ボールパイソン専門サイト ~ Infinity of Ballpython
遺伝子:不完全顕性(不完全優性)
コンプレックス:スーパーストライプコンプレックス
発見者:Bill Brant発見年:2008
タイプ:カラー/パターン
別名:het Highway
※LilBallsスタッフ一同、モルフについて日々学習しておりますが、情報について100%の保証をすることはできません。 そこで、モルフ図鑑はみなさんと一緒に日々更新していけたらと思っております。間違いやご指摘、画像のご提供お待ちしております。
To all Ball Python Breeders Worldwide
We take my hat off to ball python breeders all over the world.
We also hope to increase the number of ball python fans in Japan.
ボールパイソン グラベルは、色と模様に影響を与える不完全優性(顕性)のカラー/パターンモルフです。
体の基調となる色は、暗褐色、黒褐色をしています。
また、体の背面は色が部分的に薄い、ハイライトが確認できる個体も多くいます。
体の模様は、歪み、バンド状の表現を示す個体もいます。また、エイリアン柄の中身部分は暗め黄土色や焦げ茶色示し、外縁あたりは、明るい黄色をしています。
さらに、グラベルの特徴として、名前の通り砂利(グラベル)のような黒い小さな斑点がエイリアン柄内に広がります。(斑点の多さ、荒さは個体差があります。)
グラベルは、同じスーパーストライプコンプレックスのイエローベリーのように、腹板の両側に黒色の破線状模様が現れることがあります。
グラベルはスーパー体になると、体色は赤みを帯びた黒褐色を示します。
模様は、エイリアン柄が消失し、代わりに「T字」や「Y字」、「イ」のような濃い黄色の模様が不規則に現れます。
また、背面には途切れ途切れのストライプが入るのも特徴です。

出典:Breeder's Circle
その他、グラベルは、同じスーパーストライプコンプレックスのイエローベリー、アスファルト、スペクター、スパークと合わさることで大きく表現が変わることが分かっています。

出典:Ocmulgee Reptiles LLC

出典:Frameshift Reptiles LLC

出典:Ocmulgee Reptiles LLC

出典:PPB Exotics
ボールパイソン グラベルは、2008年、Bill Brantによって初めて繁殖されました。
Bill Brantは、2008年、アイボリーを生み出す目的でイエローベリーと思われる2匹のボールパイソンを交配させました。
しかし、結果はアイボリーではなく、かつイエローベリーでもない特殊なボールが生まれました。この特殊なボールが、後にハイウェイと分かります。
Billは、ハイウェイが生まれた際、掛け合わせたオス・メスがどちらもイエローベリーの表現であったため、どちらがハイウェイの遺伝子を持っているのか全く分からなかったそうです。
初めてのハイウェイが生まれてから、1年と数ヶ月後の2009年の後半、Billは、ハイウェイのオスとイエローベリーのメスを交配させ、ハイウェイがグラベルとイエローベリーの別遺伝子の組み合わせであることを証明しました。
また、2012年に、Billはこのイエローベリー似た遺伝子をグラベルと名付けました。
グラベルは、当初、別名「het Highway」と呼ばれていましたが、現在はあまりその呼び名で呼ばれる事はありません。
それは、グラベルが不完全優性(顕性)遺伝である事が分かった点や、Highwayの繁殖にはイエローベリーが必要な事が分かった点から徐々に、「het Highway」という呼び名が使われなくなっていったと思われます。
ボールパイソン グラベルの頭は、体色に比べ少し明るい、暗褐色、黒褐色をしています。
また、ヘッドスタンプは、首付近にわずかに現れる個体が多いようです。

体の基調となる色は、暗褐色、黒褐色をしています。
また、体の背面は色が部分的に薄い、ハイライトが確認できる個体も多くいます。
体の模様は、歪み、バンド状の表現を示す個体もいます。また、エイリアン柄の中身部分は暗め黄土色や焦げ茶色示し、外縁あたりは、明るい黄色をしています。
さらに、グラベルの特徴として、名前の通り砂利(グラベル)のような黒い小さな斑点がエイリアン柄内に広がります。(斑点の多さ、荒さは個体差があります。)

ボールパイソン グラベルのお腹は、大きな特徴として、腹板の両側に黒色の破線状模様が不規則に現れます。
また、中央の鱗の色は、薄黄色のような鮮やか色を示す個体もいます。


パステル グラベル het DG