飼育

噛み付くって本当?ボールパイソンの噛みつきについて解説

2022年08月17日

eyecatch

こんにちは、Lil BallsのIgaです。
ボールパイソンを飼育していると、よくこんな質問を受けます。
「ボールパイソンって噛み付くの?」

答えは...「YES!」です。

しかし、噛まれる事に危険性があるか否かは別の話ですよね。
もちろん、犬だって、猫だって噛んできます。

そこで、今回はボールパイソンの噛み付く動作や攻撃性に焦点を当てて、記事を書いていきます。

ボールパイソンは、人を噛むの?

冒頭でも少し記載させて頂きましたが、ボールパイソンを飼育していると噛みつかれる事はあります。
しかし、噛まれる頻度はごく稀で、100匹と触れ合ったら1回くらい噛まれる程度です。(憶測です)
基本的は、ボールパイソンは穏やかな性格で攻撃性はありません。
実際に、ボールパイソンはペットとして安全で飼いやすい蛇としての地位を確立しています。

さらにボールパイソンは、臆病な性格で何かに驚くとまるまる習性があります。
その事からも、ボールパイソンは敵が現れた時、攻撃をするよりも自分を守る習性の方が強い蛇と言えるでしょう。


では、ボールパイソンがどのような状況の時、噛み付くのか?
それは以下のような時、噛み付く事があります。

1. 餌と勘違い
飼育下でのボールパイソンは何度も餌をあげていると、餌をもらう事が習慣化され、たまに餌と勘違いし飛びついてくる事があります。
特に、タブやケースを開けてすぐなどは飛びついて来やすいので注意が必要です。
※タブやケースを開けた時飛びついてくる理由が、100%餌と勘違いしているとは言い切れません。

2. ストレスや不安を感じているとき
ボールパイソンを飼っている方なら何度か見た事があると思いますが、たまにボールパイソンが「シューシュー」と威嚇音を立てている事があります。
その時は、ストレスや恐怖、不安を感じている時なので無理に触らずにそっとしておいた方がいいかもしれません。
威嚇音を鳴らしているときは、噛み付いてくる確率が高くなります。

3. 卵を守る時
どの動物でもそうですが、我が子を守るときには一番攻撃的になりますよね。なので、産卵後卵を取り上げる際は注意してください。

ボールパイソンの歯はどうなってるの?

ボールパイソンには、約100本ほどの歯があると言われています。その歯が、抜けたり、折れたりした場合は都度生え変わるようになっています。
ボールパイソンの、歯(牙)には毒はありませんし、さほど長く大きくはありません。
そのため、仮に噛まれたとしても、毒の影響を受ける事もなければ、深い傷を負うこともありません。

ボールパイソンに噛まれると痛いの?

ボールパイソンに噛まれると、すごく痛いわけではありません。
しかし、歯は獲物をとらえるため鋭いので、ちくっとした痛みと、小さい傷口から出血したりはします。

また、ボールパイソンに噛まれるパターンは「攻撃的噛みつき」と「餌との勘違いでの噛みつき」の2パターンがあります。

攻撃的噛みつきの場合、一瞬で終わります。飛びついて、すぐに顔を戻すので噛み付いたまま離さないなんてことはあまりありません。
この時の痛みはほんの一瞬で、針で刺されたような少ない痛みを感じます。怖いは怖いですが、痛みだけでいうと猫の引っ掻きなどの方が痛いです。

次に、餌との勘違いでの噛みつきですが、この場合は攻撃的噛みつきより痛いです。
というのも、向こうは手をネズミと思って噛み付くので、ボールパイソンが手を餌ではないと理解するまで数回連続で噛む事があります。
自分も何度がやられた事があるのですが、この場合は正直少し痛いなと感じました。

ボールパイソンに噛まれた時の対処法

もし、ボールパイソンが噛みつき、すぐに離さない事があった場合は、無理に引き離そうとせず、ボールパイソンが離してくれるまで待つ方がいいと思います。
無理に離したとしてもそんなに影響はないと思いますが、びっくりして思いっきり引っ張ったりすると、ボールパイソンの顎の骨や歯に負荷がかかる可能性があるので注意しましょう。

また、噛まれた箇所はよく洗い、消毒するようにしましょう。
噛まれてどうにかなったなんて事は、私の周りではあまり聞いた事がないですが、もし噛まれた箇所が腫れたり、赤みをおびてきた場合はすぐに病院に行く事をお勧めします。

ボールパイソンに噛まれないようにする方法

ボールパイソンは、噛むときは1モーション入るので慣れれば「あっ飛んできそうだな」と分かるようになります。
(ブラッドパイソンなど、ノーモーションで飛んでくる対処がしずらい蛇もいます。)

ボールパイソンは攻撃する際、首をS字に曲げ勢いをつけて飛んできます。
なので、首を曲げ威嚇しているようでしたら近くに手を出さないようにしてください。

また、ボールパイソンが威嚇しいる合図として、「シューシュー」と威嚇音を立てます。
そのときは、怒っている可能性が高いので警戒しながら触るようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は、ボールパイソンの噛みつきにフォーカスを当てて記事を書いてみました。

ボールパイソンは穏やかな性格でほとんど噛みつく事はありませんが、餌と勘違いしたり、極度なストレスや脅威を感じると噛む事が稀にあります。
しかし、もし噛まれたとしても、きちんと消毒をすれば重大な怪我につながる事は極めて少ないと言えます。

こんな穏やかでかわいいボールパイソンをぜひ、人生のパートナーとしてお迎えしてみてはいかがでしょうか。

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