ブラックヘッド

ブラックヘッドBlack Head

遺伝子:不完全顕性(不完全優性)

コンプレックス:スパイダーコンプレックス

発見者:Ralph Davis Reptiles

発見年:2002

タイプ:カラー

別名:-

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We also hope to increase the number of ball python fans in Japan.

ブラックヘッドについて

ボールパイソン ブラックヘッドは、体色に大きく影響を与える不完全優性(顕性)のカラーモルフです。
体の基調となる色は、濃い黒色をしている個体が多いです。
また、サイドのお腹付近は色が抜け、炎が燃え上がったような表現をする個体もいます。

体の模様については、エイリアン柄同士の感覚が多少空いている個体が多いような気がします。また、色はオレンジ色や金色、黄土色をしており、体色の黒とのコントラストがはっきりとしています。

ブラックヘッドは、スパイダー、シャンパン、ヒドゥンジンウォマと対立遺伝である事がわかっています。
また、ブラックヘッドを掛け合わせる事で、スパイダーコンプレックス特有のスターゲイジング(仰ぎ見行動/ぐらつき)とよばれる神経障害が抑えられることもわかっています。
その理由は、現在も研究中ですが、一説によるとブラックヘッドのタンパク質の量が、他の対立遺伝より多いことが作用しているなどとも言われています。

ちなみに、近年の研究では、神経障害と思われていたスパイダーコンプレックスの疾患は、神経障害ではなく、内耳の形態異常により、空間認知能力が欠如してる可能性がある事が示唆されています。


歴史について

ボールパイソン ブラックヘッドは、2002~3年にRalph Davis ReptilesによってIncompleteDominantである事が証明されました。
また、ブラックヘッドのスーパー体については、2008年に同Ralph Davis Reptilesによって最初に証明されました。


表現について

ボールパイソン ブラックヘッドの頭は、体色と同じような濃い黒色をしています。
また、ヘッドスタンプは確認できない個体がほとんどで、稀に確認できたとしてもうっすら見える程度です。

ボールパイソン ブラックヘッドの体の基調となる色は、濃い黒色をしている個体が多いです。
また、サイドのお腹付近は色が抜け、炎が燃え上がったような表現をする個体もいます。

体の模様については、エイリアン柄同士の感覚が多少空いている個体が多いような気がします。また、色はオレンジ色や金色、黄土色をしており、体色の黒とのコントラストがはっきりとしています。

ボールパイソン ブラックヘッドのお腹は、綺麗な白色で、マーキングやパターンが少ない個体が多いです。

ボールパイソン ブラックヘッドの尻尾は、体色と同じような色をしています。


ブラックヘッドのコンボモルフのすすめ

ブラックヘッドは、体色に大きく影響を与えるカラーモルフです。
もちろん個体差はありますが、体色を黒くする効果があります。
GHIやブラックパステルなどの黒系のモルフと合わせて、さらに黒い表現を目指すのも良し、明るめのモルフと合わせて淡い色味を目指すのも良しです。
また、シャンパンなどのオレンジ味の強いの表現と合わせて、綺麗な黒とオレンジのコントラストを目指すのも良しです。
ブラックヘッドは、その他クラウンや、ハイポ(ゴースト)、ラベンダー等の潜性(劣性)モルフとも相性抜群です。

クラウン

出典:KINOVA

見た目のカッコ良さ、イカつさから人気のコンボです。
ようやく近年は手が届きそうなプライスまで下がってきましたが、以前としてみな憧れのコンボの1つだと思います。
ここから、レオパードやGHI、スポットノーズ、コンフュージョンなどのイカつめをモルフを追加し、バキバキの表現にしたいですね。

出典:Dream Weaver Reptiles

レオパード ブラックヘッド レッドストライプ クラウンの4重コンボです。
文句なしのかっこよさですね。

ハイポ(ゴースト)

出典:Parpart's Pristine Pythons & More

ブラックヘッドの黒とハイポの表現が合わさり、少し紫を帯びた灰色の表現をしています。
また、ブラックヘッドのお腹の下から上がってくる炎が燃え上がったような表現もぼんやりと現れ綺麗だなと思います。
ここから明るめのモルフなどを追加して、さらに進化した表現を出したいですね。

出典:World of Ball Pythons

かなり好きな表現です。
ここまで淡いオレンジ色を出せるのは凄いなと思います。
また、バターの退縮したエイリアン柄が、ブラックヘッドの影響で感覚が空いた状態で現れているのも綺麗だなと思います。

ラベンダーアルビノ

出典:KINOVA

最近では、ブラックヘッドとラベンダーも人気の組み合わせだと思います。
ラベンダー化することで、黒い部分が白くなり、エイリアン柄はオレンジ色として現れます。
特にブラックヘッドの頭はヘッドスタンプがほとんどないため、ラベンダー化すると頭全体が白くなる特徴があります。
また、個体差がありますが、エイリアン柄同士の間も少し広くなる特徴があります。

出典:KINOVA

表現自体は、レオパード、ブラックヘッド、イエローベリー、ラベンダーの4重コンボです。
こちらの表現は、完全に個体差が関係しているとは思いますが、凄すぎます。

GHI

出典:Morph Jungle

黒い系同士の組み合わせです。
お互いの黒さが合わさり、さらに黒さを増しています。
また、GHIの乱れと穴あきのエイリアン柄の表現がいい感じに現れ、とてもかっこいいなと思います。

シャンパン

出典:Wilbanks Captive Bred Reptiles

個人的には、かなりツボな組み合わせです。
シャンパンのオレンジにくすんだ黒が入る表現が、かなりシックだと思います。


出典:5280 Reptile Room
出典:Nussman Reptiles

他のモルフを追加しても、シャンパン ブラックヘッドの組み合わせの良さが残り、かなり綺麗だなと思います。

モハベ

出典:TSK, Inc.

ブラックヘッドとモハベも定番の組み合わせかと思いますが、やはり相性いいですね。
背中の黒色と、お腹付近の灰色のグラデーションが最高です。

出典:Muscles and Geeks Ball Pythons

ブラックヘッド、モハベ、ハイポ(ゴースト)の3重コンボです。
ハイポが入ることで、色味が薄くなり灰色っぽい表現がとても綺麗ですね。
個人的には、GHI モハベ ハイポより、ブラックヘッド モハベ ハイポの方が好みです。

感動したコンボ

出典:MADD Ball Pythons

ブラックヘッド スーパーシナモン シャンパンの4重コンボです。
どれほど、ブラックヘッドが表現に影響しているのかは謎ですが、とりあえずすごかったので紹介です。

出典:Slash Reptyles

レオパード バター ブラックヘッドの3重コンボです。
レオパード バターの表現にうまく、ブラックヘッドの黒味が乗った綺麗な表現をしています。

出典:Lil Balls

表現的には、ブラックヘッド コンフュージョン レオパード パステルの4重コンボです。
この子はKINOVAからLilBallsにきた、キープ中の子なのですが、模様の表現が雷のように乱れており、とても気に入っています。


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ブラックヘッドのギャラリー&提供画像

ボール

ブラックヘッド モハべ

ボール

ブラックヘッド ハイポ het アルビノ