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聞くだけでモルフに詳しくなれる🔥
※LilBallsスタッフ一同、モルフについて日々学習しておりますが、情報について100%の保証をすることはできません。 そこで、モルフ図鑑はみなさんと一緒に日々更新していけたらと思っております。間違いやご指摘、画像のご提供お待ちしております。
ボールパイソン レオパードは、模様に大きく影響を与える顕性(優性)のパターンモルフです。
体の基調となる色は、黒色をしています。
体の模様は大きく乱れ、名前のとおりヒョウ柄のような表現を示します。
また、模様の色は明るい黄色や、金色がかった黄土色のような色を示します。
幼体時が一番明るい黄色をしており、成体になるに従い色あせ、金色のような黄土色に近づきます。
レオパードは、現在のところ顕性(優性)遺伝であると言われていますが、多くのブリーダーがスーパーレオパードの存在を唱えています。
現状は、スーパー体が明確に証明されていなそうですが、実際にはスーパーレオパードの個体が売られていたりと、レオパードの不完全優性(顕性)説は有力視されています。
スーパーレオパードの事を題材にした動画がいくつかありますので、紹介しておきます。
ボールパイソン レオパードは、2005年にGreg Graziani によって初めて世間に公開されました。
第一発見者のPeter Kahl Reptilesは、2000年代半ばまで複数のレオパードをコレクションとして保持していましたが、彼はその遺伝子を理解するまで公開することはぜず秘密にしていたそうです。
その後、Peter Kahl Reptilesは、レオパードの遺伝子を持つパイボールを、シングルのパイボールとしてGreg Graziani に販売しました。
Greg Graziani は、購入したパイボールからレオパードと思わしきボールパイソンを生み出し、コミュニティに公開しました。
当初、レオパードはパイボールから生まれたこともあり、hetパイの表現として考えられていました。
しかし、それから長い間、さまざまなブリーダーにより検証が行われ、レオパードはパイボールのヘテロ接合体ではなく、レオパードとしての遺伝性がある事が証明されました。
ボールパイソン レオパードの尻尾は、体と同じような色、表現を示します。
レオパードは、模様が大きく影響を与えるモルフです。
体色自体にも黒みを与えますが、一目でわかるように模様に対する影響が顕著です。
レオパードは、その名の通り豹柄のように模様を大きく乱す効果もあります。
しかし、合わせるモルフ次第では、レオパードの効果により綺麗なストライプを示すこともあります。
レオパードは、その表現の豊かさとかっこいい外観から、多くのブリーダーによって様々なコンボモルフが作出され、人気のあるモルフの1つです。
劣性、優性、不完全優性のどの遺伝子と合わせても相性が良いモルフです。
レオパードの影響で、パイボールの模様が乱れているのがわかります。
ここまで綺麗にレオパードの模様が出てくれればわかりやすいのですが、中にはそもそも白い箇所が多いハイ ホワイト パイのような場合は、判定が難しいケースがあります。
レオパードが入っている場合は、サイドに黒のラインが現れる、であったり、ヘッドスタンプに特徴があるなどの意見もありますが、そのケースに当てはまらない場合もあるので100%判定は難しいなと個人的には思います。
通常のパズルに比べ、レオパードが入ると明らかに細いストライプが入っているがわかると思います。
個人的には、パズルの模様を活かしつつも大きく表現を変えてくれるレオパードは、パズルと相性がいいなと思います。
さらにここからいろんなモルフを追加していって、どのような表情を見せてくれるのか気になるところです。
アザン化した姿とか見てみたいですね。
レオパードの乱れと、アザンは相性がいいなと思います。
また、若干レオパードの黒い部分の影響を受け、灰色っぽい表現になっているのも綺麗です。
ここにさらに、乱れるモルフを追加して行きたいですね。
デザートゴーストのマット感により、レオパードの模様がパキッとしていいなと思います。
パステルが入ると、さらに発色が上がり、綺麗だなと思います。
また、デザートゴーストの影響で、若干乱れが抑制され、雑な乱れがない感じで綺麗だと思います。
