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卵や胎子が正常な産卵・出産の時期を過ぎても体内に留まってしまう状態。爬虫類では排卵後の卵停滞(postovulatory egg stasis)を指します。
獣医学の標準マニュアルは、爬虫類の難産について「哺乳類や鳥類のように急性の症状として現れるのが一般的ではなく、通常の産卵・出産の時期から数週間、ときには数か月にわたって卵や胎子を保持したままの個体もいる」としています。交尾の日付が正確に分からないことと合わせて、臨床的に健康に見える個体では正常な妊娠との区別がしばしば難しい、とも書かれています。
診断は触診と画像診断(レントゲン・超音波)が中心で、閉塞の所見がなければ飼育環境の改善や代謝異常の補正などの内科的な管理を試みますが、しばしば失敗し、多くの症例では外科的な卵巣卵管摘出が必要になるとされています。
家庭でできるのは異常に気づいて受診につなげるところまでです。お腹を押して卵を動かそうとしたり、総排泄腔から出ているものを押し戻したり引っ張ったりしてはいけません。当店の産卵後のメスのケアの記事と、繁殖を始める前にの記事にまとめています。