ボールパイソン専門サイト ~ Infinity of Ballpython
聞くだけでモルフに詳しくなれる🔥
※LilBallsスタッフ一同、モルフについて日々学習しておりますが、情報について100%の保証をすることはできません。 そこで、モルフ図鑑はみなさんと一緒に日々更新していけたらと思っております。間違いやご指摘、画像のご提供お待ちしております。
ボールパイソン アルビノ(T-)は、体色から黒色が消失する劣性(潜性)遺伝のカラーモルフです。
黒色を表す、チロシナーゼという酵素が生成されないことにより起こる突然変異です。
体の基調となる色は、白色で、模様は黄色、個体によりオレンジ色を示します。
目の色は、アルビノの特有の赤色をしています。
また、模様と体色のコントラストがはっきりとしてるアルビノをハイコントラストアルビノ、逆にコントラストが弱いものをフェイデッド(ペール)アルビノと呼だりもします。
ボールパイソン アルビノ(T-)は、1992年にBob Clark Reptilesによって証明されました。
Bob Clark Reptilesは、1989年にアフリカのガーナから、白と鮮やかなレモンイエローのコントラストが美しい雄のボールパイソンを輸入しました。
その後、Bob Clark Reptilesは1990年にその雄からhetアルビノをとり、1992年にはアルビノのホモ体の繁殖に成功しました。
ボールパイソン アルビノ(T-)の尻尾は、体色と同じような色を示します。模様はノーマルのボールパイソンと同じです。
アルビノは、目と皮膚にメラニン色素が極端に不足しているため、日光からの紫外線にはとても弱いです。長時間、日光に触れると視力を失ったり、皮膚癌になったりする可能性もあります。
しかし、アルビノは、光に敏感ではありますが室内飼育のボールパイソンの場合さほど気にする必要はありません。直接目に光を当てたりしない限りは大丈夫だと思います。
あとは、一応アルビノが光に敏感であることを踏まえ、ストレスがかからない環境で飼育するようにしましょう。
エンチの影響で、模様がバンド状になり、体色のきいろみが強くなっています。
エンチが入ったことで、体色の黄色と模様のオレンジのコントラストがはっきりして、美しいです。
黄色と白のコントラスが綺麗な、コンボだと思います。値段も2重劣性の割に、リーズナブルなので、色味が綺麗な個体が欲しい方はおすすめのコンボかなと思います。
個人的には、パイの模様を消して、無地の黄色と白が美しい表現を出したいので、ピンストライプとか入れたくなっちゃいます。
ブラックパステルとアルビノの組み合わせは、人気なアルビノコンボの1つです。
ブラックパステルの影響により、エイリアン柄がよりオレンジになり、白とオレンジのコントラストがとても美しいです。
また、ブラックパステルのエイリアン柄を収縮させる効果やスポットを見出す効果により、白い部分の面積が広がります。幼体時が1番オレンジ味が強く、成体になるにつれ徐々に黄色に変化していきます。
個人的にはかなり好きな表現です。
アルビノにピンストライプが入ることで、ピンストライプの模様がほとんど消失し、淡いオレンジ1色の表現を示します。
エンチも相性がいいなと思います。
エンチの影響により、体色の黄色が全体に広がり濃くなる傾向があります。
また、エンチのスポットが退縮したエリイアン柄も、アルビノと合わさるときれない黄色模様で、綺麗です。
アザンとアルビノの組み合わせで、スノー(Snow)と呼ばれます。
雪のような白い体色に、薄らと黄色模様が浮かび上がる綺麗な表現をしています。幼体児の方が白く、成体になるに近づき、黄色味が強くなっていきます。
アルビノとイエローベリーでは、そのままだねって感じですが、アイボリー(スーパーイエローベリー)アルビノになると面白い表現をします。
アイボリーの時には、薄っすらとしか表れていない黄色のバックラインがアルビノ化する事ではっきり表れます。体色もどことなくシルバーとゴールドの表現をし、とても綺麗だなと思います。
クラウン化する事で、目の付近の白いラインが減少し、少しイカつ目の顔になっています。
模様も乱れる傾向があるようですね。また、親のクラウン影響か否か定かではないですが、アルビノ クラウンになるとサイドの模様が減少し、背中を中心に模様がはっきりと現れる個体が多いような気がします。
体色は画像比較なのでわかりづらいですが、グレイル(ラベンダーアルビノ クラウン)よりもやはり薄いようですね。でも、この淡い黄色の感じもいいなと思います。