ボールパイソン専門サイト ~ Infinity of Ballpython
遺伝子:潜性(劣性)
コンプレックス:ウルトラメルコンプレックス
発見者:Reptile Industries発見年:1990s
タイプ:カラー
別名:ウルトラメラニスティック
聞くだけでモルフに詳しくなれる🔥
※LilBallsスタッフ一同、モルフについて日々学習しておりますが、情報について100%の保証をすることはできません。 そこで、モルフ図鑑はみなさんと一緒に日々更新していけたらと思っております。間違いやご指摘、画像のご提供お待ちしております。
ボールパイソン ウルトラメルは、黒色が抑制されたカラーモルフです。
体の基調となる色は、赤紫が混じった茶色をしています。また、模様の色は黄色、オレンジ用のような色しています。
ウルトラメラニスティックという名前は、「超メラニズム」に由来するらしいのですが、実際の表現はその逆で「低メラニズム」を示します
ちなみに、メラニスティックとは簡単に説明すると、黒色の色素沈着が増加し、体色がほぼ真っ黒になる体色変化個体のことを指します。
そのため、ウルトラメラニスティックという名前が付けられたのは、真逆なのでとても不思議な事だなと思います。
ウルトラメルで、個人的に好きなコンボはパターンモルフとのコンボです。
ウルトラメルがカラーを大きく変化させるので、色違い(茶色)の個体を作る事ができ、とても面白いなと思います。
自分が見た中で感動したコンボは、ウルトラメル スパイダー モハべのコンボです。
ボールパイソン ウルトラメルは、元々はReptile IndustriesのMark Bellによって90年代後半に生産されました。
(その当時はウルトラメルではなく綺麗なキャラメルのラインだと認識されており、後にウルトラメルだと言うことがわかります。)
ウルトラメルは当初、最も綺麗なキャラメルのラインの1つであると言われていました。
しかし、2008年頃、ウルトラメルと、キャラメルは別の遺伝子であることが証明されます。
ウルトラメルとキャラメルが全く別の遺伝子であると分かった後、Mark Bellが保持していた綺麗なキャラメル(Mark Bellライン)と呼ばれる個体も、検証の結果、ウルトラメルと同一のものであるという事が分かりました。
(※ 何度もいいまずが、ウルトラメルは一般的にキャラメルアルビノとして知られているNERDラインのものとは別物ですのでご注意ください。)
また、ウルトラメルは当初、クライダーラインやブルゴーニュアルビノと呼ばれるラインがありましたが、どれも相互性があるラインであることが証明されています。
ボールパイソン ウルトラメルの尻尾は、体色と同じような色を示します。
ウルトラメルは、体色に大きく影響を与えるモルフです。
わかりやすく簡単に言うと、通常の表現をキャラメル色に変化させる作用があります。
そのため、模様の変化が大きいモルフと掛け合わせるのは面白いと思います。
一方で、すでに色にある特徴があるモルフと合わせ、キャラメル色とのハーモニーを楽しむのもありだと思います。
個人的な感覚にはなりますが、ウルトラメルはプラス2or3重コンボくらいが一番きいれな表現を示す個体が多いような気がしています。
また、T(-)のアルビノと比べ、模様にあたえる影響は少ないです。
画像の色調の影響もあるかもしれませんが、イエローベリーが入ることでかなり体色が赤くなっているようです。
ウルトラメル クラウンだけでも十分すごいコンボですが、そこにYBを入れるあたり、さすがKINOVAです。
さらにここにサイプレスや、スポットノーズなど、クラウンと相性バッグンのコンボを入れた表現どうなるのかとても気になります。
パイの黄土色の模様が、完全にキャラメル色に置き換わっています。
ドリームシクル(ラベンダーアルビノ パイ)などとはまた違った、焦茶混じりのオレンジ色の表現とても素敵です。
近年は日本国内でも、ちらほら販売されているのを見たことがあります。
しかし、そこはやはりダブル劣勢コンボということもあり、まだまだ希少性が高いコンボかなと思います。
キャラメル色とブラックパステルの黒色が合わさり、赤みを強く帯びた茶色のような表現をしています。
模様のオレンジ色と体色の焦茶色の組み合わせが焦がしキャラメルを連想させ、美味しそうですね。
また、ウルトラメルとブラックパステル + αの組み合わせは、そんなには出てきていないので、まだまだたくさんの可能性を秘めている組み合わせだと思います。
モハベとウルトラメルの組み合わせはかなり好みの組みわせです。
モハベの影響により体色が明るくなり、淡いあずき色を示します。
また、ここに模様に特徴のあるモルフを掛け合わせる事でさらに綺麗なコンボのボールパイソンが生まれます。
レッサーとウルトラメルの組み合わせもかなり綺麗だと思います。
全体的に明るい表現で、模様の黄色と、体色の淡い紫の組みわせがとてもファンシーでいいなと思います。
可愛いボールパイソンをお探しの方必見です。
ウルトラメルとエンチの組み合わせでサンビーム(sunbeam)と呼ばれることもあります。
名前の通り、太陽光線のような明るさを秘めた表現です。オレンジ色がかった茶色の体色に、眩しい黄色の模様が綺麗です。
通常のエンチよりかなり体色が明るくなっていると思います。
ブラックパステル ジェネティックストライプ ウルトラメルの3重コンボです。
模様がほとんど消失した表現が、とても魅力的です。
ウルトラメルのキャラメル色とブラックパステルの黒色、ジェネティックストライプの体色を上げる効果が、いい感じに調和したパターンレスのオレンジ色の表現がとても綺麗ですね。
ブラックパステル ブラックヘッド レオパード ウルトラメルの4重コンボです。
The ブラックパステル ブラックヘッド レオパードの表現に、ウルトラメルのキャラメル色が乗っかり綺麗な小豆色をしています。
他のモルフでは紫を帯びた茶色はなかなか出すことができないため、とてもすごいなと思いました。
GHI モハベ ウルトラメルの3重コンボです。
GHI モハベ ゴーストのキャラメル版って感じでとても綺麗だなと思います。
黒系のGHIとウルトラメルの組み合わせで、うっすら紫がかってるのもいいですね。
バター スポットノーズ ウルトラメルの3重コンボです。
写真の撮り方もあると思いますが、この子はかなり綺麗な表現をしているなと思いました。
バターとスポットノーズだけの場合、背中は茶色になるのですが、ウルトラメルの影響で明るいオレンジに変わり、とても綺麗です。
グラベル イエローベリー ウルトラメルの3重コンボです。
かなりオレンジ味強いハイウェイ(グラベル イエローベリー)コンボで綺麗だなと思いました。
バナナ ハイウェイとも違った濃いオレンジ色で綺麗です。
模様に大きな影響はなく、キャラメル色のクラウンと言う感じで綺麗ですね。
黄色のエイリアン柄と、ココア色のブラックバックの組み合わせが最高です。
ここから、いろんなモルフを追加していくと、どのような表現になっていくのか先がとても気になります。