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シナモンCinnamon
遺伝子：不完全顕性（不完全優性）
コンプレックス：8ボール コンプレックス
発見者：Greg Graziani i発見年：2002
タイプ：カラー
別名：シニー、シナモンパステル
※LilBallsスタッフ一同、モルフについて日々学習しておりますが、情報について100%の保証をすることはできません。 そこで、モルフ図鑑はみなさんと一緒に日々更新していけたらと思っております。間違いやご指摘、画像のご提供お待ちしております。
シナモンについて
ボールパイソン シナモンは、主に体色に影響を与える不完全優性(顕性)のカラーモルフです。
体の基調となる色は、個体差がありますが暗褐色です。
模様は、歪んだ楕円形や鍵穴(ペイズリー柄)のようなエイリアンヘッドをしており、色は明るい焦茶色とクリーム色のグラデーションです。模様はお腹に近い箇所ほど、色がクリーム色になります。
また、シナモンはスーパー体になると模様が全て消失し、全身が焦茶色一色の表現を示します。
ページ下で詳しく記載しますが、シナモンのスーパー体(スーパーシナモン)は、口周辺に奇形がでるリスクがある事がわかっています。
出典：WORLS OF BALLPYTHONS/Crystal Palace Reptiles
歴史について
ボールパイソン シナモンは、2002年にGreg Graziani iより不完全優性(顕性)である事が証明されました。
シナモンは当初、「シナモンパステル」と呼ばれていましたが、現在ではブラックパステルと分けるため、「パステル」をつけずに「シナモン」と呼ばれています。
ちなみに、ブラックパステルは、シナモンと表現が似ており、シナモンの対立遺伝である事が分かっています。
また、ブラックパステルもシナモン同様、スーパー体になると全身が焦茶色一色の表現を示します。
表現について
ボールパイソン シナモンの頭は、首にいくほど薄い褐色をしています。
また、ヘッドスタンプはあまり確認する事ができず、頭全体が黒と薄い褐色/茶色のグラデーションで覆われている個体が多いです。
ボールパイソン シナモンの体の基調となる色は、個体差がありますが暗褐色です。
模様は、歪んだ楕円形や鍵穴(ペイズリー柄)のようなエイリアンヘッドをしており、色は明るい焦茶色とクリーム色のグラデーションです。模様はお腹に近い箇所ほど、色がクリーム色になります。
また、シナモンはスーパー体になると模様が全て消失し、全身が焦茶色一色の表現を示します。
ボールパイソン シナモンの尻尾は、体色と同じような色をしています。
また、模様の乱れも体と同じような乱れ方をしています。
8ボールコンプレックスの先天性欠損症について
冒頭でも述べましたが、スーパーシナモンとスーパーブラックパステルには口元に奇形が伴うリスクがある事が分かっています。
明確な頻度は解明されていませんが、海外のコミュニティサイトの投稿によると約10%程度確率(40匹中4匹程度)で発生するらしいです。
この頻度を、稀と捉えるか、頻繁と捉えるかはブリーダー次第かと思います。
また、現在はシナモン × ブラックパステルの組み合わせを用いる事で、大幅に奇形のリスクを下げる事ができると分かっています。
シナモン × ブラックパステルの組み合わせは、8ボールともよばれ、スーパーシナモン/スーパーブラックパステルと同じような見た目、表現を示します。
出典：WORLS OF BALLPYTHONS/Crystal Palace Reptiles
■ スーパーブラックパステル
出典：WORLS OF BALLPYTHONS/RegiusCo.com
■ シナモン × ブラックパステル(8ボール)
出典：WORLS OF BALLPYTHONS/Precious Balls
シナモンのギャラリー＆提供画像
