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ヘビの皮膚に起きる真菌症。原因菌は Ophidiomyces ophidiicola(2021年までは ophiodiicola と綴られていました)で、2009年に初めて特徴づけられました。MSD/Merck 獣医マニュアルは「北米のヘビにおける大きな懸念として認識されている」とし、「ヘビには痂皮性の皮膚炎が生じ、しばしば頭部のまわりに分布する。より深い組織への侵入も起こりうる」と書いています。
同マニュアルは、正常な皮膚のフローラがこの菌の増殖を抑えるため、抗菌薬の使用が発症の素地になりうるとも書いています。
日本でも2021年に、同じ部屋の別々のケージで飼われていたナミヘビ科12匹での発生がアジア初の報告として出ています(Takami ほか・J Vet Med Sci)。いっぽう、見た目のよく似た痂皮性の皮膚炎は Nannizziopsis 属など別の真菌でも起こるため、属や種は臨床徴候やコロニーの形態だけでは決められず、分子診断が要ります。当店のボールパイソンの鱗の病変の記事にまとめています。