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聞くだけでモルフに詳しくなれる🔥
※LilBallsスタッフ一同、モルフについて日々学習しておりますが、情報について100%の保証をすることはできません。 そこで、モルフ図鑑はみなさんと一緒に日々更新していけたらと思っております。間違いやご指摘、画像のご提供お待ちしております。
ボールパイソン ラベンダーアルビノは、黒色が大幅に抑制された(劣性)遺伝のカラーモルフです。
体の基調となる色は、個体差がありますがラベンダーの名前のとおり薄い紫色をしています。
また、この紫色は幼体時よりも成体時の方がよりはっきりを確認する事ができます。
ラベンダーアルビノの模様は、ゴールデンイエロー、オレンジ色をしています。
幼体時は、オレンジ色が強く通常のアルビノのハイコントラストアルビノによく似た色をしています。
ラベンダーアルビノと、通常のアルビノを見分ける方法の1つとして目の色があげられます。ラベンダーアルビノは、通常のアルビノに比べ、虹彩、瞳ともに若干、葡萄色をしています。
ボールパイソン ラベンダーアルビノは、2001年にRalph Davisによって証明されました。
Ralph Davisは2001年、以前よりコレクションとして保持していた、通常アルビノとは少し違う、ラベンダーアルビノの原種のメスとアフリカからの輸入で偶然発見したラベンダーアルビノの原種のオスを交配させました。その結果、母親と父親と全く表現が同じであるラベンダーアルビノの子を産み出す事ができました。
ボールパイソン ラベンダーアルビノの尻尾は、体色と同じような色を示します。模様はノーマルのボールパイソンと同じです。
アルビノは、目と皮膚にメラニン色素が極端に不足しているため、日光からの紫外線にはとても弱いです。長時間、日光に触れると視力を失ったり、皮膚癌になったりする可能性もあります。
しかし、アルビノは、光に敏感ではありますが室内飼育のボールパイソンの場合さほど気にする必要はありません。直接目に光を当てたりしない限りは大丈夫だと思います。
あとは、一応アルビノが光に敏感であることを踏まえ、ストレスがかからない環境で飼育するようにしましょう。
ラベンダーアルビノは、体色に大きく影響を与えるモルフです。
基本的にアルビノなので、通常の表現の黒い部分が白く、エイリアン柄のような黄褐色部分が、黄色やオレンジ色を示します。
ラベンダーアルビノは、他のモルフへ与える影響が大きいためか、主に定番の組み合わせで多くの繁殖が行われている印象があります。
先人のブリーダーの検証により、定番の組み合わせがある程度出てきているものの、まだまだ未知の面白いコンボがきっとあると思っています。
そういった意味では、ラベンダーアルビノは、まだこの世に出ていない表現を探求する面白さを持つモルフです。
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ラベンダーとパイボールの組み合わせで、別名:ドリームシクルと呼ばれます。
ちなみにドリームシクルは、2005年にRalph Davis Reptilesによって初めてプロデュースされ、ボールパイソン業界に衝撃を与えたコンボの1つです。
ラベンダーとアザンティックの組み合わせで、別名:ラベンダースノーと呼ばれることもあります。
ちなみに、アルビノ アザンティックでスノーと呼ばれます。
薄いベージュっぽい色がとても綺麗です。
ラベンダーの影響で黒色素が抑制され、アザンティックの影響で黄色素が抑制されると、こういった色味になるんですね。
イエローベリーもラベンダーアルビノの人気を、後押ししたモルフです。
イエローベリーが入ることで、さらにオレンジ色が強くなり、一段と綺麗な表現示します。
特に、ラベンダー パイ(ドリームシクル)にイエローベリーが入ることで、さらにオレンジ味を増したパイの表現が多くのボールファンの心を動かしました。
イエローベリー ドリームシクルは、2017年、KINOVAによってプロデュースされました。
それは、KINOVA(JKR)がパンプキンパイ(イエローベリー パイ)をプロデュースした2008年から、約9年後のことです。
エンチとラベンダーの組み合わせも、ボール業界に衝撃を与えた組み合わせです。
エンチとラベンダーが合わさることで、体全体が濃いオレンジに包まれます。
また、個体によっては、濃いオレンジ部分と薄いオレンジ部分の2層が現れ、より立体感のある表現を示します。
エンチ ドリームシクルは、2020年 KINOVAによってプロデュースされました。
ちなみにエンチ パイは、白い部分が少ない、ローホワイトになる傾向があります。
ブラックパステルは、黒い部分が多いため、ラベンダー化すると白い部分が多く現れます。
真っ白の体に、少し退縮したオレンジの模様が合わさり、とても綺麗です。
ブラックパステル ピンストライプの乱れ線が見事に、白色で現れた綺麗な個体です。
もちろん、ピンストライプは黒い部分が少なく、黄褐色の部分が多いため、ラベンダー化するとオレンジ色の部分が体色の殆どを占めます。
ブラックヘッドとラベンダーの組み合わせも、オレンジ味が強くとても綺麗です。
特に、ブラックヘッド ラベンダーの組み合わせは、多重化コンボ化していくとさらに凄さを増していきます。
また、ブラックヘッドというだけあり、シングルのラベンダーに比べると、ヘッドスタンプはオレンジ色が薄く、白色で覆われている個体が多いです。
ブラックヘッド ブラックパステル ラベンダーの3重コンボです。
さらに、白い面積が広がりとても綺麗な表現をしています。
真っ白な頭の表現がとても最高です。
表現は、ブラックヘッド レオパード ラベンダーの3重コンボです。
この3重コンボは2016年にKINOVAにより、初めてプロデュースされました。 個人的には、かなりツボ表現です。
また、ここにYBが入ると、表現がシャープになりより一層綺麗な表現を示します。
表現は、ブラックヘッド レオパード イエローベリー ラベンダーの4重コンボです。
将来目指したい、目標の表現の1つです。
GHIとラベンダーも相性がいいなと思います。
乱れた白と、オレンジの表現が美しいです。
ここから多重化していって、どのような変化を見せてくれるのか楽しみな組み合わせの1つです。
GHI イエローベリー ラベンダーの3重コンボです。
イエローベリーが入ることで、オレンジが強くなり綺麗ですね。
サイプレス レッドストライプ ラベンダーの3重コンボです。
サイプレス レッドストライプ コンボ特有の表現に、うまくラベンダーが合わさりとても面白い表現をしていると思います。
パステル スーパー エンチ スーパーアスファルト ラベンダーのコンボです。
スーパーエンチの表現か、スーパーアスファルトの表現か判断が難しいですが、スーパー アスファルト ラベンダーの組み合わせは、面白そうだなと思い紹介です。
フリーウェイ(イエローベリー アスファルト) ラベンダーのコンボです。
ラベンダー化しても、フリーウェイの表現がしっかり、残っていて興味深かったので紹介です。
ここに、パステルや、レオパードを足してどのような表現をするのかとても気になります。
ラベンダーとクラウンの組み合わせで、別名:グレイルと呼ばれます。
幼体時が一番体色のオレンジ味が強く、成体になるにつれ黄色になっていきます。
見た目は元々のクラウンの表現に左右されますが、黒い部分が薄い個体の場合、ラベンダー化した時に白い部分が目立たなくなり 模様が退縮して見える個体もいます。