ボールパイソン専門サイト ~ Infinity of Ballpython
※LilBallsスタッフ一同、モルフについて日々学習しておりますが、情報について100%の保証をすることはできません。 そこで、モルフ図鑑はみなさんと一緒に日々更新していけたらと思っております。間違いやご指摘、画像のご提供お待ちしております。
ボールパイソン パステルは、体色と模様に大きく影響を与える不完全優性(顕性)のカラー/パターンモルフです。
体の基調となる色は明褐色をしており、背面やサイドなど所々に薄黄色の色抜けが確認できます。
模様の色は、個体差が大きいですが、黄色、レモンイエロー、オレンジががった黄色など明るい色をしています。
模様の形はノーマルに比べ歪み、エイリアン柄は、黒い穴が1つ開いた栓抜きやリングのような表現を示すことが多いです。
パステルは、スーパー体になるとさらに体色が明るくなり、背面やサイドなどに見られる色抜した箇所は白色を示します。
また、模様の色は同様に明るさを増し、形はパステルのシングルに比べ、小さく割れ、全体に散らばるように現れる傾向があります。
スーパーパステル オレンジゴースト
ボールパイソン パステルは、1997年にGreg Graziani iとNERDそれぞれによって遺伝性が証明されました。
当初、Greg Graziani iとNERDは、お互い同じような表現をしたパステルの原種を所持している事を、把握していたようです。
初めGreg Graziani iがパステル原種からパステルの繁殖に成功しました。
その際、名前を「Type 2 ジャングル」と呼んでいたそうです。
その後、間も無くしてNERDもパステルの繁殖に成功し、名前を「パステル ジャングル」と名付けました。
Greg Graziani iは、NERDの繁殖成功を知った際「パステル ジャングル」の方が「Type 2 ジャンル」よりキャッチーだと思い、名前を変更するようにしたそうです。
また、それから2年後の1999年ごろ、NERDはパステルのスーパー体の繁殖に成功しました。
このスーパーパステルの誕生は、以前まではボールパイソンのカラーモルフは、劣性遺伝ではないかと思われていた仮説を打ち砕いたこともあり、業界的には衝撃が大きかったようです。
ボールパイソン パステルの尻尾は、体と同じような色、表現を示します。