
フルアダルトで最大2m近くになります。一般的なボールパイソンの全長は1.2〜1.8m程度です。

まとめ


今回は、ボールパイソンを初めて飼う人へ向けて、ボールパイソンの特徴と飼育方法について紹介しました。

ボールパイソンはおとなしい性格でペットスネークとしても人気があり、飼育もしやすいです。
ボールパイソンの購入を検討している方、購入して間もない方はぜひ参考にしましょう。

また、どこで購入するか迷っている場合は、ぜひぜひ弊社の公式サイトをご覧ください。

Lil Ballsでは、お客様が飼育したいと感じるボールパイソンを、海外有名ブリーダーから指名輸入しています。

ボールパイソンの知識を深めて、楽しく関わっていきましょう。

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