パステルもレオパードも模様を乱す効果があるので、相乗効果でかなり乱れていてかっこいいなと思います。
この辺は結構個体差があるので、必ず写真のように乱れる訳ではありませんが、パステルも合わせ方次第ではレオパードの良さを引き立ててくれます。
定番中の定番ですが、スポットノーズとレオパードの組み合わせは抜群です。
スポットノーズの細かい模様と、レオパードのぐらついた模様の組み合わせは最高で、乱れた表現のボールが好きな方は、ほぼ全員好きな表現ではないでしょうか。
レオパード スポットノーズ クラウン aka バットマンです。
KINOVAが最初にプロデュースしたコンボで、1番有名なコンボモルフと言っても過言ではない組み合わせです。
悪そうな顔つきがたまらないです。
HRAの模様と、レオパードの模様が合わさり、乱れが強い表現になっています。
細かく乱れた写真のような表現はとても好みです。
ちなみに、HRAにはLori、Gypsy、Lace Black Back、Green Pastelなどの証明されているラインがいくつかあり、多重化していった時、その辺との違いがどのように出てくるのかとても気になります。
表現は、レッドアザンティック レオパード パステルです。
細く左右にブレる乱れがとてもかっこいいですね。
モハベとレオパードが合わさると、背中にラインが綺麗に現れる個体もいます。(この辺は個体差があります。)
レオパード影響で、モハベの鍵穴のような模様がが大きく乱れているのがわかります。
また、あくまで個人的な推測にはなりますが、モハベ レオパードには、模様の乱れが大きく出る個体と、ストライプが綺麗に出る個体の2パターンがあるような気がしています。
親の個体の影響なのか、遺伝の際の何かかはわからないですが、面白い現象だなと思います。
レッサー/バターもモハベ同様、レオパードと合わさると背中にラインが綺麗に現れることが多くあります。(この辺は個体差があります。)
また、レッサー特有の溶けたような模様とレオパードの乱れが合わさり、バターを飛び散らせたような面白い表現を示します。
表現自体は、オレンジドリーム、イエローベリー、レオパード、レッサーのじ4重コンボです。
個人的には、とても好きな表現です。背中の綺麗なラインと、サイドのつながった模様、最高です。
ブラックヘッドにレオパードの乱れが追加されたわかりやすい表現をしていますが、レオパードがブラックヘッドに入ることで一段とかっこよくなっていますね。
ここから、さらに多重化していっても、かっこいい表現の子が生まれることは間違い無いですね。
レオパード ブラックヘッド クラウンの3重コンボです。
ブラックヘッド クラウンの雑に荒々しく乱れた表現がなんとも言えないですね。
写真の個体は、あえてブラックバックに模様が僅かに入っている個体を選びましたが、中には模様がなくブラックバックが広がる個体や、逆に、ストライプが綺麗に個体もいます。
シンプルにイエローベリーとレオパードが合わさったような表現をしているのですが、
この後、イエローベリーの対立遺伝であるアスファルトや、グラベル、スペクターなどが合わさった時にレオパードの本領が発揮されるので、紹介させて頂きました。
レオパード イエローベリー アスファルトの組み合わせです。
イエローベリーが、各スーパー体になった時、レオパードがのると、模様が大きく乱れ、かっこいい表現を示してくれます。
レオパードは、レッドストライプと合わさると金色っぽい色を示します。
僅かに黒みがかった金色の表現は、なんとも言えない面白い色味をしています。
ハリケーン パステル レオパード ピンストライプ デザートゴーストの5重コンボです。
細かい乱れが体全体に広がりかなり綺麗ですね。
表現は、レオパード モハベ モンスーンの3重コンボです。
モハベ モンスーンのみと比べ、レオパードが入ることでさらに模様が細く乱れ、より表現にすごさが増しています。
レオパードとモンスーン、個人的にはもっと掘ってみたい組み合わせです。
スーパー ブラックヘッド スーパー レオパード クラウンです。
凄すぎたのでとりあえず紹介です。
また、スーパー レオパードは、個人的には本当にいるのかなと思ったりもしますが、明確に証明された後には1匹は欲しいですね。
レオパードはクラウンと合わさると、サイドのエイリアン柄が繋がる傾向があります。
もちろん、個体差はあります。 また、多くのレオパード クラウンで見られる、槍の先のように残るヘッドスタンプもかっこいいですね。