ボールパイソン専門サイト ~ Infinity of Ballpython
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※LilBallsスタッフ一同、モルフについて日々学習しておりますが、情報について100%の保証をすることはできません。 そこで、モルフ図鑑はみなさんと一緒に日々更新していけたらと思っております。間違いやご指摘、画像のご提供お待ちしております。
ボールパイソン TSKアザンティックは、黄色が失われた、もしくは大幅に抑制されたカラーモルフです。 The Snake Keeper
TSKとは、最初にTSKアザンティックを発見したお店の名前です。
また、アザンティックとは下記で詳しく説明しますが、黄色と赤色の色素を担う細胞を消失させる作用を持つ突然変異のことです。
つまり、TSKアザンティックとは、TSKさんが発見した黄色素胞消失の突然変異体、みたな感じになります。
TSKアザンティックは、他のアザンティックと同じように、灰色のモノトーン調の表現を示します。
また、アザンティックの特徴としてアダルトになった際に、体色が茶色になる傾向があります。
他のボールパイソンも退色(ブラウンアウト)しますが、特にアザンティックは退色(ブラウンアウト)の変化が大きいと言われています。
TSKアザンティックは、コンボになるとさらに凄さを増します。
ファイア パステル TSKアザンティックなどのコンボは、白と黒のコントラストがすごく綺麗なモルフです。
ファイアやパステルは、白と黒を強く出したい場合に、TSKアザンティックとよく掛け合わされる組み合わせです。
画像は、TSKアザンティックの繁殖において世界的に有名なブリーダーJD Constrictionの個体(Fire Pastel Yellowbelly TSK Axanthic)です
出典:jdconstriction.com
TSKアザンティックは、TSK Inc.によって1999年に発見されました。
TSKアザンティックと同じような表現をするアザンティックのライン(系統)は、他にVPIアザンティック、MJアザンティック、Joliffアザンティックなどが確認されています。
ボールパイソン TSKアザンティックの尻尾は、体色と同じような色を示します。
まず、簡単にボールパイソンなどの爬虫類の色素について説明すると、爬虫類は以下3つの色素胞を持っていると言われています。
* 黒色素胞・・・茶色および黒色の色素を担う細胞
* 虹色素胞・・・反射する血小板を含む細胞
* 黄・赤色素胞の複合体・・・黄色と赤色の色素を担う細胞
つまり、この3つの色素胞で体色を表しているのです。
上記触れた3つの色素胞のうち、黄・赤色素胞の複合体が欠損、大幅に減少した突然変異をアザンティックと呼びます。
そのため、ボールパイソンのアザンティックの個体は、ノーマルの黄土色や黒い茶色のような色から黄色味がなくなり、灰色っぽい体色になります。
アザンパイも結構よく見る組み合わせではありますが、モノトーンの表現が好きな方はコレクションしたいコンボかなと思います。
ハイポ(ゴースト)とTSKアザンティックでSK True Ghostと呼ばれることがあります。ちなみに、ハイポ(ゴースト)とVPIアザンティックのコンボはただのTrue Ghostと呼ばれます。
モノトーンの中にもうっすらと淡い黄色が感じられる表現がいいですね。
TSKのLavender Snow優しい感じの白がとても綺麗ですね。このコンボも憧れのSKコンボの1つです。
TSKのシングルだけでは、体色が真っ白になることはないのですが、パステルが入ることにより、体色が明るなり、白と黒のコントラスがはっきりしてきます。
白黒のTSKアザンコンボを目指したいのであればパステルは必須コンボの1つかなと思います。
ファイアも体色を明るくしてくれるモルフです。ファイアは、アザンの発色を上げるために用いられる事がよくあります。
黒と白のコントラストがはっきり現れていて美しいですね。特にJD Constrictionの個体は白黒の表現が綺麗だと思います。
白黒のクラウンコンボすごいですね。。現物みてみたいですがお値段がとんでもないww
個人的には、モハベとTSKも相性いいなと思います。モハベは模様変化のイメージが強いと思いますが、発色も上げてくれて、白と黒のコントラストが綺麗に現れます。
GHIの唯一無にの模様の乱れと、アザンの色味がわさってかっこいい表現になっています。
定番のコンボかもしれませんが、やはりスパイダーとアザンはかっこいいですね。白い体色(パステル ファイアの影響あり)に、蜘蛛の巣のような線...たまらないですね
色がモノトーンのクラウンとてもかっこいいです。人気モルフ同士の2重劣性ということもあり、プライスは、海外で60 ~ 80万ほどする高額コンボです。