ボールパイソン専門サイト ~ Infinity of Ballpython
※LilBallsスタッフ一同、モルフについて日々学習しておりますが、情報について100%の保証をすることはできません。 そこで、モルフ図鑑はみなさんと一緒に日々更新していけたらと思っております。間違いやご指摘、画像のご提供お待ちしております。
ボールパイソン グラナイトは、模様に大きく影響を与える不完全優性(顕性)のパターンモルフです。
グラナイトは、同じような表現をする他のライン(ライン違いの可能性)が多数報告されている、まだまだ謎が多いモルフです。
体の基調となる色は、少し赤みがかった黒色や黒褐色を示します。
また中には、体の背面は色が部分的に薄い、ハイライトが確認できる個体もいます。
体の模様のエイリアン柄は、小さな黒スポットで埋め尽くされ、まさに名前の通り花崗岩のようなザラザラした表現をしています。
また、エイリアンの目のような黒いスポットも大きく変化する特徴があります。
さらに、個体差がありますが、背中の模様に輪っかのような模様が浮かび上がるものもいます。
グラナイトはスーパー体になると、エイリアン柄は圧縮されたように小さくなります。
また、エイリアン柄の中身はさらに多くの黒いスポットが現れ、たくさんの虫食い穴があるような表現になります。
さらに、個体差はありますが、背面の模様はストライプ調になる傾向があり、そのストライプの一部は黒い穴が開き、輪っかのような模様が現れる事があります。
ボールパイソン グラナイトは、2003年 Ralph Davis Reptilesによって証明されました。
Ralphは、2003年、メスのグラナイトから同じ表現をする子供を産ませる事に成功し、初めて遺伝性を証明しました。
グラナイトのようなエイリアン柄に小さな黒いスポットが広がる表現自体は、ノーマルの中で、ものすごく珍しい表現ではないようですが、モルフとして遺伝性が証明されるものは、少ないようです。
Ralphがグラナイトの遺伝性を証明した後、世間のグラナイトへの関心は薄まって行き、誰も興味を示さない期間が数年続きました。
しかし、その4年後の、2007年、Ralphはグラナイトのスーパー体(スーパーグラナイト)の作出に成功し、グラナイトが不完全優性(顕性)であることを証明しました。
さらに、Ralphがスーパー体の証明をしてからは、世間のグラナイトへの関心は、再度高まっていったそうです。
追記:Ralphは、グラナイトみた時、シナモンを思い浮かべたと自身のHPで語っています。(Ralph Davis Reptiles)
ボールパイソン グラナイトの尻尾は、体と同じような色と模様を示します。
この子もかなりグラナイト感でていて、かっこいいと思います。
ファイア クラウン特有のブラックバックやヘッドの模様が綺麗に確認でき、かつ、エイリアン柄には花崗岩のように黒い粒子が飛び散っている表現でわかりやすいです。
この子は、正直写真だけだと判定が難しいですね。言われれば確かにグラナイト入ってる感じもしますが...
通常のパステル クラウンも個体によっては、黒いスポット小さく飛び散る傾向もあると思うので少し難しいなと思いました。
確かに、綺麗なパステル クラウンと比べると明らかにエイリアン柄の黒のスポットは散らかってますね。
このパイボールとグラナイトの組み合わせですが、正直、全くグラナイトの表現がわかりませんでした...もし、パイボールのグラナイトの判定わかる方いらっしゃったら教えてください。
ここまで、表現がはっきりするとグラナイトってわかりますね。
模様をいい感じにグラナイトが汚している感じがして、とてもクールです。
グラナイト ヒドゥンジンウォマ パステル イエローベリー aka (インフェルノ) 4つのモルフの特徴が調和した、とても綺麗なコンボモルフです。
個人的には、ここにレオパードが入るとさらにかっこよくなると思います。(2枚目)
グラナイト ヒドゥンジンウォマ スペクター イエローベリー aka (オリオン or グラナイト ヒドゥンジンウォマ スーパーストライプ)。オリオンは、スペクター イエローベリーの効果により、背中にストライプが入り、サイドは小さく退縮したエイリアン柄が綺麗に並ぶ面白い表現をしています。
バキバキです。かなり表現がイカツイですね。
実際、同じ組み合わせでも、個体差ありそうだなとも思いましたが、この子はかなり好みです。
背中のブラックバックあたりの虫食いや、エイリアン柄の中に細かい黒のスポットが確認でき、グラナイトって感じでいいですね。
ここまで、綺麗に表現が出てくれるとわかりやすいです。