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用語集
ヤコブソン器官とは、ボールパイソンが持つ化学物質を感知する特殊な嗅覚器官です。鋤鼻器(じょびき)とも呼ばれます。
口蓋(口の中の天井)に左右一対の開口部があり、鼻腔とは完全に独立しています。
二又に分かれた舌を頻繁に出し入れすることで、空気中の化学物質(匂いの粒子)を舌に付着させ、それぞれ左右のヤコブソン器官に運びます。
主な機能:
・獲物の追跡:マウスなどの匂いを検知
・捕食者の感知:危険を察知
・繁殖期の相手探し:フェロモンを検知
・環境認識:周囲の化学的情報を収集
ヘビ類では鼻よりも主要な嗅覚器官として機能し、視覚や聴覚を補完する重要な感覚器官です。
水中でも機能するため、アナコンダなど水棲のヘビでも有効に働きます。